世界、大人の社会科見学!

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香港・深セン

2019香港/深セン5 虎門から深セン北まで高速鉄道に乗ったら運賃がバスより安いのに僅か17分で到着してしまった件

誰も行かない地味な文化遺産「逆水流亀甲村堡」は、実は高速鉄道の虎門駅から近い。距離にして1.4km、歩いても17分の距離だ。

海戦博物館、虎門要塞、林則徐がアヘンを処分した記念公園、アヘン戦争博物館、そして逆水流亀甲村堡と虎門鎮を十分に漫喫した私は、帰路は高速鉄道で深センに帰ることにした。

虎門から出る中国の高速鉄道は私の泊まっている羅湖の深セン駅には行かず、その多くが深セン北行きで、後は時折深セン北を通って福田や香港西九龍に行く列車がある程度だ。ここは素直に深セン北に行くのがよろしい。

逆水流亀甲村堡から高速鉄道駅への道は、「もうこれぞ中国の単なる村」といえる味も素っ気もない道だ。見える物は中層建築の住宅に小型の店舗程度で、生活感こそあれ賑わいはない。そんな道を1.4km歩くと、高速鉄道の虎門駅と東莞地下鉄2号線の虎門火車駅がある。


東莞地下鉄は2010年に着工し2016年5月に運転を開始した新しい路線で、1号線から4号線が運行する予定だけれど、現時点では2号線のここ虎門火車駅から東莞火車駅までしか開通していない。始発の門火車駅から終点の東莞火車駅までの距離は36.9km、その全てに乗車すると47分かかる。深セン北から羅湖までは16.8kmで所要時間は約40分。

ちょっと迷ったけれど、ここは素直に虎門から高速鉄道に乗ることにする。東莞から深セン(羅湖)まで「新幹線」のような和諧号は50分から1時間程かかるけれど、虎門から深セン北までの高速鉄道はなんと17分で到着するというのだ。それでいて運賃は往路のバスより安い39.5人民元(≒584円)。東莞からの運賃は高速タイプのC列車だと58.5人民元(≒865円)もしてしまうので、時間的にもお値段的にも、虎門から高鉄に乗るのが良い。


中国の人たちが自販機のQR決済でさくさく切符を買っていく中、自販機の扱いに今ひとつ不安な私は窓口に並んで切符を買う。自販機にはQR決済以外に現金が使えるものもあるのだけれど、あくまで「使えるモノもある」程度だし、中国の鉄道切符購入に必須であるパスポートのスキャンに至っては(どうやらあるらしいのだけれど)そんなことが出来る自販機を見たこともない。

中国でQR決済ができないと何かと不便なのだけれど、日本人が使うにはまだまだその状況はまだ不安定で2019年の7月からは事実上不可能になったとも聞く。Paypayあたりが早く対応してくれれば良いのだけれど。


やってきた高速鉄道の列車は、一見したところ今までの和諧号と大きな違いはない。先頭車両のフォルムが少し鋭くなり、「日本の新幹線が進化しているのと同様に中国の高速鉄道車両も進化しているのだなぁ」と思う程度だ。



乗り心地だって今までの和諧号とそんなに違いがない、と思っていたら、列車はどんどん速度を上げ始めた。速い。この列車はただ事ではなく速い。車両ドア上部にある速度計を見ると、その速度はなんと300km/hを越えていた。はやぶさやこまちの最高速度に迫る速さじゃないか!


たかだか5-60kmの区間で時速300kmを越える最高速度で走れば、そりゃ17分で到着するわ、だ。ちなみにこの区間、2等は39.5人民元(≒585円)だけれど、「ほぼフルフラット」と豪華なことで知られるビジネスクラスに104.5人民元(≒1545円)で乗ることもできる。終点から一つからの区間なので切符も取りやすいし、1000円追加してフルフラット座席で行くのもありだ。17分しか寝られないけれど。

深セン北駅からは地下鉄の4号線と1号線を乗り継ぐ。

中国と香港の国境、羅湖口岸から徒歩10分にある安宿、窓もなく多少下水の匂いがする1泊80元の安宿、聚福園賓館に帰還。ボロ宿だけれどお湯で体を洗って、エアコンの効いた部屋で眠ることだけは出来る。


ちなみにこの宿の周辺には、安く食事をできる店や比較的価格の安いスーパーもある。うれしいことにこのスーパーでは、薄いビールが主流の中国にあってかなり日本の味に近い青島ビールの350ml缶、しかもこれも中国としては珍しくキンキンに冷えたものが、なんと1缶4元で買える。味の薄い雪花等でよければ3元だけれど、ここはどう考えても青島だ。


更に聚福園賓館の裏には、そこそこのレストランや大快活、快餐や炒め物の店など安く食事をできる店もある。今夜はスーパーの青島と焼きそばで晩ご飯とする。合計で14元だったか15元だったか、朝食べた丹桂軒の点心3品の1/5以下のお値段だ。なんて言うんだろう、泊まっている宿に大変に相応しい夕食なんじゃないかと思う。


ちなみにこの炒め物屋は当然持ち帰りもできる。これは別の日に買った10元の炒飯なのだが、


多少外観的に侘しいことは否定しきれない。私は撮影後ビールを買い宿の部屋で食べたのだけれど、正直この部屋でこの食事を摂っていると、なんというんだろう、学生時代を思い出す。一応個室だしエアコンもお湯のシャワーもテレビもあるし、それだけでも十分なのだけれど、この宿のこの部屋にはそんな設備があっても消すことのできない「うれぶれ」感がある。


まぁ、そのなんだ、中国大都市の好ロケーションポイントで80元の個室を探せば、こんな部屋になる、と言うことだ。これが嫌な人はあと40元程多く出してユエジアビジネスホテル辺りに泊まるのが良い。次回の羅湖でどちらに泊まるか、私も多少悩むところだ。

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