2018アゼルバイジャン2 バクーからトビリシまでの国際列車の寝台予約方法詳細、そしてその切符を駅で受け取った件
2022/10/03
空港からのバス "Aeroexpress" でバクー鉄道駅前に到着する。
このまま宿に向かっても良いのだが、せっかくの鉄道駅前、やっておきたいことがある。バクーからジョージア・トリビシまで行く寝台列車の切符の受け取りだ。
アゼルバイジャンの、そしてアゼルバイジャンから他国へ向かう国際列車の切符は、10日前からアゼルバイジャン国鉄のサイトで事前予約ができる。閑散期にはそれなりに空席があるし、繁忙期には車両も追加されるようなのだが、それでも8月の旅行シーズンはそこそこ混み合う。確実に乗りたい人は予約をしておくほうが安心だし、カードさえあれば予約は簡単だ。
まずはアゼルバイジャン国鉄のサイトにアクセスし、
予約画面の画像は、https://ticket.ady.az/en より(以下の画像も同様)
まずは必要事項を記入する。駅名を選ぶ時多少頭を悩ませたけれど、国際列車の場合バクーは BAKU-PASS、ジョージアのトビリシは TBILISI-PASSで間違いはなかった。TOBLISIーPASSは他国のせいか、スクロールで駅名を選択するとかなり下の方にある。
必要事項を入力して "SEARCH" をクリックすると、希望日の選択可能なクラス一覧と運賃が表示される。
開放寝台の”PL”が22.86AZN(≒1500円)、4人コンパートメントの”KP”が33.5AZN(≒2200円)、そして2人コンパートメントの”SV”が56.89AZN(≒3738円)。結構リーズナブルなお値段だと言って良い。
今回は1週間後の土曜日でチケットを検索してみたが、SVクラスだけが既に残り1席になっている。SVは数も少ないし人気なのだ。
クラスを選択し、名前やパスポート番号などを入力すると、それぞれのクラスでの座席選択画面に移る。緑色が選択可能な寝台、赤が既にふさがっている寝台だ。自分で確認したわけではないのだけれど、2段ベッドの開放寝台や4人コンパートメントだと、奇数が下段らしい。
指定するときには希望の番号を2回クリックし、更に緑が青になり自分の名前が表示されたらもう1度名前部分をクリックする。名前が消えシートの色が青になったら選択終了だ。私は最初ここで結構迷った。
座席指定が終わったらあとはカードで支払いをするだけだ。支払い画面に入ると、聞いたこともない ”AzeriCard” という画面になるけれど、
気にしないでクリックすると、普通のカード番号入力画面になり、ここで支払いが可能だ。
支払いを済ませると記入したメールアドレスに、予約確認書が送られてくるので、これを持って列車の出発1時間前までに駅に行く。
と、ネットでの予約方法の説明がやたら長くなってしまったが、せっかく駅前にいるのだから列車のチケットを発券しておかない手はない。
鉄道のバクー駅は地下鉄の28MAY駅と隣接、というより同じ建物の中にある。係員にメールを見せて「チケットを発券したいのですが」というと、窓口に案内される。
この時間帯はそんなに混んでいない。指定された窓口でメールとパスポートを見せると、1分後には鉄道のチケットを渡してくれた。アゼルバイジャンからの国際列車チケットは、ネットで事前に購入しておけば現地での受け渡しは実に簡単だった。
モニターに表示された時刻表を見ると、バクーからはトビリシ行きが毎日、モスクワとキエフ行きが週に1便、そしてこれも毎日ROSTOVという街に走っている。私はこのROSTOVという街を知らなかったので調べてみたら、ロシアの古都だった。もしかしたらトランジットビザでウクライナに抜ける時、使えるかもしれない。
国際列車の切符を確保したら、少しお腹が空いてきた。駅の目の前に”28 May Mall” という大きなショッピングセンターがあったので入ってみる。
28 May Mall は規模の大きな駅前ショッピングセンターで、ブランド品からスーパーマーケット、そして結構大きなフードコートがあった。
せっかくのアゼルバイジャン1食目、それにふさわしいのもはないかとカウンターを眺める。お?
どうして自分はこんなにバーガーキングに弱いんだろう。しかもこの先アルメニアはともかくジョージアにバーガーキングのある可能性は低い。ここで食べておこうかなぁ…
やっちまったぜのダブルワッパーミール、野菜ヘビー。ドリンクは「1回まで」リフィル可能。別に見張られているわけじゃないけれど、みんな言われればお約束は守る。
ここで乾きを癒してお腹を膨らませたら、今夜の宿まで行かなければ、だ。