2017-8 ポーランド5 クリスマスのクラクフを食べ物を求めてさまよったら、冬の夜の中央広場があまりに美しかった件
2022/10/03
バブルホステルのアパートはそれはそれは快適だったけれど、今夜は大きな問題があった。
今夜はクリスマスなのだ。ポーランドは25日と26日、特に25日には多くの店が休業となる。せっかく部屋にキッチンがあっても食材がなければ話にならない。部屋近隣の店は気持ちが良いほど閉まっており、私はホステルのスタッフに助けを求めた
「そうですねぇ、クリスマスだけれど中央広場に行けば開いている店はあると思います。クリスマスマーケットでも何か売ってるし」
クリスマスに営業しているようなお高い観光レストランに行く財力はないけれど、運が良ければ何か食材が買えるかもしれない。とりあえず私は中央広場にでかけてみた。
うっわ、きれいだ。デジカメなので明るく撮れてはいるけれど、肉眼ではもっと暗く見える。
食材も大事だけれど、もしかしたらここ中央広場に夜が来ることを待つことの方が、今は大事なんじゃないだろうか?よし、まずは観光だ。
なんなんだろうね、冬のポーランド/クラクフ中央広場。絵になりすぎて笑っちゃうレベルだ。奥に見えるのは聖マリア教会だな。
クラクフ中央広場の聖マリア教会は13世紀に建てられ14世紀に改修されたと言われる。
この塔からは毎時 "Hejnał mariacki” と呼ばれるトランペットの時報が演奏が行われるが、これは1241年のモンゴル襲来「ワールシュタットの戦い」の際、ここでモンゴル軍襲来をラッパで伝えているときに喉を撃たれたことに由来し、正午の時報はポーランド全土に放送されるという。
こちらは織物会館。14世紀に建てられ火災の後16世紀に再建されたこの建物は、かつて布地の取引がなされたことから織物会館と呼ばれるが、現在では土産屋が軒を連ねる。
奥に見えるのはポーランドゴシック様式で有名な旧市庁舎の塔。旧市庁舎は1820年に取り壊され、今ではこの塔だけが残り、歴史博物館が管理している。
これらは全て「クラクフ歴史地区」という世界遺産に指定されている。食料を求めて宵の口の世界遺産を歩くなんて、贅沢な話じゃないか!
冬のポーランド、素晴らしい!!
中央広場や周辺には開いているレストランもないではないし、クリスマスマーケットの屋台では様々な食べ物や飲み物も売ってはいる。
ここで夕飯を取るのも楽しそうではあるけれど、残念なことにお値段が高い。まぁ元日に開いてるレストランやお祭りの屋台みたいなモノだものな。
お?
カルフールエクスプレス発見!
この後知ったのだが、中央広場には2件のカルフールエクスプレスがありここはクリスマスでも営業をしていたが、中央広場外のカルフールエクスプレスにはお休みだった。観光客の多い中央広場2店限定の営業だったのかもしれないな。
とりあえずビールとスパゲッティ、ソースとパンを確保、部屋で調理をする。パスタ系は手軽でいいし、なにより安い。
メリークリスマス、クラクフ!