世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017ウズベキスタン23 ビビニハム王妃の眠る廟を外側だけ眺め、ショブバザールでシャーベットと抗生物質を買った件

2018/03/20

ビビハニム・モスクで廃墟感を堪能して外に出ると、対面の広場にこんな廟があった。ビビハニム廟だと言う。え?あのビビハニム?建築士の手管でキスをしてしまい、ミナレットから落とされたというティムール王妃のビビハニム?

詳しい事情は分からないのだけれど、この廟は1390~1400年頃に建てられたティムール王朝の女性の廟らしい。となると王妃ビビニハムも葬られていることになる。ティムール王の墓所であるグーリ・アミール廟から約3km離れたこの場所に葬られているのは、宗教上の理由なのか、それともビビニハム・モスクの言い伝えに関係があるのか、私には分からない。

モスクもひっそりしていたが、ここはもっとひっそりとしている。まぁこぢんまりとしている割には入場料が10000スムとお高く観光客も少ないのだろう。ビビニハム王妃の悲劇を知っていると多少は沸く興味も、10000スム(≒130円)という金額に勝てないこともありそうだ。

たかだか130円と言うなかれ。10000スムは10000スム、レストランで生ビールが3杯飲める金額だ。それにサマルカンドでは言われるままに入場料を支払っていると、お金も時間も浪費することになる。

 

ビビニハム廟を少しだけ北上すると、今度は賑わう市場があった。ショブバザールだ。

崩落し一度は廃墟と化したビビニハム・モスクと同じ時期からあるこの市場は、600年を過ぎた今も賑わいを見せる。ああ、誰かが歌を歌っている。中央アジアの旋律だ。良く通る声だ。いいなぁ。

スムージー、なんて良い物じゃない、シャーベット。果汁がどれだけ入っているか怪しいものだが、暑さ対策に1杯いただく。この日は気温が38度くらいだったと思う。湿度が低いので蒸し暑くはないけれど、体を冷やすのは多分良いことだ。ちなみにお腹の対策は特にしていない。

 

お腹は大丈夫かな、とほんの少しだけ考えていたら、薬局があった。

実は私はウズベキスタンの砂漠気候を多少なめていたかもしれない。サンダルで歩いていた踵はひび割れ、眼球が乾いていた。ブハラのラビハウズ前の薬局では輸入品の目薬が$8と、とても手の出る金額ではななかったが、ここの目薬は4-5000スムだったと思う。滅菌クリーム、絆創膏と一緒に買い込む。帰ったら点眼して、寝る前には踵の治療をしよう。

 

ついでに、喉の弱い私はウズベキスタンの抗生物質事情について尋ねてみると、「あります」とのこと。どうやらウズベキスタンでは医師の処方箋なしで抗生物質が手に入るようだ。お値段は10000スム代だったと思う。

ウズベキスタンでは西欧の医薬品の入手は難しく、手に入る薬の多くがインド、中国、ロシア製らしい。見せてもらった薬の箱にも、「抗生物質 "Antibiotics"」を思わせるロシア語が書かれていた。

ウズベキスタンでは抗生物質の乱用による耐性を持つ薬剤耐性菌の発生が問題になっている。偽薬品も出回っているらしい。この話、インドネシアでも聞いたことがある。薬剤耐性菌の問題は深刻で、WHOも厚生労働省も抗生物質の使用を減らすことを提言しており、医師でもない人間が自己判断で使うなど論外だ。

でも、今の苦痛をなんとか取り去りたい気持ちは喉の手術をした私にはよく分かる。ウズベキスタンの医療事情は良くない。SOSインターナショナルのヘルスマップでは中国、インド以下の危険地域とされている。できれば使わないに超したことはないけれど、と、1箱買ってしまう。

(上の地図は http://www.internationalsos.co.jp/healthmap/index.html より引用)

お叱りの声はあるだろう。その声は正しい。全くもって正論だ。しかし、ヘタレな私は万一に備えこの1箱を鞄の隅に置いておきたかった。

もちろん何かがあったら病院に行く。1年前にテヘランで喉を痛めたときだってちゃんと病院に行き「初めての日本人患者」だと驚かれた。保険だってカードのものだけれど、ちゃんと複数入っている。(クレジットカードの海外旅行保険は、一般的に死亡を除き補償額が合算される)。でも、それでも、この一箱は少しだけ私に安心感を与えてくれる。

だったら日本で医師にもらっておけ、という話でもあるな。

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