2018ジョージア8 メスティアからクタイシの”メディコ&スリコゲストハウス”までマルシュルートカで移動した件
2022/10/03
ジョージアには昔から旅行者に知られた有名な宿がある。メディコ&スリコだ。
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決してロケーションが良いわけでもないし建物が立派なわけじゃないこの宿が有名なのは、自家製のジョージアワインが飲み放題の夕食と朝食がおいしく、そしてオーナーであるメディコ・スリコ夫妻のおもてなしが素晴らしいためだ。
旅行の日程にあまり余裕はなかった私だけれど、メスティアからまっすぐ首都トビリシに戻るのは戻るのはもったいないと、メディコ&スリコのあるイメレティ州の中心都市クタイシに向かった。メスティアからクタイシまではマルシュで約5時間/25マナト、朝8時に出発する。10時間かかるトビリシまで行くのとそんなに運賃が変わらないのだな。
おっと、車に乗る前に、薬局で10錠入り5マナトの酔い止めを購入する。私は疲れが出てくると乗り物に酔いやすくなるし、往路やウシュグリ村に往復する車で少しだけ乗り物酔いをしていた。どうせならトビリシで買っておけば良かったな。
マルシュルートカは途中一度の乗り換えを経て、クタイシ中心部にあるマクドナルド裏に到着した。乗り換え時にはよく分からない場所で降ろされ「お前達はここで待っていろ」状態となったけれど、不安を感じる前にちゃんと乗り継ぎの車はやってきた。
メスティアのような山間部から平地の都市部まで行くマルシュルートカでは、結構普通のことなのかもしれない。チケットもちゃんと定価表示の切符売り場で買ったので、私が往路にぼられた車内で言い値の運賃を支払うのとは訳が違う。まぁ往路の私が愚かだっただけれけれど。
ジョージアにはマクドナルドがある。しかしCIS名物のマクドナルドもどきもすぐそばにある。SHAWARAMAという店なのかシュワルマを出す店なのかよく分からないけれど、せっかくジョージアにやってきたのだから、どちらを選ぶかと言えばこちらだろう。
しかし私はマクドナルドに入ってしまった。だってバーガーとポテトとドリンクで3.95マナト(≒254円)というキャンペーンをやっているんだもん。ポーションは多くはないけれど、ランチには十分な量だしまずまずお安い値段だと思う。
さて、この長距離バス(マルシュルートカ)停留場のあるマクドナルド前からは、19番か34番のマルシュルートカに乗るか1番の路線バスに乗って少し歩くか、なのだそうだ。
しかし番号が分かっていても「どちら向き」という問題が残っているし「メディコ&スリコ」と言っても運転手さんには多分通じない。歩ければそれに超したことはないのだけれど、バス停からメディコ&スリコまでの距離は4.6km、カバンを引きずって歩く距離ではない。
ここは素直に、1番のバスに乗って噴水広場 ”Colchis Fountain” から歩くことにする。”Colchis Fountain” なら紙でも書いてみせれば、運転手さんに意図は通じる。
予想通り、運転手さんは「ここだよ」と噴水広場で降ろしてくれる。あとはキャリアをコロコロ転がしながら、裏道を1km程歩くだけだ。
道路、舗装工事中…なのか、舗装されていないのか…、コロコロキャリアを転がすなんてできないぞ?しかも地味な上り坂だし、ここ。
この状況は少しの間だけじゃない。google map が教えてくれる噴水広場からメディコ&スリコまでの道のほとんどがこんな感じだ。少し遠回りをして表通りに出れば舗装された歩道もあるかもしれないし、大通りの1本手前にも道はないではないのだけれど、抜ける横道は多くない。
結局7kg程度のキャリアを時に引き上げ時に転がし、私はメディコ&スリコゲストハウスまでの約1kmを20分弱かけてよじ登った。
部屋に荷物を置かせてもらってから大通りメディコ&スリコから1本北の 26 Maisi Street に出てみる。
19番のマルシュ、走ってるし。
34番のマルシュ走ってるし。
CISはマルシュに乗らないと移動の効率が悪くてしかたがない。宿に戻って地図を見ると、メディコ&スリコは Sapichkhia という鉄道駅から400m、噴水広場より近いし何より駅から宿までは下り坂。マクドナルドあたりで19番か34番のマルシュを見かけたら「Sapichkhia駅の近く通りますか?」→ ”Sapichkhia?” とでも聞くのが正解だった気がする。
ともあれなんとかたどり着いた超有名宿のメディコ&スリコ。自家製ワインとメディコさんの手作りの食事をわくわくして待つ。