2018香港スワトウ6 老街で満員の飘香小食店覗き、老媽宮戯臺で映画を見ながら休憩し、生活エリアで6元の腸粉を食べた件
2022/10/03
老街、小公園近くには古くからの食堂もあり、観光客に人気だ。「飘香小食店」と言い、市の第一級歴史建築物指定も受けている。
「小食店」というだけあって、一軒点心のようなものが積まれている。そして店内は観光客がいっぱいでしばらく空席は出そうにない。ネットによると観光レストランのようだし、今回はスルーしておこう。」
老街には老媽宮と呼ばれる古い廟もある。
清朝の嘉慶年間に建てられた広州沿岸部に多く見られる天后宮であり、家族が海に出て漁を行っている間、残された者はここで家族の無事を祈りながらその帰りを待った。汕頭でも古い部類の廟であり、1992年に作り直された。
まぁ、良くある中国寺院なのだけれど、その対面にはこんなものもある。老媽宮戯臺(老妈宫戏台)と言うようだ。「戯臺」とはステージと言う意味なので「老媽宮のステージ?」というなる。実際には小ホールといったところだろうか。
中に入ってみると、確かに「ステージ」だ。座席は200はあるのかな?決して大きなホールじゃない。
中には博物館のような展示が少しあって、老媽宮や汕頭、そして周辺地域について知ることができる。汕頭郊外の古村落、ちょっと行ってみたいぞ。
ステージでは汕頭の歴史を紹介する動画が繰り返し上映されている。ものすごく興味深いとは言わないけれど、埃っぽい再開発中のスワトウ老街を歩いている中、エアコンの効いた室内で動画を見るのは、ちょっとした休憩にもなってなかなかよい。
スワトウの歴史を学びつつ休憩もできたので、再び街へ。こんどは海を目指してみる。できるだけ裏道を通ってみるのだけれど、そこすらどこもかしこも再開発、だ。
さっき飄香小食店をスルーして小腹を空かせていたら、腸粉屋を発見。6元のおやつだ。香港でもそうだけれど「腸粉屋」のそれは飲茶で出てくるそれとはかなり食感が違い、これはこれでなかなかよろしい。飄香小食店で何か食べて僅か6元などはありえない。
そろそろ海岸が近いはずだ。地図をみながら海への最短経路を行く。
出てきたのは公園ではなくただの駐車場だったけれど、まぁ、海が見えることに違いはない。そろそろ日も落ちそうなので、ここでスワトウの日没を眺めさせてもらうことにする。
実際のところ、ここは海と言うより川の下流の港なのだけれど、私には10kmは離れた海岸線までわざわざ出かける気はない。スワトウの夕陽は、こんなもんでいいかな?