世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017ウズベキスタン24 11世紀からの歴史が続くシャーヒズィンダ廟群で、連なる墓所の小径を歩いた件

ショブバザールから500m程西に歩くと、シャーヒズィンダ廟群がある。

シャーヒズィンダとは「生ける王」の意味であり、シャーヒズィンダ廟群には11世紀から19世紀までの間に建てられた20以上の廟が並び「死者の通り」とも呼ばれるのだそうだ。

ゲートを入ってすぐ廟群に続く階段があり、ここは「天国への階段」と呼ばれる。一部の人は、この言葉を聞いただけでレッドツェッペリンのあの曲を思い出すだろう。私の左手も思わず仮想ギターの5フレットをバレーしそうになった。思春期の刷り込みはオヤジになっても消えないものだなぁ。

 

ちなみにこの階段の段数を数え、登りと下りが同じ段数だったらその人は無事に天国にいけるとのこと。おお、そうかそうか、天国はその人の行いや魂ではなく注意力でその門を開くか。

階段を上るとその先は小径となっていて、左右に青いタイルで彩られた廟が並ぶ。なるほど、シャーヒズィンダ「廟群」だ。

廟なのだから当然内部には棺がある。

だがこの棺、全てが誰のものであるかは分かっている訳ではない。廟の出来た時期は推測できても「埋葬された人物は知られていない」とされるものもある。14世紀後半、ということはティムール朝の関係者なのだろう。ここにはティムールの子や姉弟など王朝関係者の廟が多い。

この廟群は建物の建つ高さから3つのグループに分かれる。天国への階段を登る前のエリアにはカーディー・ザーダ・アッ=ルーミーを祀る霊廟が、階段を登った先にはティムールの姪シャーディ・ムルク・アーガーやティムールの妹シリン・ベク・アーガーの廟が、そして最北部(高部)には最初期1350年に作られたホージャ・アフマド廟やクッサム・イブン・アッバス廟がある。

最北部になると、霊廟もここまでの「大霊廟の参道沿いに建てられた廟」という感じではなく、敷地にも余裕が感じられる。

↑ Mausoleum of Khwaja Ahmad

「天国への階段」を登り最北の突き当たりにあるクサム・イビン・アッバス廟(Mausoleum of Kusam Ibn Abbas)はその内部の礼拝所も見学できる。ここはシャーヒズィンダ廟群の中で、もっとも古い建物だ。ちなみにクサム・イビン・アッバスは預言者ムハンマドの従兄弟だったとされる。となると6ー7世紀の人物で、廟とは言っても礼拝所的な場所だったのだろう。

ちなみにこのドアは3回通ればメッカ巡礼と同じ功徳を積むことになりという話がある。ウズベキスタンには、こういう参拝功徳を説く場所が少なくない気がしないでもないなぁ。

ちなみにシャーヒズィンダ廟群について「11世紀からの歴史を持つ」という場合、その11世紀はここクッサム・イビン・アッバス廟にあるミナレットが建てられた時期を言うらしい。初期の廟が建てられたのが1350年代だとすれば、11世紀に建てられたミナレットは礼拝や儀式のための施設の一部だった、と考えるのが妥当だろう。

シャーヒズィンダ廟群の入場料は10000スム(≒130円)。ビビニハム霊廟と同じ入場料だけれど、ここは見逃す手はない。

アフラシャブの丘の南端にある100m程の小径は、霊廟に相応しい緻密な彫刻やデザインを楽しむだけでもその価値はあるし、ビビニハム廟でティムールの奥様にお会いできなくとも、ここに来ればティムールの親族に会うことはできる。

それに、シャーヒズィンダ廟群の更に奥には、霊廟に引けを取らないちょっとした見物もある。

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