世界、大人の社会科見学!

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国内旅行

2018MP9 羅臼ビジターセンター裏で間欠泉を見て、「ソーセージ」こと”97B-5”の悲劇を知り、ライダーハウスでもあった観光ホテルの廃墟を見た件

4月下旬まで全面通行止めだった知床横断道路は、GWには昼間のみ通行が可能になっていた。昼夜とも通行が可能になったのはつい最近の5月23日。知床の雪は深い。

知床には、知床八景と呼ばれる景勝地がある。知床五湖、オシンコシンの滝・カムイワッカの滝・フレペの滝の3滝、オロンコ岩・夕陽台・プユニ岬の海の景色、そして知床峠なのだが、多分この場合の知床峠は羅臼岳を見上げる展望台のことを言っているのだと思う。今回はそんなところに行っている時間はないので、羅臼近辺を少しだけ見学することにする。まずは、羅臼ビジターセンター

ここは知床を訪れる人に自然を楽しむための情報を提供する「ビジターセンター」だ。だが、今回のはほぼそのビジターセンターだけを見学するだけという、なんともいびつな知床観光なのだが、たった5000マイルでの特典旅行なんてそんなものだ。知床の空気が吸えただけでもよしとする居直りも必要かもしれない。なにしろ自分は「特典航空券で静岡から首都圏の自宅に帰る途中」なのだから。

館内にはシャチの骨格標本やヒグマの剥製、知床に関する展示や標本、更には知床の四季を紹介したビデオなど、入場無料の割になかなか見応えがある。これが市町村の「資料館」なら300円くらいの入場料でも不思議はない。さすが環境庁設置の施設だ。ちなみに運営しているのは知床財団という公益法人らしい。

入り口に「間欠泉への行き方と噴出予想時間」というパネルがあった。よく見てみるとあと2分で予想時間らしい。入口のスタッフさんに間欠泉までの距離を聞くと「歩いて2~3分程度」とのことで、慌ててダッシュする。

間欠泉の高さは1メートルあっただろうか。正直、想像よりしょぼい控えめな噴出だったけれど、昔はもう少し勢いがあったらしい。それでも全く予備知識なしに間欠泉が見られたことに感謝、だな。

出発前にトイレをお借りしたら、ちょうど目の高さにこんなカードが貼ってあった。

「エサやりが熊を殺す」

この写真を撮っていたら、トイレにいらしたスタッフさんが「よかったらそのカードは入り口にあるので、持って行って下さいね」とおっしゃる。うわぁ、全然気がつかなかった。だからトイレの全ての便器上に貼てあったのか。間違いなく目につくもんなぁ。(そして実はこのカードは羅臼の別のトイレにも貼ってあった。結構あちこちに貼っているらしい。)

裏には、「ソーセージの悲しい最後」という文章が書かれている。コードネーム”97B-5”、あるいは「ソーセージ」と呼ばれたこの熊は、観光客からソーセージを投げ与えられてからその味を覚え、道路沿いや市街地に出向くようになり、必至に追い払うスタッフの努力もむなしく小学校の近くでシカの死体を食べ始めた後、ライフルで駆除された。

みんな常識として野生の動物に食べ物を与えてはいけないことは知っている。しかし、動物に餌を与えるという行為が楽しいこともまた事実だ。このことは、世の中に溢れる有料で動物に餌を与えるアトラクションが証明している。そこには基本悪意はない。なるほど、知床中のトイレに貼るわけだ。知識として知らなければいけないこと、だもんな。

なるほどなぁ、と思いつつ坂を下がると、ホテルの跡が見えた。知床観光ホテルだった建物だ。このホテルは一時期ライダーハウスを兼ねていた時代がある。ただすぐ近くに常連が多い人気のライダーハウス白樺があり、しかも白樺にはあった寝具がここにはなかった。観光ホテルには泉質の良い温泉大浴場があるというアドバンテッジがあったけれど、徒歩圏内には熊ノ湯もあり、どちらかというと白樺の方が人気があった気もする。

私はここに泊まったことはないのでなんとも言えないが、ネットに残る口コミを見るとあまり人気の宿でもなかったようだ。平成22年に廃業したようなのだが、閉鎖8年で貫禄の廃墟感を醸し出している。あまりの貫禄に、通り過ぎる人の多くが車を停め写真を撮っている。まぁ私もなんだが。

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