世界、大人の社会科見学!

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グルジア ジョージア

2018ジョージア17 トビリシからスターリン博物館のあるゴリまで列車に乗り、未食だった「ジョージアのソウルフード」ハチャプリをいただいた件

2019/07/30

ジョージアの首都トビリシから西に約80km、シダ・カルトリ人口約47000人(2009)州の首府でもあるゴリは、スターリンの出身地として知られている。

公式記録に残っているだけでも1937-8年の2年間だけでも30万人以上が処刑されたスターリン政権下の大粛清の犠牲者は、正確な数字を把握することは難しいが、この時期ソ連の人口は数百万減ったとされる。彼の死後2年目にフルシチョフがスターリンを批判したのももっともな話だ。

そんなスターリンの出身地ゴリ。レーニン像ですら撤去されているこのご時世だけれど、ゴリの中央広場には2010年まで旧ソ連圏で唯一スターリン像が設置されていた。

ソ連政権による公式なスターリン批判開始が1956年、第2次スターリン批判によってその遺体がレーニン廟からて撤去され火葬されたのが1961年。それを考えればゴリ中央広場のスターリン像はよく2010年まで残されたものだとすら思う。

「さすがは出身地」ということなのだが、トビリシからゴリまではバス以外に鉄道でも行くことができる。私は別に鉄道マニアではないけれど、こういうチャンスは逃したくない。もう少しあからさまに言えば、マルシュルートカはもう飽きた。

話によるとゴリに行く列車は午前中は朝8時台から1時間に1本程度あるらしいので、宿の朝食も諦めて少し早めにトビリシ中央駅に行ってみる。個人的な印象かもしれないがジョージアは朝が遅い気がする。ゼメリの朝食も朝9時からと、早くから動き回りたい旅行者にはちょっと遅めの時間だ。

チケット売り場で整理券を受け取り、発券孫口で「次のゴリ行きのチケットを下さい」というと、列車のチケットは難なく手に入った。正確な運賃は覚えていないのだけれど、チケットの元画像を見ると、どうやらゴリまでは11ラリ(≒407円)だったようだ。帰路のマルシュが3ラリだったことを考えると、割高、ではある。

ホームにやってきたのは、思いの外小奇麗な列車だった。ジョージアの鉄道は1960年代に一応全線電化されたらしい。もっともソ連崩壊後架線が機能していないエリアもあるのだそうでとっとと直そうよ、ではある。

ちなみにアゼルバイジャンのバクーからジョージア/トリビシを通りトルコのカルスまで走る「バクー・トリビシ・カルス鉄道」も2017年に開業しており、これにはアルメニアが大変ご立腹らしい。

過去の歴史もありこのエリアの国々の対立にはいろいろ根深い問題も多く、旅行者としてはうかつな口出しはしにくい。それ以前にせっかくのジョージアを素通りしてアゼルバイジャンとトルコを行き来する人も少ない気はする。

やっぱり鉄道は良い。乗る前から少しワクワクできる。チケットは座席指定になっていた。まぁ11ラリもするのだから当然だな。ホームには物売がいるけれど「何か買いたい」という気分は間違いなくマルシュより高まる。

私の座席は、、あったあった。2等車は5列シート、エアコンも効いていて華美ではないが十分に快適だ。ただお値段がマルシュの3倍以上するせいか、車内に人は少なめ、というか、がらがらと言って良い、

その気になればテーブルも使えるのにねぇ。

定刻にスタートした列車は古都ムツヘクエリアを抜けつつ、ジョージア中央の平野部を順調に走る。しかし車窓風景はというと、

エアコンの結露で大変に見にくい。窓ガラスは2重になっており結露しているのは外側のようで、内側からいくら窓を拭いても景色がよく見えない。とても残念だ。

残念だ、残念だと言っているうちに列車はゴリに到着する。


駅舎はそれなりに立派なゴリ駅だけれど、その位置は街の中心部から1-2km離れたやや不便な場所にある。マルシュもあるのだけれど、せっかくなのでと博物館方面に歩いてみる。

駅前、というにはあまりにも寒々しい町並みをスタート。

トビリシ同様街を東西に流れるクラ川を渡ると、そこから北は多少賑わいのある「街」になる。

橋を渡って少し歩くと、地元の人がレストランに入ってくのが見えた。そういえば今日は宿の朝食がいただけなかったので何も食べてない。ジョージアの食事はチュリやメディコアンドスリコでかなり満足していたのけれど、まだ一つ食べていないものがあった。ハチャブリだ。

アゼルバイジャンのバクーからジョージアのトビリシに向かう寝台列車で同室した「ほぼ毎夏をジョージアで過ごす」と言っていた男性が、「ジョージアに言ったらハチャプリを食べるといい。土地によって作り方も味も違うけれど、どれも美味しいよ」と言っていたのを思い出す。ジョージアのソウルフード、なのだそうだ。

うーん、もしかしたら今がそのタイミング、なのかもしれないな。

「すみません、ハチャプリとお茶ください」

 

軽い気持ちで頼んだハチャプリは、大変大きかった。地域によっていろいろ違いがあるハチャブリ、ゴリのそれは内部に大量のチーズを挟み込んだLサイズのピザ、のようだった。

イメレティ、という最も一般的な形状のものなのだが、とにかく量が多い。しかも大量のチーズがそのボリュームを更に強大なものにする。それなりに量を食べる私ですら、2切れを食べきるの精一杯だった。

そして正直に書く。このあと食べたものも含め、私はどうやらハチャプリがあまり好きではなかった。この店のハチャプリはスルグニという伝統的で最も一般的なチーズを使っているそうなのだけれど、私はこのチーズをあまり好きになれなかったのだ。

まぁ、変な味というわけじゃないし、お腹が空けばまた食べることもあるかもしれない。私はこの日、結構ずっしりした冷えたハッチャプリを持ちながら、ゴリの観光をすることになる。

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