2017カザフスタン3 アルマトゥイ観光もそこそこにバスターミナル近くの安ホテルに移動した件
アルマトゥイはカザフスタン第2の都市だ。
しかし正直シムケント同様見所は多くない、というか、あまりない。民族楽器の博物館や教会、少し郊外に出れば渓谷やらスキー場などもあるけれど、あまり食指が湧かない。
カザフスタンだってあんなに広い国なのに、個人的に行ってみたい場所は、チュラタムのバイコヌール宇宙基地(ロシア領扱い)とトゥズバイル塩湖位だ。バックパッカー視線なのかもしれないけれど、カザフスタンという場所は「昔から観光的に今ひとつ」とよく言われていた。
今回カザフスタンに来たのも、「ぜっかくのビザ不要期間だしウズベキスタンから空路で戻るくらいなら、シムケント→アルマトゥイ→ジャルケント→コルガス(霍尔果斯)→イーニン(伊宁、カザフ語だとグルジャ)の陸路ルートを行ってみたい」という移動欲のためであり、カザフスタンは移動がてら見学すれば良い、くらいの気持ちだった。
アルマトゥイは大都会なので地下鉄もある。ジャルケント行きのバスが出るサイランバスターミナルまで、まずは地下鉄で Moscow駅 に移動する。
(この地図は公共交通機関を反映していないが。abay Avenue 2 が地下鉄モスクワ駅、utegan batyr street 15がサイランバスターミナルになる)
地下鉄モスクワ駅からはユテゲンバタ通りを北側に向かうトロリーバスに乗る。バスの頻度は多くないしここからバスターミナルは2km程度の距離なので、歩いてしまっても構わないと思う。
サイランバスターミナルに到着し、まずジャルケント行きのバス発車時刻を確認。
バスターミナルにはATMや両替所もあるので、中国側からやってきてもテンゲには困らない。
アルマトゥイからジャルケントまで、2017年8月で、9:00、12:30、16:30、21:55、22:45発の5便。距離は約300kmで4時間以上かかるので、夜便は避けたい。宿に向かう前に、朝9:00発のチケットを購入する。お値段は2000テンゲ(≒668円)。カザフスタンは交通費が安くて助かる。
チケットを確保し、バスターミナルから約300mの距離にある安ホテルVISITへ。
バジェットツインが5000テンゲ(≒1671円)、ダブルが10000テンゲ(≒3343円)の安ホテル、もちろん泊まるのは共用シャワーのバジェットツイン。味も素っ気もないけれど、サイランバスターミナルに近いのがよろしい。このホテルはバスターミナル周辺の宿の中で一番安いし一番近い。
荷物を降ろし、街に出る。といっても、宿の周辺だけれど。
まぁ、何があるって訳じゃない。お腹が空いてきたので、バスターミナル周辺の食堂をのぞく。場所柄中国からの客も多いのか、漢字の張り紙がある店もある。
私は中国に向かう身なので、なにもわざわざここで中華を食べる必要はない。できるだけカザフスタンらしい、それで安そうな店に入ってみる。
うーむ、作り置きの料理がカザフスタン、っていうか旧ソ連らしい。多くのメニューが450テンゲ(≒150円)とお安いのも大変によろしい。カザフ語ができない身としては、指を指して注文できるのもありがたい。ビールのつまみにソーセージを1本焼いてもらう。
お腹を満たして宿へ戻る。
VISITは規模の小さな安ホテルだけれど、一応Wi-fiも飛んでいる。この旅行から本格稼働したyogabookでジャルケントからイーニンへのバス時刻を調べたのだが、相変わらずジャルケントから先のスケジュールが分からない。
もうこうなったら、行き当たりばったりモードしかないなぁ。