世界、大人の社会科見学!

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中国

2017重慶13 美心洋人街の巨大露天トイレで文化の違いを痛感した件

美心洋人街にあった性のテーマパーク ”Love Land” は、2009年5月にその開園が発表されたが、直ちにその計画は中止された。

市当局の「低俗極まりない内容で実に不健康。教育的意義もなく社会に悪影響をもたらすだけ」との指摘を受けての措置で、オープン前に既に作られていた怪しげな彫像は全て撤去された。今の洋人街には ”Love Land" ではなく ”Love” の文字が描かれた丘があるだけだ。

性公園のオープン前取り壊の頃のニュースを見る限り、「中国で性を論じることはいまだにタブー。しかし性教育をはじめ性に関する知識の習得は必要。この公園はあくまでも民衆のためのもので、多くの人々が我々の考え方を支持している」という担当職員の詭弁より、市当局の指摘の方がごもっともな印象を受ける。この種のテーマの展示施設は世界のあちこちにあるけれど、その中でもかなりダメな部類だったように思えた。

しかし、ここではもう一つ、生活の中では隠しておくべきジャンルに関する、展示、というか施設がある。トイレだ。

「世界最牛的厠所」

何が「最も牛なのか?」と思ったのだが、中国語で「牛」には頑固、偉そう、やり手という意味もある。まぁ「世界で一番ご立派なトイレ」くらいの意味なのだろう。とりあえず男子トイレの中に入ってみる。

 

至る所にトイレ、トイレ、トイレ、建物の中が全てトイレだ。「ギネスブック公認」「一度に2000人が利用できる」などと適当な報道がされたのだけれど、実際にはそんなに大きくはなく便器の数は100程度、男女合計しても200程度のようだ。白髪三千丈ですな。

過剰な報道もされたこの「世界最牛的厠所」が重慶市民の自慢なのかというと、実は必ずしも良い評判だけではなく、「悪趣味」「中国の恥」的な意見もあるらしい。実にまっとうな感覚だ。

この日は利用者がほとんどいなかったから良いけれど、もし全てのトイレが使用されていたら、ここはかなり居心地の良くない場所だろう。きちんと清掃されていることだけが救いだ。

別の入り口には屋根の小便小僧がいて、行き交う人々に水をかける。こういうことを面白がるのは、うちの国だと小学生まで、だ。

 

なんだかなぁ、と呆れるのだが、洋人街にはもう一カ所、やはり巨大で怪しいトイレがある。「大瞼辮??…」、読めねーよ!!

「不想解手的屁股不是好屁股」。大きなお世話、というか、情けないよ。

「入厠三字経」。ちんけな居酒屋のトイレに貼ってあるあれの中国語版だな。でも「入厠歌」はないわ。

ここも「世界最牛厠」並みに多くのトイレがあるのだけれど、若干まっとうな印象も受ける。普通のトイレなのがよろしい。

と思ったら、これだ。

個室にだって容赦ない。

露天がどうのこうの以前に、これ、雨降ってきたら困るだろ??

露天厠はものすごく落ち着かない。もしかしたらどこかから見られてしまうんじゃないか、と心配になる。と思ったら、それは考えすぎではなかった。丸見えじゃん!

まぁ、トイレに関する文化は国によって様々だし、ドアや壁のないトイレも珍しくない中国では、露天厠も「極めて異質」ではないのかもしれない。

上海・浦東では室内に便器がむき出しのホテルを愛用している私としては、多少の羞恥心やおちつかない気持ちも「文化の違い」の一言でスルーできる自信もある。でも、ここのはなんだか、ちょっと「見世物」的な空気も漂って、下品なんだよなぁ。

さて、Love の丘に戻ると、ここには妙にロマンチックな坂道があって、友人や恋人達がその心を誓う落書きなんかもしている。

 

でも、ここ、露天的厠の裏山ですから。

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