世界、大人の社会科見学!

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2018ドイツ1 プラハからベルリンまで予想以上に安かった鉄道/EC174の1等に乗り、ベルリンではSバーン駅前のHappy Go Hostelに泊まった件

2022/10/03

ヨーロッパでの移動はなんと言ってもバスが安上がりだ。

昔からバスが安いかあるいはバスしかない路線も多かったけれど、ここ数年は特に長距離バスに関する規制を緩和する国が増え、その安さに拍車がかかった。例えばフランスでは2015年のマクロン法で長距離路線バスの開設が自由化され、Flixバスisilinesバスが安い運賃での運行を始めた。

2016年にはパリからモンサンミッシェルのベースとなるレンヌまで片道4時間が€9と当時としては結構破格のお値段で喜んで飛びついた記憶がある。

そしてそんな流れの中、ヨーロッパでは鉄道も以前より安くなってきている。

やはり同じくフランスを例に取れば、2013年から運行を開始した廉価版TGV ”Ouigo” が営業を開始し、マカロン法が施行された2015年以降にはLGVの北線や大西洋線にまで運行を拡大、値段も下がってきた。

他国の鉄道もバスの台頭を受け地域差はあれど価格競争が始まってきた気がする。今ではみんな ”Go Euro” のような比較サイトを使って、バス、列車、そしてLCCを含む飛行機の運賃も比べられるようになっているので、鉄道も昔のような殿様商売をしていたのでは生き残れないのかもしれない。

そんな中、プラハから次の目的地ベルリンまでの運賃を比較していて驚いた。約400km強のこの区間をGO Euro で値段を調べると、バスが18から25€、鉄道は24~30€とあった。

え?鉄道そんなもんなの?その程度の違いなら、自分絶対鉄道に乗りたいぞ??

という訳でプラハ中央駅。

すみません、いい気になって1等乗っちゃいました。だって34€だったんだもん!一度乗ってみたかったし、この値段なら手が届くし。

1等と言ってシートが4列から3列になる程度でそれほどの違いはないのだけれど、一人旅の場合一人がけの座席にゆったり座るのは悪くない。4時間で10€、1時間あたり2.5€のちょっとした贅沢気分、だな。座席の下に電源があるのも良いけれど、この程度なら2等にもあるだろうし、バスにだってある。まぁ使いますけど(笑)

定刻にプラハをでたEC174列車は、ドレスデンを通ってベルリンまで走る。やっぱり鉄道は乗り心地が良い。

ランチはプラハの宿前にあったTESCOで買い込んだパンとジュース。うーむ、どうやら私一人で1等の空気を壊してるようだな。

列車の良さは揺れの少なさと車窓風景の良さだ。更には車内を歩き回る自由もあって、体が疲れない。そして多くの場合バスより所要時間が短い。これに10€の差額で乗れるのなら、やっぱり私は鉄道に走る。

ゆったりを車窓風景を楽しんでいるうちにベルリン到着。

 

さて、ベルリン中央駅からはSバーンのS5/7/9に5駅10分間乗ってCharlottenburg駅に向かう。今夜の宿はここの駅前だ。

Happy Go Hotel + Hostel、バス付きシングル1泊36€。

この日はニューイヤーーブということで、チェックインの時にスパークリングワインを頂けた。このクラスの宿でウェルカムドリンクというのはうれしいではないか。


部屋も値段を思えば悪くない。8平米だからもちろん狭いのだけれど、シャワーもトイレもテレビもある。机も小さいけれど、私にはこれでも十分だ。

ただ共用部分は今ひとつだ。ゲームの置いてある部屋はドミ住人の逃げ場として十分だけれど、どちらかというとみんな無料のお茶があるロビーにたむろしている。

そして大事なキッチンなのだけれど、これが冷蔵庫以外僅かな食器と鍋くらいしかなく、とても使いにくい。そんなもの使わないよ的なオーブンはあってもレンジはなく、コンロもあまり使われている様子はない。私は3泊したけれど、ここで料理をしている人を一人も見かけなかった。

更にここにはエレベーターという物がなく、5階の部屋を割り当てられた私は、部屋に行くたびに大変良い運動ができた。カバンを持っての階段登りは更に良い運動だったし、ロビーのお湯を部屋に持って行くには、極めて高度な平衡感覚が問われた。できたら下の部屋が良かったぞ。

とは言え、ベルリンの清潔なバス付き個室が30€台というのは捨てがたい価格だし、中央駅から5駅10分の駅前にあるのはかなり使い勝手が良い。wi-fiだってそこそこの速さで、動画鑑賞に支障はない。私は部屋で天皇杯の決勝を見ながら、近くで買ってきた2.9€のケバブを食べ、幸せだった。

ちなみにここにはドミもあり、部屋によって1泊13€からで泊まることができる。節約派にはこれもありだ。

ちなみにベルリンに関しては良くある本より「ベルリンガイドブック」という極めて秀逸なモノがあるので到着前には一度目を通しておいて良いと思う。

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