2017ウズベキスタン19 バスとマルシュルートカを乗り継いで旧市街からブハラ駅まで行き、アフラシャブ号でサマルカンドに向かった件
2018/03/15
ブハラ、アッサラームの朝食は今日もおいしい。
サマルカンドの旧市街には観光レストランは多くあっても安食堂があまりない。歩いて、あるいはバスに乗ってでかければ良いのだけれど、なんだかそれも面倒でこんな夕食ばかり食べていた身と心にこの朝食はうれしい。朝夕を逆転させたいくらいだ。値段から考えればかなりよろしい部屋やロケーションのみならず、朝食で考えても宿をここにしたのはかなり正解だったと思う。ちなみにこの朝食は1人前だ。
(↑こちらは夕食)
サマルカンドへの移動日、もう一度だけ宿からそんなに遠くないチョル・ミナルを眺めに行く。
この建物はカリフ・ニヤザ。クフによりメドレセの守衛小屋として1807年に建てられた。「チョル・ミナル」とは「4本のミナレット」という意味で、これは外見の通り。ただ4つのミナレットはよく見るとそれぞれ違う装飾がなされている。一説には十字架や法輪など世界の4つの宗教を描いているとも言われる。
チョルミナルは小さな建物で、また、この辺りは路地が入り組んでいて、適当に歩いているとなんとなくほんの少しだけタイムスリップしたような感覚にもなる。中央アジアの裏道ってなんだか好きだ。
さて、旧市街からブハラ駅に行くには、市バスとマルシュルートカを乗り継ぐ必要がある。ブハラ駅行きのマルシュルートカは、ラビハウズから西にまっすぐ2.6km歩いた場所にある。地図によると”GYMSHARK-BUKHARA” というスポーツジムの前になるようだ。
2.6kmなのだから歩けない距離ではないけれど、ラビハウズ周辺からは9番のバスに乗れば楽だ。運賃は700スム、約9円ですな。
ちなみにGYMSHARK-BUKHARAから来た道を50m程引き返すと、”BIC MAC” という欧米うらやましいぞ型ネーミングのレストランがあり、ここでランチという手もあるし、バスから道の右側を見ていれば、この店が下車地点のランドマークにもなる。
”GYMSHARK-BUKHARA” 前には何台かマルシュルートカが駐まっているので、その中から駅行きの268番を探す。マルシュは満員になり次第出発するシステムのようだ。これも運賃は700スム。到着時のタクシーが宿の手配で25000スム(≒328円)だったから、合計1400スム(≒18円)はありがたい。
ここからブハラ駅までは約11km。マルシュで約20分の距離だ。
例によってセキュリティチェックを受け、待合室、そしてホームへ。今回サマルカンドまではアフラシャブ号でもエコノミークラスでの移動になる。
タシケントからブハラに来た時のVIPクラスは極めて贅沢だったが、アフラシャブ号に関してならばエコノミークラスだって十分快適だ。日本の新幹線のように3人掛けの席がないのも良いし、足下だって窮屈じゃない。
観光シーズンはとても混み合っていたアフラシャブ号だけれど、混雑するのはタシケントからサマルカンドの間のようで、サマルカンドから先ブハラまでは比較的余裕がある。だからすんなりエコノミーの座席が取れたし、車内にも空席はあった。車窓に広がる砂漠の風景を眺めながら、ゆったりと2時間の移動を楽しむ。
約2時間後、ウズベキスタン最大の観光地であるサマルカンドに到着。
いやぁ、ウズベキスタン国内の移動は、列車に限るねぇ。