世界、大人の社会科見学!

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グルジア ジョージア

2018ジョージア13 トビリシの旧市街で新旧3つの名だたる教会をはしごした件

さて、今日は本腰を入れてトビリシを観光する日だ。

宿であるゲストハウスゼメルは「トビリシの銀座」的なラスタベリエリアにあるけれど、ブランド品にも”ちょっと良いレストラン”にもあまり関心のない私にとって、市内の典型的な観光スポットはというと、やはり旧市街、ということになる。まずはジョージア正教最大の寺院、”至聖三者大聖堂”に向かう。

真新しく見えるのは2004年に完成したばかりだからで、長い歴史を持つ大聖堂ではないが、その分「21世紀にジョージア正教が本気を出したらこんな立派な大聖堂が出来た」という意味でも見応えがある。その敷地はかなり広く、大聖堂に続く歩道も広い。


この日は大聖堂の中では何かの儀式が行われていた。周囲を見回すと結構多くの人がカメラを取り出していたので、私も少し写真を撮らせてもらったが、特に咎められることはなかった。大聖堂の内部は、その規模こそ大きいけれど装飾は華美ではなく「すっきりしている」というのが第一印象だった。新しい聖堂の場合、ゴテゴテと華美に飾り付けるよりむしろシンプルな装飾の方が良いのかもしれないな。


ただ大聖堂は大きい。「大」聖堂だから当たり前、と言われればその通りなのだけれど、ここは南コーカサス最大の宗教建築にして正教会最大規模の聖堂だ。歴史はないけれど市民の集う場でもあり、至聖三者大聖堂、これは見ておいて損はない。

じゃぁ歴史の長い教会はというと、そういったものはトビリシから30分、25km程北にいった世界遺産でもある古都ムツヘタに溢れているのだけれど、トビリシ旧市街にだってないわけじゃない。至聖三者大聖堂を1.5km程南下して旧市街の中心地でもあるクラ川の河畔に出ると、そこにはメテキ教会(Meteki Church of the Assumption)がある。

メテキ(Meteki)とはジョージアの言葉で「宮殿の周辺」という意味らしい。言い伝えによると、12世紀に Vakhtang I Gorgasali 王が、ここに教会と王の住居を兼ねた砦を作ったのが始まりだという。

城塞は1819年に破壊され、帝政ロシアには悪名高い刑務所として使われ、ゴーリキーもここに投獄された。周辺にあった建築物も、モンゴルの襲来やロシア、ソビエトによる開発、そして橋の建築などにも伴って、その多くが残っていない。

しかし、1278年から1284年頃のセント・デメトリウス2世によって建てられたメテキ教会(メテキ被昇天教会)は修復を繰り返され現存している。私が訪問したときも修復中で足場に囲まれていた。うれしいことに内部も見学できる。

繰り返された修復のせいか、内壁や内装からは外観程「歴史を感じる」という雰囲気ではない。

むしろメテキ教会の魅力は、交差キューポラ(cross-cupola)という中世では一般的だったその構造だろう。キューポラといっても吉永小百合の映画に出てきた溶解炉ではない。

要塞であり王の住居であり教会であり、時には悪名名高い刑務所であったメテキ教会は、断崖の上に立つ。この断崖はトビリシを守る聖人とも言われる、786年に処刑された「ティフリスのアボ」の遺蹟だったとも言われており、また砦は5世紀の殉教者シュシャニクの埋葬場所だとも言われており、聞けば聞くほどいろいろな歴史を背負っている。

そしてトビリシ旧市街の教会と言えば、忘れてはならないのがシオニ大聖堂だ。

こののぺーっとした印象を与える外観を持つ教会こそ、実はジョージア正教の総本山であり、その創建は6世紀、トビリシ旧市街では最も古い教会なんかないかと思う。改築や改修はされているけれど、現在の建物は13世紀に建てられた。その外観がメテキ教会より新しく見えるのは、破壊されたり刑務所にされたりしなかったせいかもしれない。

シオニ大聖堂(シオニ教会)には4世紀にジョージアにキリスト教を伝えた聖ニノの十字架が納められている。すごいのは教会が「この十字架は複製品」だと認めていることで、本物の十字架はどこかに大切にしまいこんでいるらしい。聖ニノがどれだけ尊敬されているかがよく分かる。

内装は、ここまで訪れた3つの教会の中では、もっとも華やかで美しい。

正直言って、私は教会にものすごく興味がある、という訳ではない。

キリスト教徒が多いエリアを旅行すると、どうしても観光名所には「教会」や「聖堂」「大聖堂」があがってくるので訪問はするけれど、ノートルダム級の有名処でもない限り、拝観料が高かったり疲れていたり遠かったりすればすぐに行かない、その程度の興味だ。

しかしトビリシを歩くとき、この至聖三者大聖堂をスタート地点として橋を渡ってシオニ大聖堂に向かうのは、なかなか悪くないルートなんじゃないかと思う。

その距離1.9km、トビリシの夏はそこそこ暑い。3つの教会を見学し汗をかいた私は、お楽しみの温泉に向かう。

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