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韓国

2018大邱11 東大邱から電車を使って河回村に日帰りをした件③ 河回村を歩き、教会でコーヒーを振る舞っていただく

2018/09/10

安東・河回村は基本自動車は乗り入れ禁止なので、来訪者は246バスで来ようと自家用車で来ようと、チケット売り場からシャトルバスに乗り換えることになる。

バスは結構頻繁に走っていて出発時間を気にする必要はない。それにチケット売り場から河回村入口までの距離は約1.1km、歩いて楽しいような道ではないけれど、歩けない距離でもない。まぁ、バスに乗ってしまうのが正解ではあるけれど。私が乗ったときは、頻繁に走っているおかげか中はがらがらだった。

バスは河回村の北東端に到着する。ここにも観光案内所があるので一応話を聞いてみると、246バスもここを通るとの話なのだけれど、往路のバスがチケット売り場で街に引き返すのを見た私としては、今ひとつ安心できない。

更に「村内には食事をできる場所はないので、お腹が空いたらチケット売り場近くの食堂街に戻ってください」とも言う。そういえば仮面博物館の裏に観光客相手の食堂が何軒か並んでいたっけな。ともあれ、村に向かって西に歩く。

村の入り口には世界遺産の碑文。ここを背景に写真を撮る人が多い。

そして案内看板。村内にはそれぞれの建物の場所を示す案内板はあっても全体図はないので、案内所でもらえる地図は必須だ。

日本語版wikipediaにはこうある。

「河回村(ハフェマウル)は、大韓民国慶尚北道安東市にある集落。農村における両班の伝統的な生活様式を保存している「民俗村」であり、韓国の著名な観光地の一つである。「マウル」は朝鮮語の固有語で「村」を意味する言葉。村全体が韓国の重要民俗文化財第122号に指定されているのをはじめ、多くの有形・無形文化財を擁する。河回村は2010年7月31日、慶州市良洞村とともにユネスコの世界遺産に登録されている」

「行政的な地名は安東市豊川面河回里。「河回」の名が示すとおり、花川(洛東江上流部)が大きく屈回する地点にあり、三面が川に囲まれている。村の南には南山、村の北には芙蓉台と呼ばれる絶壁があり、とくに川の対岸の芙蓉台の上からの村の眺望はよく知られている」

「この村は、16世紀に豊山柳氏の一族によってつくられ、その後同族集落として存続してきた。現在も、約180戸ある村の住人の7割は豊山柳氏である。豊山柳氏からは朝鮮王朝中期の儒学者・政治家である柳雲龍・柳成龍兄弟を輩出している。豊山柳氏宗家(柳雲龍の末裔)の屋敷である養真堂や、柳成龍の住居であった忠孝堂など、両班の暮らしを窺うことのできる瓦葺きの古い建築や、藁葺きの家々が数多く保存されている。また、仮面劇である河回別神クッも伝えられており、使用人の目から両班を諷刺する内容となっている。河回別神クッは大韓民国指定重要無形文化財第69号となっており、使われる仮面は大韓民国指定国宝第121号となっている」

「1984年に村全体が重要民俗資料(現・重要民俗文化財)第122号に指定された。訪韓した国賓級の人物も足跡を残しており、1999年にはイギリスのエリザベス2世女王が、2005年にはアメリカのブッシュ(父)元大統領が河回村を訪問している。」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%9B%9E%E6%9D%91

私の訪れた3月は、まだ村内には緑が少なく、しかしそれが味わいにもなっていた。河回村の観光は、有名な建築物を訪ねながらこんな村の道を歩くことになる。例えばここは、豊山柳氏宗家の屋敷である養真堂。

そしてここは柳成龍の住居であった忠孝堂。

どういう建物か分からないけれど、養吾堂。

どなたのお宅なのかも分からないけれど、鵲泉古宅。

河回村は南北に300m、東西に500m程の広さで、その中を車が1台通るのがぎりぎりといった狭い古道がある。たいして広い場所ではないので、観光客は地図に示された建築物をオリエンテーリングの様に訪ね歩く。

しかし多くの海外からの観光客は「柳雲龍・柳成龍」兄弟とか「豊山柳氏宗家」とか言われても詳細な知識は持っていないだろうし、私だって誰のことだかさっぱり分からない。それでも河回村に来たからにはと、「ほうほう、これが柳雲龍の末裔であるところの豊山柳氏宗家であったか」などと屋敷を眺める。でも正直「両班の暮らしを窺うことのできる瓦葺きの古い建築」など、2軒目くらいでお腹いっぱいなのだ。ちなみに地図にある「○○堂」や「○○古宅」は10軒以上だ。

建物は基本的に見学可能で、運が良ければ敷地の中に入ることができる。唯一、忠孝堂の奥には、忠孝堂という資料館があり、柳成龍や朴大統領などに関する資料の展示がある。これは建物の奥に入らないと見つからないので注意したい。

河回村の見所は古い家屋だけではない。村の中心には三神堂とそのご神木がある。樹齢600年と言われるケヤキの木は、確かに厳かで頼もしい。村の家屋はこのご神木を囲むように建てられた、まぁ村のへそ、だな。この木には「子宝を授けてくれる」という信仰もあるのだそうだ。

本気でこいだらかなり怖そうな韓国名物の巨大ブランコは、村北部、河に近い公園にある。

そして、村内には民宿も少なくない。

どうもここには韓流スターの実家だとか韓流スターが泊まった宿とか、とにかく韓流スターにご縁のある建物が少なからずあるらしい。確かにこの村に泊まれば静かな夜は過ごせそうだけれど、正直私は嫌だ。夜になったら自動販売機しかないじゃないか、ここ。

そう、村内には「カフェ」や土産物店、謎の露天雑貨販売所、そして自動販売機くらいしか店はない。しかも若干の観光地価格で、自販機の水だって街のスーパーや雑貨店の倍はする。

のどかな村だ。特に今日は平日の月曜日だったため、訪問者も少なく「のどか感」は倍増する。

 

個人的に興味を引かれたのが、村はずれにある教会だった。韓国は路地裏から農村まであちこちに教会がある。

そしてこの教会の立派なところは、水とお湯、そしてインスタントコーヒーがいただけることだ。私は空になりかけていたペットボトルに水を補給し、コーヒーを1杯いただいた。行きずりの旅行者にコーヒーを振る舞うなんてありがたいじゃないか。

のどかな村の風情を十分に味わい、246番バスで安東の街に戻る。河回村は歴史も伝統もあるしのどかで確かに良い村なのだけれど、私は3時間も歩けばお腹いっぱいで、ここで1泊したいとは思えない。安い宿は多分旅人宿レベルの部屋だろうし、良い宿はかなりお高そうだ。私は駅もコンビニも食堂も近く安くて快適なラブウェイモーテルの方がうれしい。

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