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香港・深セン

2018台風香港⑦ 朝、山竹台風のシグナルがT9からT10になり、1日メイホーYHに閉じ込められた件

朝起きたらエラいことになっていた。私は初めて香港でシグナル9の台風を迎えた。

シグナル8の台風に遭ったのはもう二昔くらい前だったと思う。その時だってフェリーやバスは止まり博物館の類は全て閉鎖だったけれど、やっている店は「ないこともない」レベルで、近隣の有名店なんかは営業をしていたし、午後には雨風も少し治まり多少出歩くことができた。まぁ普通の大雨と風、だったのだ。

しかし今回はの雨風はその時の比ではない。一般的な台風のシグナル”T8”と風或暴風風力增強のシグナル”T9”は、なんというか次元が違う。今回の山竹台風では、どうやら深夜の1時頃”T8”は発令済みだったらしい。シグナル”T9”の発令は朝の7時20分。今日はもう何も出来ない。

とりあえず朝食は提供されているようなので、今回は洋食を試すけれど、個人的にこれは大変残念なものだった。ソーセージ、スクランブルエッグ、コーン、ビーンズ、クロワッサン、コーヒー。書いていると「このメニューに何の不満があるんだ?」なのだけれど…、残念だ。特に今回は台風で食環境が制限される可能性もあるので、ますます残念だ。

メイホーは部屋のドアを開けると、アメリカのモーテルのように「屋根はあるけれど外」になる。朝食堂に来るときにも多少シャツが濡れた。ちょっと迷ったけれど、念のため12HK$のカップヌードルを買っておく。

スーパーで買えば1個10HK$以下なのだけれど、そうも言っていられない。メイホーは一番近い巴域街の商店まで100m程歩くし、何よりこれから外を出歩けなくなったときに売り切れてしまうと困る。

この判断は正しかった。9時40分、台風のシグナルは午前中に”T10”になる。私はもうテレビのニュースに釘付けだ。

シグナル”T10”は香港の台風警報の中で最高のものであり、例えビルが崩壊するレベルでも”T11”はない。"T10"は昨年8月にも発令はされているがそれも5年ぶりのもので、それ以前香港が中国に変返還された1997年からは僅か3回しか発令されていない。

「10年に一度」は言い過ぎでも、「20年に5回」の台風がやってきた。どんな台風だったかは、やっぱりこの動画が一番分かりやすい。

香港は荒波にもまれ、クレーンが倒れ、ホテルの窓ガラスが割れた。災害時はtwitter、#台風22 やら #山竹 のハッシュタグで検索をすると、もうとんでもない画像が出てくる。

 

香港の高層ビルの窓が全部ぶっ飛んだらしい...今回の台風はかなりやばいかもしれません pic.twitter.com/GWbD111QGk

さすがレベルT10、ただ事ではない。いや、1997年以来過去4回のレベルT10でも、クレーンが落下したりとか5つ星クラスのホテルのドアが割られたりなど、私は聞いたことがない。

テレビに少し飽きた私はフロントに行ってみる。地下街に直行できるホテルなら多少の散歩ができるかもしれないけれど、ここは嘉頓山の南端にあるメイホー、建物は吹き曝しだ。理由は分からないけれどエレベーターも故障している。仕方ない、15HK$もするビールでも買おう。

12HK$のカップ麺と15HK$の青島で、お部屋食。寂しい。テレビも少し見飽きてきたぞ。

夕方、雨風がずいぶん治まってきたので、恐る恐るシャムスイポの街に出てみる。

 

見える範囲には倒れているクレーンも割れているガラスもなかったけれど、地味に結構な被害が出ている。お、コンビニが開いているぞ!対面販売だけれど。

メイホーから一番近いレストランである稲香は結構前から営業をしていたようで、店内にはこの時間にしては結構なお客さんが入っている。香港の稲香は飲食文化博物館まで持っているかなりの大企業なのだけれど、シグナル”T10”の中営業はすごい。従業員が安全に出勤できたのか心配になってしまうのだけれど、そこはうまくやっているのかな?

19時過ぎシグナルは”T8”になったけれど、それでもまだ官公庁や学校が休みになるレベルだ。ニュースでは既に「明日は公立学校は全て休み」とあったし、街の後片付けはこれから。普通に歩いていても釘の飛び出した看板が倒れていたして、結構危険だ。

でも、雨がやむと道に人が増える。みんな買い物がしたかったり飲み食いがしたかったりするんだろうな。

シャムスイポ界隈では、マクドナルド、米麺屋、粥屋が開いていた。シャムスイポ駅を中心に半径200-300mは歩き回ったけれど、この時点で開いていた店は稲香とこの3軒だけ。当然行列ができる。

なぜかコインランドリーは開いていた。従業員も不要だし需要はあるだろうし、合理的ではあるな。

部屋に戻っても何も食べるもののない私は粥屋の行列に並んだが、列が進んだとき買える物は蝦の腸粉だけだった。お値段はHK$16。非常事態なのに全くぼらないのは立派だ。

店の人に許可を得て、対面販売で購入したビールで蝦の腸粉をいただき夕飯にする。もともと好物の腸粉だけど「特別な夕飯」という気がしていつもより5割増しでおいしい。

さ、おなかもいっぱいになったしメイホーに帰ろう。

そうだった、まだシグナル ”T8” だったんだ。

明日、飛行機が飛ばなかったらどうしよう? 現在の時点で香港に発着する全ての飛行機は欠航だ。明日は天候は回復しそうだけれど、機材繰りの問題もある。

HKexpressは安いけれど、いざとなっても出来る範囲でしか対応しないから安いLCCなのであって、フライトがキャンセルされた場合、数千円を払い戻されるかいつになるか分からない「次の空席」に回されることになる。しかも今日の欠航で空席待ちの人数はただ事ではなく多いだろう。

こんな台風だから少し仕事に遅れるくらいは理解を得られても、数日香港に滞在、という訳にはいかない。

こうして、ライト情報をチェックしながら万一に備えて別ルートで帰国するフライトを検索する、長い夜が始まった。

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