世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017ウズベキスタン21 サマルカンド最大の見所であるレギスタン広場の昼と夜 、そして見事なプロジェクションマッピング

サマルカンド観光のハイライトと言えば、レギスタン広場だろう。

「砂の場所」を意味するレギスタン広場は古都サマルカンドの歴史的な中心地であり、美しい3つのメドレセに囲まれている。広場自体はレギスタン通りから柵越しにいくらでも見ることはできるけれど、ここはさすがにいくら貧しい私でも入場料を払って中を歩く。

入場料は27000スム(≒352円)か$7(≒57000スム)。$7を公定レートで換算すると27000スム、ということなのだけれど、こんな場所でドル払いする奴はいない。スムでチケットを買ったら、男女分かれたセキュリティチェックを受け広場の中に向かう。

広場の西側にあるのがウルグベク・メドレセで、レギスタン広場で最も古い。ここは1420年に建てられた。日本では室町時代、応仁の乱の約50年前に出来たと思うと、島国国民としては素直に「すごいなぁ」と思う。

広場の西側に建つのがシェルドル・メドレセ。ここは1636年、ウルグベク・メドレセが完成して約200年後に建てられた。

このメドレセには、ブハラのナディール・ディヴァンベギ・メドレセ同様、「人や生き物の姿を描く」というイスラムの偶像崇拝禁止の教えに反した装飾があることでも知られてている。ナディール・ディヴァンベギ・メドレセが出来たのは、シェルドル・メドレセが完成した14年後、同じ17世紀前半だ。1622-36年のウズベキスタンには、このような装飾ができてしまう理由があったのかもしれない。

ただ、この装飾を施した建築家は責任を取って自殺したという話もあり、だったら最初からやめておけば?とか、装飾を作り直せば?的なことも思うのだけれど、どちらも21世紀の現代まで残されている。

 

そしてレギスタン広場北側に建つのがティラカリ・メドレセ。ここは1660年に建てられたレギスタン広場で最も新しいメドレセだ。

他の2つのメドレセ内部には土産物店が詰め込まれているけれど、ここティラカリ・メドレセは内部の美しい装飾を見学するように整備されている。ティラカリとは「金箔を施された」という意味であり、その名の通り礼拝所などでは金色を荘厳に使った美しい装飾がなされている。

メドレセには青く塗られたミナレットが目を引く。砂漠地帯の青い空に溶け込むようで溶け込まないこの青が、「サマルカンドブルー」なのだろうな。

 

レギスタン広場とメドレセは昼間でも十分に見応えがあるのだけれど、日没後がまた美しい。

しかもこの美しい建物では、定期的にプロジェクションマッピングの上映がなされる。

プロジェクションマッピングがはやりだした頃、「とりあえず建物に映像を投影すればいいんでしょ」的な出来の悪いものも良くあったけれど、そこは国の誇りでもある世界遺産、その出来はなかなか良い。ゆったり見たい人はチケットを買って広場の椅子に座ることもできるけれど、レギスタン通りから柵越しにでもこのショーはよく見える。

このショーのフルバージョンがあったので、ここに貼っておこう。

結構楽しかったので翌日も同じ時間に見に行ったのだけれど、私がいた期間、ショーはこの日しか行われていなかった。サマルカンドに行くのなら、このショーの日程を確認しておいて損はないと思う。ちなみにサマルカンドでは「プロジェクションマッピング」というより「レギスタン広場の3Dショー」と言った方が通りが良いようだ。

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