2018大邱2 まずは大邱の町を徘徊し、夕食にハニル食堂でタロクッパをいただいた件
2018/08/10
エア釜山で大邱に飛び、東大邱のラブウェイモーテルに到着したのはまだ夕方の4時前だった。移動日とはいえ、せっかくの大邱を徘徊しない手はない。
いきなり繁華街に出てしまうと散歩を愉しめないので、まずは達城公園に向かう。どうしてもここに行きたかったと言うより、宿近くのバス停から808、618、急行1(급행1)が走っていたから、というのが理由だ。
達城公園には無料の動物園とか小さな博物館もあるのだけれど今回はスルーし、前回妙に気に入った路地裏を目指して歩く。達城公園からはサムソン発祥の地、日本の昭和も思わせる路地裏、そして繁華街の地下鉄中央路駅周辺まで1km強の道は、夕方に歩くとなかなか風情がある。
そして中央路駅近くで、大邱名物のひとつであるタロクッパの名店であるハニル食堂へ。
タロクッパとは「タロ」とは”別の”という意味だ。更にクッパは「クク」がスープ、そして「バプ」をあわせた言葉であって、要は”ご飯を別に出すクッパ”いうことになる。「ご飯を別に出すなんて普通じゃないか」と思わないでもないけれど、まぁ名物だというのだからつっこなないようにしよう。
1人前8000ウォン(≒800円)。日本人旅行者的には決して安くはないけれど、韓国の外食だとなんとなく「当たり前の値段」にも思える。韓国は結構食費が高い。
スープにはニラ、ニンニク、キムチ、海苔などが添えられる。もちろんキムチ類はお変わり自由だし、韓国的には珍しくも感じるけれどご飯のおかわりも自由だ。技師食堂ですらご飯をおかわりすると1000ウォンかかるこの国で、おかわり無料はなかなかうれしい。
野菜と牛肉の入ったスープを一口すすり、ご飯をいれまた一口、海苔やニンニク、キムチ類を少しずつ混ぜて味を変化させながら、ご飯を入れてはいただく。ふむ、これはなかなか楽しい。
一緒に出てきたのはソンジと言って牛の血を冷やして固めたもの。一般には鍋にして食べることが多いけれど、そのまま食べることもできる。思ったほど生臭くはない。もちろんクッパに入れるのもありだ。
タロクッパでお腹を満たし、更に夜の大邱を歩く。大邱で繁華街と言えば東城路と言われるけれど、もしかしたら東城路を更に南下した地下鉄半月堂駅先の方が、もっと賑やかかもしれない。
Y字路中央にはちょっとしたステージがあり、アマチュアミュージシャン(だと思う)が弾き語りをしている。楽しくていいね。
半月堂エリアに泊まりたいのなら1泊7000円からの特2級ホテルもあるし、1泊25000ウォンの謎の旅館などもあるのだけれど、私にはこんなに賑やかではなくとも交通至便で1泊30000ウォンのラブウェイの方が居心地が良い。ここを勧める先人の日本人旅行者の気持ちが、とてもよく分かる。