2017中国新疆13 例によって上海浦東空港近くのトイレに壁のないホテルに泊まった件と、プライオリティパスが使えるファーストクラスラウンジの朝食と、中国東方航空MU523便/上海→成田の機内食
2018/09/19
ウルムチを13:35に出発した中国南方航空CZ6875便は、18:00に上海浦東空港に到着した。
ウルムチから成田まではその気になれば同日乗り継ぎも不可能ではないのだけれど、オーバーナイトではないと言え早朝発の深夜着は疲れるので、上海に1泊する日程を取った。上海には私が大好きな、あのホテルがある。「ジンユエ99」こと上海景悦99客桟江鎮店だ。
ここに泊まるのは何回目になるだろう。ちょっと本気で紹介しようと、この旅行が終わった直後にホテルのレポートだけはアップしたので詳細はこちらを見ていただくとして、それでもこの写真だけはどうしても今回も載せておきたい。
部屋の中央にシャワーブースはまだ良いとして、トイレに壁が全くないホテルというのは世界中で私はここしか知らない。刑務所かよ、だ。
誤解を招かないように書くと、ジンユエ99はそんなに悪いホテルではないのだ。車の発見が極めて難しくなったけれど空港への送迎もあるし、エアコンだってwi-fiだってある。シャワーブースにはボディソープやシャンプーもあるしドライヤーもある。上海としては破格1泊109元なのにちゃんと窓もある。
おかしな安宿よりはよほど快適なのだが、惜しいことに、いや、うれしいことにトイレに壁だけがない。
今回もむき出しの便器を使う異文化体験を噛みしめ、空港への送迎バスに乗る。空港からのピックアップは無料だけれど空港へのバスは10元だ。
チェックインと出国検査を済ませ、プライオリティパスの使えるファーストクラスラウンジへ。ジンユエ99には朝食なんて気の利いたサービスはないので、ここで朝食をいただくのだ。
実は77番ゲートの近くには同じくプライオリティパスが使えるようになった "77号貴賓室/NO. 77 CHINA EASTERN PLAZA PREMIUM LOUNGE" があったのだが、この時はその存在を知らずファーストクラスラウンジに飛び込んでしまった。でもまぁ、その辺の安ホテルよりはよほど充実した朝食がいただける。
しかし聞くところによると、77号貴賓室はとても広いし、食べ物の種類もここの倍以上あるようだし、ヌードルバーもあるし、シャワーもあるみたいだから、次回からは向こうに直行、だな。実はファーストクラスラウンジはトイレも少なく狭い。
上海浦東発成田行き、中国東方航空MU523便。
機材は往路同様パーソナルモニタ付きのA330。パーソナルモニタなどないナローボディのA320やA321を飛ばすことが多かった中国東方航空の上海/成田便だけれど、この頃からA330を飛ばすことが増え、今では9割方A330-200かA330-300が飛んでいる。めでたいことだ。
特にビジネスクラス利用者のみなさんにとっては、A320の狭いシートと新型A330のフルラットに近いビジネスとでは、雲泥の差だろう。私には関係ないけれど。
機内食は私の座席では選択肢なしの焼き飯1択。もしかしたら前方座席でも同じだったかもしれない。
何本かある邦画を眺めながら成田までの2時間45分を過ごす。LCCに比べれば贅沢極まりないし、レガシーとしても私には十分だ。
昔キルギスに行ったときも、今回ウズベキスタンやカザフスタンに行ったときも、中国のウルムチをゲートシティにして陸路や空路で移動した。ウズベキスタンだけなら成田から週2便飛ぶウズベキスタン航空で飛ぶのも悪くないけれど、少し時間に余裕があるのなら、中国のウルムチやイーニン経由でこのエリアを回るのもなかなか楽しいと思う。
少なくとも、私はとても楽しかった。