世界、大人の社会科見学!

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グルジア ジョージア

2018ジョージア(旧グルジア)2 トビリシ駅前のアパートにチェックインし、超有名レストラン「チュリ」で自家製ワインとジョージア名物シュクメルリをいただいたら、ただ事ではなくおいしかった件

2019/04/28

アゼルバイジャン・バクーを深夜出発した38列車は、定刻の13時間後にジョージア(旧グルジア)のトビリシ駅に到着した。


駅ビルは小さいながらショッピングセンターになっており、両替店やSIMを売っている携帯ショップもあると言う。ジョージアは今回の旅行ではメインの訪問国で滞在する期間も長いし、SIMも安いらしい。街に出る前に最低限の両替をして、SIMを買っておきたい。

改札を出てエスカレータを降りるとそこそこ人だかりのある両替店があった。1米ドルは2.58ジョージアラリ、日本円だとおおよそ1ジョージアラリ≒42円になる。受け付ける通貨はドル、ユーロ、そしてルーブルだけだったので、手持ちの10ドルだけを両替してみる。

リラを手に入れ携帯ショップへ。ふむふむ、3階にあるのだな。

3階には確かにGeocellのショップがあったのだが、ドアは閉まっており「この店はもう営業しておりません」とある。うわぁ、まじですか…。

トビリシにはフリーのwifiスポットが少なくはない。駅でも拾うことのできた信号でネットにアクセスすると、駅から一番近いGeocellの店舗はここから3km程離れたところにある。仕方がない、まずは予約をしておいたアパートにチェックインしながら、散歩を兼ねてSIMを買いに行くとしよう。

Booking.com


どう考えても宿泊施設はあるとは思えないこのドアの中には、Back in the USSR というアパートがある。今回「どうしても駅前に泊まりたい」と考えた私は、3000円以下で洗濯機のあるというこの宿を予約してみた。1室しかないアパートで、オーナーは約束の時間にドアの前で待っているという。

レレプションのないこの種のアパートには何回か泊まったけれど、今まで約束の時間にスタッフがいなかった、という経験はない。万一に備えて携帯番号は聞いているけれど、現地SIMをまだ持っていない私はVIPERで電話をするのにだって駅に戻って"I love Tblisi" のwifiスポットに行かなければならない。この点ホテルに比べて不安は多めではあるな。

オーナーに案内してもらった内部は、予想より悪くはない部屋だった。広さはもちろんエアコンやお湯にも問題はないしwifiも速い。キッチンもあるし洗濯機もある。これで3000円弱、駅から徒歩3分なのだから外観については目をつぶって良い。

洗濯機に汚れ物を放り込んでスイッチを入れ、SIM購入にでかける。

Gelcellは今では他社に買収されたとの話も聞くけれどそのブランドとwebサイトは健在だ。

クラ川を渡った繁華街、というよりは官庁街的なエリアにあったGeocellで、無事にSIMを手に入れる。旅行者用のSIMはどれも有効期限は30日で、データ容量によって値段が変わり、最安の500Mだと3ラリ、なんど124円で済む。何かと物価の安いジョージアだけれど、このお値段がうれしい。

それ以上のデータ量のSIMの価格は、1.2Gが5ラリ、2Gが7ラリ、4Gが10ラリ、6Gが15ラリ、そして15Gが30ラリとなる。30ラリだって1240円とお安いのだけれど、脳内に描かれたグラフと私のケチ本能がシンクロし、10ラリ(≒410円)の4G版を購入することになる。通話エリアは業界トップのMagtiが一番広いらしいのだけれど、少なくとも私の旅行範囲ではGeocellで全く問題はなかった。

SIMを手に入れ、街を眺めながら宿に戻る。

中央駅方面に向かう橋を渡ると、Mushtaidiという公園があり、小さな子どもが喜びそうな遊具がいくつかある。大人でも観覧車なら楽しめるかもしれないなぁ。


そして公園より1ブロック北東、ナショナルスタジアム近くには大人が喜びそうなレートの良い両替所が軒を連ねていた。今回のジョージア旅行で私が目にした一番良いレートは、このナショナルスタジアム周辺のものだった。

とは言え駅両替所の$1=2580が2600になっただけで、そんなにレートは違うわけではない。SIMを買って一気に手持ちのラリが心細くなった私は、ここで少しまとまった両替をしておいた。

そして私が喜んだここ、レストラン「チュリ」


トビリシを訪問した多くの旅行者が推薦するこの店も、ナショナルスタジアムのすぐそばにある。ここは何を食べても安くておいしいレストランと言われているけれど、その中でも特にシュクメルリというニンニクを山ほど使った鶏肉料理で名高い。夕飯というには少し早いけれど、せっかくのチュリを素通り擦る手はない。

初めてのチュリ、1ラリの自家製ワイン、ジョージア名物の一つであるヒンカリ(水餃子)1個0.6ラリを「いくつ?」と聞かれて慌てて5個、そして噂のシュクメルリを注文する。さすがにシュクメルリは14ラリ(≒677円)とジョージアにしてはお高いけれど、これをスルーするわけには行かない。

まずはビール、1杯1ラリ(41円)。やっぱり餃子にはビールでしょ。


ヒンカリのような水餃子は中国や中央アジア、そして旧ソ連のあちこちで目にするし珍しいレシピではない。しかしチュリのヒンカリは今まで食べたのものの中でもトップクラスにおいしい。分厚い皮は食べない人もいるようなのだけれれど、私はかなりの量である5個のヒンカリをおいしくいただいた。ただこのヒンカリは大きく、普通の人ならこれを5個食べれば満腹する。私も2回目からは知恵をつけ2-3個の注文にした。

自家製ワイン。1杯1ラリ=41円。安いだけではなく大変においしい。「葡萄を絞って発酵させました」的な生まれて初めて飲む味だ。私は生まれて初めてワインを買って帰りたいと思った。

ジョージアワイン旨い。めちゃ旨い。

ジョージアはワインが生まれた土地だと言われているけれど、そんなこと無関係に旨い。日本で生まれ育った私はフランス的なワインとつきあうことが多く、このなんともプリミティブなワインは今まで知らなかった味だ。これが1杯41円なんて、ジョージアなんていい国なんだ。私があと10年若かったら、ボトル1本分は飲んだだろう。

そしていいかげん満腹したところに登場してきたのがシュクメルリ。粉チーズのように見えるの、これ全てニンニクですから。

メニューによるとシュクメルリは「サワークリームとニンニクで煮込まれたローストチキン」なので、料理ができるまでに時間がかかる。提供時間からしてこの店は注文を受けてからチキンをローストしているのかもしれない。

5個のヒンカリとビール、そしてワインで私は満腹していたのだが、そんな満腹を吹き飛ばすほどシュクメルリはおいしかった。

後日メスティアであった日本人旅行者に「トビリシで何をしてました?」と聞かれ「SIM買ってチュリに行っただけです」と答えたら「ああ、じゃぁトビリシのイベントの8割は済ませましたね」と言って笑っていたけれど、そう言いたくなる気持ちも分かる。この年になり多少の旅行経験も積んだ身に、目新しくておいしい料理との出会いは最近そう多くはない。

かつてチュリに感動して紹介をしてくれた日本人旅行者同様、私もこの店を心からお勧めしたい。トビリシにきてチュリに来ないとか、ありえないわ!

残念だったのは一人旅でシュクメルリをシェアする相手がいなかったことだ。年をわきまえない食事量を誇る私だけれど、ヒンカリ5個とシュクメルリには無理があった。しかし残ったシュクメルリを放置することなど私にはできない。店の方にお持ち帰りをお願いして、翌朝アパートのキッチンで貴重なレンジご飯と一緒に朝食にいただいた。

実を言うと駅前での宿泊は必ずしも正解ではなかったけれど、チュリまで徒歩10分、しかもキッチンが使えて持ち帰ったシュクメルリを温め直していただけただけで、Back in the USSRの宿泊は悪くなかったと言える。ため込んだ洗濯物もきれいになったし、広い部屋は干す場所にも困らなかったし。

ちなみにジョージアのワインは日本でも手に入るけれど、私は瓶入りのワインではなくプラスチックの大瓶に詰められたチュリのワインがいい。

この後何カ所かでジョージアワインを飲む機会はあったけれど、やっぱり1杯41円で果汁をただ発酵させただけの「ボディ」とか「芳醇」とか「猫のおしっこ」とかそんな言葉と無関係なこの原始的なワインが一番おいしかったし感動も大きかった。

あー、チュリ行きたいな、である。

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