世界、大人の社会科見学!

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youtube動画 グルジア ジョージア

2018ジョージア3 トビリシ駅前から「メスティアに行く」マルシュルートカに乗ったら、メスティアなんぞ行かない上に思いっきりぼられた件

2022/10/03

今回私がトビリシ駅前泊にこだわったのは、ジョージアで一番楽しみにしていたメスティアまでのマルシュルートカが、駅前からも出ている、という話を耳にしたからだった。

確実な情報では、メスティア行きのマルシュルートカに乗るには、駅前ではなくここから地下鉄に乗り北バスターミナル(Didube bus station)に行く必要がある。しかし「駅前からも行けた」の話は私を魅了した。バクーから寝台列車でトビリシ駅に到着し、宿で洗濯を済ませて翌朝一番のマルシュで駅前から一気にメスティアに行くなんて、素晴らしいではないか。

確かにトビリシ中央駅前には広場があり、バスやマルシュルートカがそこそこいる。しかし周辺にいた人に聞いてみても、「メスティアに行くならDidube bus stationに行かなきゃ」というだけで、ここからメスティアに行けるという話は聞かないらしい。えー、そうなんですか?

まぁこういうことは実際にその時間にその場所にいないと分からない部分もある。噂では「朝6時から7時頃人が集まり始め、満員になり次第出発」みたいな話だったので、翌朝6時に駅前のバスステーションに行ってみる。

朝の6時、駅前広場にはバスもマルシュもほとんどいない。そこでやってきたマルシュに「メスティア?」と1台1台尋ねていると、そのうち1台の運転手が「そうだ」と言う。「そうだ」と言う前に若干何か考えていたようだったことが少しだけ気になりはしたけれど、そこは素直にマルシュに乗り込む。

せっかく見つけたメスティア行きのマルシュ、写真を撮ろうとしたら「撮影はするな」という。別にそれくらいいいじゃんと思うのだが、そこは素直に指示にに従う。ここは旧ソ連、公共の交通機関の撮影に何らかの制限がないとは言い切れない。

ちなみに運賃は50ラリ。片道30か40くらいと聞いていたし、今思えば値段を言うときに「(えーと、えーと)50ラリ」的な言い方をしたのが若干気に也はしたけれど、「物価は時間と共に変わる」と私は素直に50ラリを支払った。

バスは高速道路を順調に走る。話通りなら9時間後の午後3時頃にはメスティアに到着できそうだ。マルシュが発車する駅前に泊まって良かった。

しかし3-4時間走った走った後、私は「お前はここで別の車に乗り換えろ」とマルシュを降ろされた。まぁ、そういうこともあるのだろう。私にしてもメスティアに行かないマルシュに用はないので、素直に運転手の言うマルシュに乗り換える。

このマルシュが結構混んでいて、私は座席に着くことができなかった。メスティアまではまだ4時間以上かかるのに立ちっぱなしかよと悲しんでいたら、新しいマルシュの更に運転手が追い打ちをかけた。

「メスティアに行くんだったら***で乗り換えて下さいね。このマルシュは10ラリです」

メスティアまで50ラリじゃなかったのかよ!!

確かにマルシュを乗り継ぐことでメスティアには行けそうだ。その意味では「メスティア?」の質問にそうだ、と答えたのは嘘ではない。 後にメスティアで買ったトビリシ行きのバスチケットは30ラリだったけれど、50ラリという言い値も、まぁ、その、なんだ、一種の方向間格差かもしれない。しかしメスティアまで半分も来ていないところで放り出されて50ラリは高い。

私はこういう状況を「ぼられた」と理解している。運転手が撮影を嫌うわけだ。

ついでに書いておくと、こういうマルシュの乗り換えは帰路でも普通にあったけれど、乗り換えたマルシュで更に運賃を請求されることはなかった。普通は一度目的地までの運賃を支払えば、あとは運転手同士でやりとりをするのだと思う。しかし駅前のマルシュはそれをしなかった。あーあ、素直に北バスターミナルDidube bus stationまで行って、そこからマルシュに乗れば良かった、である。

よく分からない場所で、再度マルシュを乗り換える。

なーんか少し疲れたよ、とスーパーでバナナとアイスクリームを買い昼食代わりにする。乗り換えと待ち時間で、メスティア到着は9時間後、とはいかなくなったように思う。

最後のマルシュはズグティティあたりで乗ったようなおぼろげな記憶がある。正確な運賃は忘れたが、正当な物だった記憶はある。要は駅前にいたマルシュの運転手だけがアレだった訳だな。

これまで高速道路や平地だけを走ってきたけれど、最後のマルシュは山道を行く。左側に見える湖はEnguriダムによってせき止められた人造湖で、メスティアまでは人造湖に流れ込むPatara Enguri川に沿う道を北上していく。左側の席だと景色がよさそうでちょっとだけうらやましい。


最後のマルシュに乗って3-4時間経っただろうか。トビリシを出て多分11時間以上経った午後5時頃、私はやっとメスティアにに到着した。怪しいマルシュに乗ってしまい多少のお金と時間は無駄にしたけれど、ジョージア到着翌日にメスティアに到着するという当初の目的は達したのだから、ここはよしとしておこう。

そしてここで私は再度宣言する。トビリシからメスティアにマルシュで移動したい人は、駅前ではなく北バスターミナル Didube bus stationに行くべきだ。運賃をごまかされにくいだけではなく、メスティアまで間違いなく座って行けることも結構重要だと、途中1-2時間経ってマルシュに乗った私は思うのだ。

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