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ドイツ

2018ドイツ4 現在のチェックポイントチャーリーを歩き、月曜の午後4時以降は料金任意の”asisi Panrama Berlin” で分断期の光景にげしげと見入った件

2019/01/16

東西分断期のベルリンにはいくつかの往来可能な検問所があったが、その中でも最も有名なのがチェックポイントチャーリーだったと思う。

冷戦時代はここが西側の軍関係者や外交官が唯一通ることができる場所だった。他に西側の人間が通ることができるチェックポイントは近くのフリードリヒ駅だけであり、自動車はここしか通過できなかったのだ。外交官が徒歩でボーダーを通る、というのも、まぁ、あまり普通じゃない。

またここでは東側から西側に逃げようとして青年がドイツ軍に狙撃された”ペーターフェイター事件”や、アメリカ軍とソ連軍の戦車がおおよそ100mの距離まで接近して対峙した”ベルリン危機の” 現場でもあり、冷戦と東西分断の象徴の様な場所でもあった。

かつてフェンスや監視塔に囲まれた、そんなチェックポイントチャーリーの2018年の姿がこれだ。手前の小屋は検問所廃止後に再建されたものになっている。

旧アメリカ統治地区から旧ソ連統治地区側に歩く。”YOU ARE LEAVING THE AMERICAN SECTOR” 、ふむ、そうだな。

ちなみに旧ソ連統治地区側から旧アメリカ統治地区側に向かう光景はこちら。


"YOU ARE ENTERRING THE AMERICAN SECTOR"、に加えて "CARRYING WEAPONS OFF DUTY FORBIDDEN OBEY TRAFFIC RULES" ともある。ふむふむ。

今となっては繁華街の観光名所になったチェックポイントチャーリー界隈には、いくつかの博物館がある。有名なのは”チェックポイントチャーリー博物館”なのだが、


ここにはもう一つ、チェックポイントチャーリーに関する展示館があった。THE WALL - asisi Panorama Berlin と言うらしい。


壁やチェックポイントに関する展示には興味はあるけれど、ベルリンの博物館をどれもこれも見ていてはあっという間に財布がカラになる。1€≒125円のこのご時世、何かあるたびに10€もの入場料を支払う程、私は裕福じゃない。

60カ所の入場料が無料になるベルリンパスを買うという選択肢もあるけれど、2日で99€、3日で119€は安くはないし、ケチな私の場合、バスを買うと闇雲に施設を訪問しては自分の脳の理解/消化能力を超えた情報をただ眺める、ことになりかねない。

調べて見ると The Wall はかつてのチェックポイントチャーリーをパノラマで再現している場所なのだそうだ。お値段を聞いたら入場料は10€、、うーん、ここはバスだなぁ…、


と思ったら、チケット売り場のお姉さんが意外なことを言った

「月曜の4時以降はお好きな金額の寄付で結構ですよ」

いや、今まさに月曜の5時過ぎ。もしかしてれこはチャンスなのか?!


それなりに広い館内には、チェックポイントチャーリーについての展示があるけれど、ここの売りはパノラマで描かれた絵画だ。矢印に従ってパノラマエリアに入る。

ほう、この櫓に登って鑑賞するのかな?


小さな画像ではこの空気感は良く伝わらないかもしれないが、パノラマは想像ほど悪くはない。かつてのチェックポイントチャーリーはこうだった、という様子がそこそこ伝わってくる。10€はお高いかもしれないけれど、*€位なら支払う価値はある。

私は館名の”asisi”に全く関心を払わなかったのだけれど、これは人の名前だった。

ヤデガー・アシジ (Yadegar Asisi) は1955年ウィーンに生まれたアーチストで、2003年から描き始めたガスタンクの中に描くパノラマ作品で知られているとのことで、ここ The Wall は20以上あるその作品のひとつなのだそうだ。知らなかった…。

asisiがアートに集中するための財団によると、彼は広島にも関心があるようで ”HIROSHIMA 1945” というプロジェクトのプランもある。

「新規プロジェクト/投資の資金調達は、API ではなく現地のパートナーが担う」など、個人的で率直な感想を言えば「ずいぶん都合の良い話だな」「別に広島にパノラマは要らないかな」と思わないでもないけれど、これは私がどうのこうの言うべき問題ではないな。

ちなみに月曜4時からの”PAY WHAT YOU WANT” 「あなたが欲するだけお支払いください」は、必ずしもディスカウントだけではなく普通料金の10€以上を支払うこともできるシステムだが、私はお子様料金程度で許して頂いた。

そんなに悪くもないんですけどね、私は美術が苦手だからかそれくらいが相応しいと思ったので。

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