世界、大人の社会科見学!

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中国

2017中国新疆4 喀賛其民俗旅游区はその周辺の生活エリアが興味深く、平安巷路には秀逸なマッサージ店があった件

イーニンは中央アジアの街だ。街中の看板にもウイグル文字が目立つし、1元とお安い市内バスに乗っていても漢民族とは色彩感覚の異なるウイグル人の人が、車内の空気を少し変えている。

そんなイーニンには、街の南部、新華東路と胜利南路の交差点近くに、喀赞其民俗旅游区(喀賛其民俗旅游区)という観光スポットの入口門がある。


喀賛其民俗旅游区はウイグルの街並を売りにした観光スポットであり、「喀赞其(カザンキ)」とはウイグル語で「鍋を作る人々」を意味する。なんとなくカシュガルの職人街を思わせるが、ここ喀賛其民俗旅游区もカシュガルの職人街に負けないくらい観光地化されている。

しかしそんな中にも見所はある。まずは陝西大寺。喀賛其民俗旅游区に近い、木造中国風のモスクだ。

工事中で残念ながら中に入ることはできなかったが、それでも瓦屋根の上にそびえる三日月がこの建物がモスクであることを主張する。ドームのある石造りを見慣れた目には新鮮だ。

石造りの塔は、胜利南路の南端から見えたので近くに行ってみる。

入り口は閉鎖されていて、露店が壁に箒を並べている。解説文どころか名前も書かれていない。見たところそれほど古い物には見えないのだけれど、曰くはあるのだろうな。

観光馬車が走る道を歩いてみる。

面白くないとは言わないけれど、旧市街を観光地的に整備しようとしてできた安っぽさも隠しきれない。このエリアが旅游区として整備されたのは2007年、良くある観光古鎮と同じ方向を目指してしまったのかもしれない。

もともとこのエリアから南はイーニンの旧市街であり、上の地図を拡大してもわかるように幹線道路が少なく細い道が網目のように入り組んでいる。喀賛其民俗旅游区はその一部に過ぎず、生活感を感じる興味深さはむしろ旅游区を外れた地域にある。私は17番のバスが通る平安巷道周辺が好みだった。

 

 

ここは大型車などすれ違えない程道が狭く、17番などのバスは街路樹の枝をなぎ払いながらここを無理矢理通る。喀賛其民俗旅游区のような化粧っ気はないけれど、地味な料理店や雑貨屋が楽しい。そんな平安巷路には、こんな店があった。

ALdos。ウイグル語がほとんどの看板だけれど、マッサージ店のようだ。そういえば私は中央アジアでマッサージを受けたことがない。ここ数日の強行軍で体も疲れている。まずは店内に入り、入り口の胡散臭そうなオヤジに値段を聞いてみた。

  「マッサージおいくらですか?」

  「100元だよ」

  「2時間で?」

  「いや、1時間で、だ」

マッサージが1時間で100元というのは、中国としてがはお高い気がする。私が行くようなクラスの店だと、1時間50元、大都市で70元位が相場だと思っていたのだけれど、辺境のイーニンで1時間100元とはずいぶんお高いじゃないか。それとも、辺境だからこそ高いのか?ウイグル文化的価格だと高いのか??

ちょっと迷ったけれど、好奇心と体の疲れに勝てず、言われるまま施術室に入る。そこには先客がいた。

(↑ もちろん許可を得て撮影している。)

少し待って私の順番になる。店の看板はウイグル語だったけれど、施術の方法は中国の一般的な推掌と変わらない。ただ、この青年は施術が大変丁寧で的確、つまり巧い。100元は高いと思ったけれど、深セン辺りの店が主張するところの「高級技師」による施術だって100元だったりするし、その価値があるマッサージだ。

1時間のマッサージが終ったとき、青年はきれいな英語でこういった。

 「ありがとうございました。50元いただけますか?」

 

私は大喜びで50元を支払い、青年と固い握手を交わし、例のオヤジに見つからないように足早にバスに飛び乗った。

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