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グルジア ジョージア

2018ジョージア14 旧市街の超有名ハマム”No5”で112円の温泉に入り、10ラリの垢すりまでやってしまった件

2019/07/24

ジョージア(旧グルジア)の首都、トビリシ ”თბილისი” の ”თბილი” はジョージア語で「暖かい」という意味なのだそうだ。何が暖かいのかというと、これが温泉と関係している、と考えられているらしい。

そう、トビリシには温泉が湧いている。しかも旧市街のど真ん中に公衆浴場がある。

このドームと通気口はまさに公衆浴場ハマムのものだ。少し前アゼルバイジャンの旧市街イチェリ・シェヘルではハマムの痕跡だけが残されていたけれど、ここはバリバリの現役営業中、しかもその料金は3ラリ(≒110円)だと言う。

110円と言えば少し前に値上げした上の山温泉の公衆浴場よりお安い。バスタブのある部屋などにはまず泊まらない、これを見逃す手はない。宿を出るとき、私はカバンの中にバスタオルを忍ばせておいた。

旧市街のクラ川南にはいくつかのハマムがあるが、今回はその中でも一番有名なNo5に入ると決めていた。理由はいくつかあるが、決め手になったのは最近ここに入った人から「3ラリで快適でしたよ」と聞いたからだ。店によってはプライベートバスしかない高級店もあるのだそうで、確実に3ラリのお風呂があるという情報は無視できない。

更にはお風呂では多少のお金や荷物を預けることになるのだから、老舗であれば盗難のリスクも多少は少ないだろう、ということも考えていた。

No5は1925年開業の老舗だ。ハンマーと釜のマークがあるのはソ連時代の開業だったからなのだろうけれど、1996年にはソ連は崩壊していたはずで、このプレートの意図は今ひとつ謎ではある。

更には個人的な思い込みかもしれないけれど「ソ連とハマム」という組み合わせには地味な違和感がある。ハマムがイスラム教文化圏に多いからそう思いこんでしまうのだろうけれど、ソ連と言えば秘密警察と行列と黒パンとウォッカであって、ハマムじゃないと思うぞ?

ちなみに1925年はあのスターリンがレーニンの後継者争いに勝った直後だ。トビリシにいろいろ因縁のあるスターリンが絡んだか忖度されたか、そんな事情があったのかもしれない、などとも考えてしまう。

No5はトビリシでも多分一番人気のハマムで、時間が遅かったり混んでいたりすると入れないこともあるらしい。ジョージアの温泉を結構楽しみにしていた私は「追い返されちゃ大変」と、まだ日の高いうちにやってきた。ここは朝から営業をしてるとのことで、午後なんて別に早い時間じゃないのだな。

入口で入浴料3ラリ(112円)を支払う。マッサージ、垢すりはそれぞれ10ラリ(375円)、入浴料は確実にお安いけれど、垢すりやマッサージは内容次第、だなぁ。とりあえず入浴料だけを支払って共同風呂へ。ここも一応個室があるようだけれど、20ラリから100ラリと私には縁のない価格だ。

No5には床屋もある。散髪代を聞くのは忘れた。

ロッカーは無料。手ぶらでやってきても貸しタオルがあり、これは1ラリ(37円)。大変に納得のいく価格だ。1ラリなら濡れたタオルを持ち帰るよりは良いかと借りてみる。日本風のバスタオルではなく、シーツのようなただの綿の布だ。


ロッカー室にスタッフがいたので、試しに「写真を撮っていいか」と尋ねたところ「大丈夫」のお返事をいただく。これはもしやと「お風呂の中も撮っていい」と聞いたらこれもOKとのこと。いいのかよ?と驚きつつお言葉に甘えてみる。他のお客さんに何か聞いている様子もないので、さすがに人にカメラは向けられないな。

浴室内部に上部にパイプが張り巡らされていて、そこがシャワーになっている。みんな体を洗ってはここでお湯を浴びている。

湯船は1ヶ所、せっかくの浴槽なのに、ジョージアの人にはさっさと洗ってさっさとシャワーを浴びる感じで、じっくりつかる人はあまり多くなく、空いている。どちらかというとサウナの方が人気のようだ。

ちなみにサウナはいつも誰かが入っていて、写真は撮れなかった。まぁ当たり前だな。浴槽の写真の片隅には顔が映り込んでしまった人がいたけれど、ごめんねと挨拶したら笑っていくれた。ありがたいありがたい。

垢すりはここで行う。様子を観察したみたところ、所要時間は10分程度でそんなに丁寧な印象はない。しかし、見ていると体験したくなってしまう10ラリ支払って垢すりをお願いする。


私は1ラリ支払って借りたタオルをびしゃびしゃに濡れないように浴室の片隅に掛けておいたのだけれど、垢すりのおじさんはそのタオルをマッサージ台に遠慮なく乗せてお湯をかける。あああ、私のバスタオル、もうただの濡れシーツじゃん…。垢すりのクオリティはというと、そうだなぁ、お値段相応、というところだろうか。

ここまでこのお風呂を「ハマム」と書いたが、ジョージアでは温泉はアバノと言うらしい。私の頭の中ではハマム(ハンマーム)は、中東から中央アジアエリアの公衆浴場、なので南コーカサスのジョージアでもついハマムと呼んでしまったが、これが正しいのかどうか確信はない。

しかし1つだけ間違いのないことがある。トビリシのハマムは安い!

物価の安いジョージアでの生活価格なのだから、日本人にとって安いのは当然なのだけれど、それにしても安い。私はハマムのある国をそこそこ旅行したと思うのだけれど、お金を払って入浴したのは内戦前のシリアとジージアだけだと思う。トルコあたりの観光ハマムだと平気で30$とか言い出すし、安いハマムは必ずしもどこにでもあるわけじゃない。

お湯に入れない蒸気だけのハマムもあるなか、トビリシのハマムは温泉の湯船に入れて、サウナにも入れて112円なのだから、これは行かないと損だ。もちろんお金がある人は個室に入るという選択肢もあるのだろうけれど、個人的には風情と異文化体験的視点から、共同浴場をお勧めしたい。

3ラリ(≒112円)で汗を流し、まだ明るい街に戻る。ああ、チュリに行って1ラリ(≒37円)のビールが飲みたい!

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