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アルメニア

2018アルメニア4 エレバン郊外のショッピングモールと超有名コニャック工場を見学した件

2019/08/04

アルメニア人虐殺を記録するツィツェルナカベルトは、市内中心部にある共和国広場から3km程度の場所にある。往路はバスで行ったけれど、私は帰路は歩きながら街に戻ろうと考えていた。ツィツェルナカベルトから宿までのルートには、いろいろな見どころがある。

ツィツェルナカベルトを降りたところにはラズタンスタジアムがあり、更に近くにはサッカーチームの事務所と練習場がある。FCアララットエレバンの本拠地のようだ。エレバンの日立台、みたいなものだな。

1935年に設立されたこのチームは、1949から1950年、1960年から1963年、そして1965年から1991年、ソ連のトップリーグであるソビエト連邦サッカーリーグに在籍し、1973年には国内リーグとUSSRリーグで優勝、翌年にはUEFAチャンピオンズカップにも参加している。

彫像は1973年のダブル優勝を記念したものだった。ソ連崩壊後はアルメニアリーグやアルメニアカップに参加しているとのこと。

そしてスタジアムからそう遠くない場所には、郊外型ショッピングモールであるDalma Garden Mallがある。

エレバンでは最大規模のショッピングモールなのだそうだが、入ってみるとあまり人は多くない。


平日だからなのかな、とも思ったがそれにしても人が少ない。が、その理由はすぐわかった。私は靴がそろそろ寿命に近かったので安くて良いものがあったら買おうと考えたいたのだけれど、ここで売っている靴はどれも高かった。

そう、Dalma Garden Mallは、ブランド品店も多い高級ショッピングモールだったのだ。平均月収が300ドルとも言われるアルメニア、ケチだとは言え日本人が「ちょっと高いかな?」と思うようなものを購入できる層はそう多くない。

しかし、ここのフードコートはそれなりに秀逸だ。

 

フードコートには例の現地h型和食店”WASANBI”やバーガーキングも入っていて、エスカレータ前ではディスカウントクーポンも配られている。よしよし、これをランチにしてみよう。

Dalma Garden Mallを更に1km程南下すると、エレバンでも重要な観光名所の一つと言って良い建物が目に入る。アルメニア名物でもあるコニャック「アララット」の工場、そして博物館だ。

強いお酒を飲む習慣がない私はよく分かってなかったのだが、コニャックとはブランデーの一種だった。コニャックとはフランスの街の名前で、ブランデーのうちフランス産の特定の条件を満たすものだけが”コニャック”を名乗ることができるらしい。

だったらアルメニアで作られたものが”コニャック”を名乗るのはおかしい、ということになるのだが、旧ソ連で人気だったこのお酒は特にロシアで「アルメニアコニャック」と呼ばれてきた伝統があり、だから「コニャック」と呼ばれることが多い、とのこと。なるほどねぇ、知らなかったよ。

しかしこの「アルメニアコニャック」は西側諸国でも人気があり、英首相チャーチルはアララットの10年もの「ドゥヴィン」を愛飲していたとのこと。

話によると、あのスターリンに勧められ感銘を受け、その後数ケースをイギリスに送ってくれるように依頼したら毎年400本が送られたのだという。「ここでもスターリンかよ」である以上に「この強い酒を酒一日1本以上飲むか?」でもある。

工場見学はエレバンブランデー社のサイトから予約もできるのだけれど、私は予約なしで次の英語のツアーに参加できた。

ちなみにツアーの価格は、"3 stars"と"Akhtamar"の2種の試飲を含むものが4500ドラム、そして"Akhtamar"と"Nairi"、そしてチャーチルが愛飲したとされる"Dvin"の3種の試飲を含むものが10000ドラム。

チャーチルが愛飲した”Dvin”に興味がないとは言わないけれど、そんな予算があったら櫻田でかき揚げうどんが2杯いける。ここは4500ドラムのコースで行こう。

まずはツアーに参加する。エレバンブランデーとアララットの歴史を教わり、

かつて使われていた樽や、過去の製品を見て、

創業者だか技術者だかの再現された部屋を見て、

ここにどれだけ有名人がやってきたかを知らされる。


面白くないとは言わないけれど、予想に反してここは「ただの資料館」であり現役の工場ではなかったことが少し残念だった。現在の工場はアルメニアの地方各地にあるとのことなので、仕方がないけれど。

そして、お楽しみの試飲タイム。左が"3 stars"で、右が"Akhtamar"。つまみに申し訳程度のチョコレートも出てくる。どれどれ?

うーん、全然味が分からない。"Akhtamar" の方が若干まろやかな気もするけれど、これが思い込みでない保証は全くない。

いや、それ以前に私がブランデーを飲むのは数十年ぶりで、どんな味だったか、何が美味しかったのかも分かっていない。うかつにお高い”Dvin”に手を出さなくって正解だった。

もちろん中には売店もあり、ブランデーを買うこともできる。これは”Nairi”という20年ものでラインナップ的にはあの”Dvin”に続くものらしいのだが、これが17500ドラム(≒4000円)。安いんだか高いんだか、私には全然わからない。

ちなみにARARATのEREVAN BRANDY COMPANYの南には、NOYというブランデーとウォッカの工場もあり、ここでも中を見学できるらしい。

かつてのエレバン要塞に作られた工場はそれなりに歴史があるものらしいのだが、ソ連崩壊後2002年までは放置されていたらしい。再稼働した今でも訪れる人はあまりおらず、受付で話を聞いても「予約して来てくださいね」と、あまり積極的に見学者を受け入れている雰囲気はなかった。

チャーチルが愛飲しエリツィンも訪問し、たくさんの有名人が樽をキープする有名ブランドのアララットに対し、ノイはあまりにもられていない。

もしかしたら中にはノイの方が好き、という人もいるかもしれないけれど、強い酒を飲む習慣のない私には、生涯その味の違いは理解できないんだろうと思う。それ以前に、今後わざわざ身銭を切ってまでブランデーを飲む機会があるとも思えない。

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