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国内旅行

2018青春18きっぷで行く大阪1 休日の東海道線でついついグリーン車に乗り、和田岬線でノエビアスタジアムまで遠征した件

7月の週末、神戸にどうしても外せない用事があったので18きっぷを使った。

Jリーグの日程が発表されるとまず気になるのが18きっぷが利用できる期間のアウェイ戦だ。新幹線を使うのは予算的に厳しいけれど、18きっぷなら片道2370円で北は仙台から西は神戸程度なら無理なく遠征できる。

もちろんLCCも悪くはないのだけれど、18きっぷの場合現地の電車代も節約できるので、割安感が大きい。神戸戦は18きっぷ遠征では理想の目的地の一つだ。しかも今年はイニエスタ様まで拝める。

ということで早朝の東京駅にやってくるのだけれど、ここでいつも悩むことがある。グリーン車の誘惑だ。

神戸まで、そして試合が終わった後大阪の安宿まで戻ってこられて2370円なのが18きっぷの魅力なのに、グリーン車になど乗ってしまっては「安上がりなアウェイ遠征」というコンセプトをぶち壊しにしてしまう。

しかし、休日のグリーン券は平日よりかなりお安い。平日なら熱海まで事前購入で980円/車内購入で1240円のところ、休日なら車内購入1040円/事前購入780円になる。

少し早起きして朝食のお弁当を抱えた身には、熱海までの116分をグリーン車で過ごすのは魅力だ。しかも次の列車は沼津行き、更に20分(21.6km) 余計に乗れる。テーブルで朝ご飯をいただいてリクライニング席で少しうとうとの誘惑はなかなか強烈だ。自販機が「おいでおいで」しているぞ…。

ホームを見ると人はそれなりにいる。多分座れないことはないけれどクロスシートはちょっと頑張らなきゃ厳しそうだし、ラーメン1杯分くらいいいかなぁ、と今回も誘惑に負ける。

またやっちまった。

ちなみに沼津行き電車に乗るときでも自販機のグリーン券は熱海までしか買えない。これは熱海までがJR東日本でその先がJR東海になるからなのだが、これはアテンダントさんに申し出ることで無料で沼津行きに切り替えてくれる。そのまま乗っていることも不可能ではないらしいのだけれど、ちゃんとシステムがあるのだから利用した方が良い。

大阪まで約10時間、そのうち2時間だけのグリーン車なのだけれど、テーブルでの朝食とリクライニングでのうたたねは、長い旅行のスタート祝いに悪くはない。「780円の使い道としてはなかなかではないか」と、毎回自分に言い聞かせている気もする。

そして沼津からは恒例JR東海のロングシート乗り継ぎを含めて8時間。飛行機ならハワイまで行けてしまう時間だけれど、電車には車窓風景もあるし体もそこそこ動かすことができるので、個人的にはさほど苦痛ではない。クロスシートの窓側に座れた時等にはもう大喜びで車窓風景に見入る。

 

試合開始までまだ少し時間があるので、灘で途中下車。人と防災未来センターに立ち寄る。ここは以前から行きたいと思いつつその機会がなかった場所だ。

1995年の阪神・淡路大震災に関する記録や展示があるこの施設は「阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすことを通じて、災害文化の形成、地域防災力の向上、防災政策の開発支援を図り、安全・安心な市民協働・減災社会の実現に貢献することをミッションと」して兵庫県が設置、公益財団法人が運営をしている。

入場料は600円と必ずしも安くはないが、3つのシアターと被災者のインタビューを含む震災に関する展示は一度は見ておきたかった。

シアターの内容や展示方法にはまだまだ工夫の余地があるとも思うけれど、それでも来て良かったと思う。

 

再びJRに乗り兵庫駅へ。ここからはノエビアスタジアムに近い和田岬駅まで、全長僅か2.7kmの和田岬線に乗り換える。

和田岬線は正確には山陽本線であり、その兵庫↔和田岬間2.7kmが「和田岬線」と呼ばれている。印象としては山陽本線の盲腸線であり、兵庫駅9:10発の電車の次は17:16分発という通勤客にのみ特化した、実に摩訶不思議な路線だ。

兵庫駅の改札には人がおらず、インターホンで「18きっぷで和田岬に行きたいんです」というと、「きっぷをカメラ下に置いて下さい」と言われ確認後にゲートを開けるシステムだ。ちなみに和田岬駅に改札はない。前払いのバスかよ、だ。

運の良いことに試合のあった土曜日には17:30発、18:05発、キックオフギリギリ感が漂う18:35発の3本もあり、18きっぷ利用者としては余計な地下鉄代やバス代を節約できて大変にありがたい。

イニエスタ先発予想で盛り上がるノエビアスタジアムに到着する。ちなみに地下鉄を利用する場合には和田岬駅より御崎公園駅の方が便利だ。

今回も紛失の心配がないQコード発券をしたのだけれど、バクスタ側で紙チケットに切り替える必要があった。JリーグチケットのJ1戦ではQRコードで各ゲートから直接入場できるスタジアムがほとんどなのだけれど、神戸は違う。ヴィッセルのチケットが楽天チケット扱いであるせいもあるのだろうか。個人的にはポイントもたまるしこれはこれでいいけれど。

ノエビアスタジアムは3万人規模と大きい上に屋根付きなの天気を心配せずにチケットが買える上、座席空調なるシステムまである。台風12号のために試合延期の可能性もあったこの日も、無事に試合が実施された。

安くはない交通費や宿代を支払ってやってきたアウェイ客にしてみれば、この「試合延期」はかなり痛い。大抵の場合延期の理由は積雪や悪天候なので、試合ろころか観光すら楽しめなくなることが多いのだ。

まぁ18きっぷでやってきて西成・新今宮の簡易旅館に泊まる身としては、「安くはない交通費や宿代」とは言いにくいけれど。

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