世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017 ウズベキスタン17 ブハラ・城壁の周辺には王宮と専用モスクと刑務所があった件

2018/03/12

チャシュマ・アイユブから西に400m程歩くと、正面の柱が妙に印象的なモスクが見えてくる。ボラハウズ モスク(Bolo-Xauz Masjidi)だ。

ボラハウズモスクは、1712年、城の主人である当主「ハン」のために建てられた。ハウズ(池)の名の通り、池の畔にある。作られたときにはハン専用のモスクだったのだけれど、1920年代ブハラがボリシェヴィキロシアに征服されていた時代には、金曜礼拝の場所として使われていたらしい。高さ12mのイワンは、20本の木柱と接している。

その造りは典型的な18世紀の中央アジアスタイルで、小さなミナレットは建立から約200年経った1912年に作れた。典型的と言っても、やっぱり木の柱は目を引くし、その彫刻もなかなか美しい。

「男性は内部の見学が可能」のはずも、ちょうど礼拝の時間で異教徒は遠慮するしかなかったのだが、

案ずることはない、これもちゃんと動画がある。

 

そしてここボラハウズモスクから東側を見ると、そこにはこのモスクのフリクエントユーザーだったハンの王宮、”The Ark”ことアルク城が見える。

この写真だけではなかなか伝わりにくいかもしれないけれど、このアルク城、かなり大きい。1辺200m程の敷地を高さ16-20mの城壁が囲い、内部も盛り土されている。城主であるハンは、ここからボラハウズモスクまでの間に敷かれた絨毯の上を歩いて礼拝に出かけた、と言われる。

ブハラの街や王朝は紀元前4世紀頃には存在し、この要塞でもある城は5世紀頃建てられたらしい。ウズベキスタンの歴史を考えれば要塞であるのは当然で、8世紀にはイスラム帝国と戦って負け(ブハラのイスラム化はこここから始まる)、13世紀にはモンゴルと戦って負け、そして1920年にはソ連と戦って負け、ついに王朝は滅亡した。

もちろん滅ぼされたハンだってそんなに話の分かる人ばかりではなく、アルク城前のレギスタン広場では、多くの処刑が行われた。

まぁこれはウズベキスタンに限ったことではなく、コンコルド広場ではマリーアントワネットが斬首されたし、小塚原では処刑された人が腑分けもされた。世界中どこにでもある話で、かつてこの世で人の命は恐ろしく軽かったのだ。もしかしたら今でもそういう場所があるかもしれない。

そうかぁ、そうかぁ、とつぶやきつつ広場と城壁を周る。

…えっとね、すごく暑いです。

恐ろしく的確な場所ある露店で水分補給。確かこの辺では一番安く1000スムくらいだったと思う。昔タンクには500スムと書いてあったようだ。

城の東側には、城壁が崩れた部分が見える。これはこれでなかなか風情があってよろしい。

そして、アルク城の北東端を更に50m程北東に行くと、そこにはちょっと面白いものがある。ZINDAN(ZINDON)だ。

ペルシャ語で「迷宮」を意味するZINDON(ZINDAN)には「刑務所」の意味もあるらしい。地下の穴に捕虜や人質を投獄する施設とのことなのだけれど、聞きかじりなので間違っていたらごめん。

これも嘘か本当か全然わからないのだけれど、19世紀(1842年?)イギリス人将校がアルク城で公開処刑される前の囚人をここに収容して「虫の穴」”Bug Pit” と呼んでいた、という話もある。とりあえず興味をひいたので、内部を見学してみる。

この扉の中、というか下に囚人たちがいる。人形だけれど。

あまり十分な説明がないため、ZINDAN(ZINDON)の詳細については「昔の刑務所だった」以外が今一つよく分からない。まぁ印刷されたものだからと言ってそれが全て事実とは限らないけれど、もう少し解説文を掲げるか、質問に答えるかして欲しかった。ちなみに有名ガイドブックにはこのZINDAN(ZINDON)がアルク城の中にあるように書いてあるが、どうみても城壁の外にある。

それはともあれ、63Aのバスを降りてからのルートをここでいったんまとめておこう。


地図では無駄に遠回りしているルートもあるが、どこもほぼ最短距離で移動が可能だ。円を描けば半径200-300m程のエリアにこれだけの遺跡があるのは、ここがブハラ王朝の中心部だったから、だ。ここまで歩くと、そろそろ見学も旧市街中心部に近づいてくる。

それにしても、ZINDAN、ZINDON、どっちだよ!!w

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