世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

香港・深セン

2019香港/深セン7 石岩バスターミナルから3元の路線バスに2時間半揺られて電気街の華強北路に来たけれど、結局自分はこの2軒だけあれば良かったのだと感じた件

2019/09/13

労務工博物館のある深セン市宝安区石岩村。


そこそこの規模のバスターミナルはあり、住居の他多少の店舗などがありはするけれど、言っちゃ悪いが、博物館がなければわざわざこんな場所には来ない。つまりこれは私にとって生涯最後の石岩村訪問となる可能性もあるわけで、じゃぁせっかくだからと少しだけ街を歩いてみることにした。

街には一応一通りのものはある。KFCもマクドナルドもある。そんなに規模は大きくないけれどショッピングモールもあるしビジネスホテルもある。といって街に魅力があるかと言うと極めて微妙だ。


ほうほう、地下鉄の工事をしてるのだな。13号線の宝石路駅を建設中とのこと。2016年に深セン空港に出る11号線など3路線が開通した時にも、深センの開発のペースの驚いたけれど、建設はまだまだ続いており、既存路線の延伸以外に16号線までの計画があるのだそうだ。さすが世界の工場、だ。

味気ない街の表通りはますますつまらないので、裏道を歩いてみる。そろそろ昼食が欲しい。

うむ、少しは歩き甲斐のある景色になってきたぞ。左側に見える木桶飯とは広東省の北隣である湖南省の名物で、本当に木の桶に入ったご飯の上におかずが乗っている。

まぁ実際には木桶の中に金属の内桶があるのだけれど、昔は木の桶に直接ご飯を盛っていたに違いない。「木桶飯」は料理の名前というよりは提供形態だなので「木桶飯1つ」と注文することはできず、例によって結構内容が分からない中国語のメニューを指さす必要がある。

当たると結構おいしいのだけれど、ご飯の量が多い上に外れても最初から最後まで味は同じなので、大量のご飯やおかずと格闘する必要があり、ギャンブル的要素もあってなかなか楽しい。ちなみに「湘」の文字があれば大抵その店は湖南料理の店で、結構辛い味付けの可能性も高いのだ。

というわけで、やっぱり私はこちらに走ってしまう。


潮汕中式快餐。潮汕とはまた懐かしい、去年行ったばかりだぞ。高速鉄道駅の食事は高いわりにイマイチだったけれど、この店では肉系1品と野菜2品をのせたご飯が10元からいただける。


快餐の良さは安さだけではない。作り置きだけれど実際の料理を指さしてご飯にのせてもらうので、メニューの豪華な文字列と貧相な現物とのギャップに泣くこともないし、少なくとも3種類程度のおかずが乗るので、見た目と味のギャップがあっても、他のおかずに逃げることが出来る。この点木桶飯は逃げ場ないもんなぁ…。


快餐の店では、ご飯やスープのおかわりが無料である場合も少なくない。「免費加湯加飯請勿浪費」、「ごはんとスープのおかわりは無料だけれど食べ残しとかはしないでね」と、なんとも心優しいメッセージじゃないか。

お、この辺には何軒か盲人推掌の施療院がある。もしかして都心に比べれば多少安いのではないかと期待して入ってみる。


中医推掌、60分70元。そうかぁ、最近じゃ中国でも普通に1時間70元とかだもんなぁ。50元でも普通だし、それを割り込めばかなりラッキー、が2019年の相場であるようにも思う。まぁせっかくだからお願いしてみよう。


看板に「盲人按摩」とあっても施術者が晴眼者であることは少なくない。要は「怪しげなことのない真っ当なマッサージだよ」くらいの意味だ。今回入った医院は家族経営っぽい感じで、施術も接客も十分満足できる水準だった。70元は日本円だと約1070円。日本でこんな値段でマッサージを受けることは不可能だし、まぁ納得できる水準ではある。私の宿は1泊80元だけど。

快餐で食事をしてマッサージを受けたらすることがなくなったので、石岩村から深センの電子街である華強北路に向かうことにする。石和村からは片道3元のM193のバスが10分から25分の間隔で走っているようだ。往路のK553快線が片道20元だったから、6分の1以下のお値段ということになる。少し時間はかかるようだけれど、乗ってしまえ!






えー、2時間半かかったし。


今までいろんな路線バスに乗ったけれど、3元(≒45円)で2時間半のドライブを楽しませてもらったのは、多分これが初めてだったと思う。距離にすれば30km弱なのだけれど、停留所がそこそこ多いことや多少の渋滞があったことで2時間半かかったわけで、これがもっと酷い渋滞だったら3時間は楽しめるバス旅になっただろう。半分本気でトイレも欲しいと思う。

華強北路。


この道が歩行者専用道路になって何年経つだろう。以前は車も行き交う普通の道だったのが、どんどん公園的なおしゃれな道となり、今では怪しげな電脳街というより先端都市深センの1等地になっている。2010年にiPadが発表された時、iPedと命名されたアンドロイドタブを499元で売っていたあの胡散臭さがどんどん失われていく。

地下鉄華強北駅近辺で最も大規模で華やかなのが、この華強電子世界だ。


かつて私がIpedを買ったこの大きなビルディングは、深センの電子街を訪問する客が増えるに伴い少しずつ「ちょっと良いお店」が増え、売っているものの相場も少し割高になったように思う。その時期の流行やお値段をチェックするのには良いけれど、もう少し安く買いたい人は、別のビルをのぞく方が良いかもしれない。私が最近一番気に入っているのは、国際電子城だ。


このビルで扱っているガジェットは、華強電子世界で扱われているそれに比べかなり怪しげでかなり安い。香港で今だにこそこそ売られている、世界のテレビを見ることができるキワモノテレビUBOXの更なるマイナー版とか、


GO Proのパチモン58元(≒880円)とか、


怪しさと胡散臭さで言えばこの辺りのトップクラスだと言える。もちろん製品の信頼性は微妙だ。


更に200m程歩くと、龙胜配件城(龍勝数碼配件城)という、スマホのアクセサリーが安い店がある。


多分なのだけれど、スマホ関連のアクセサリーは周辺ではここが一番安い。今回ばらまき土産に購入したUSB-Cと一般アンドロイド用のマイクロUSB、そしてiPhoneのLightningの3端子がついた充電ケーブルが、他店では15-20元だったものが、ここではバラ売りでも10元だった。


個人的な好みだけれど、深セン電子街で買い物をするときには、最初に華強電子世界でその時の流行を確認し、あとは国際電子城と龙胜配件城(龍勝数碼配件城)の2軒だけを見れば満足できてしまう。

かつては香港の深水埗(シャムスイポ)やここ華強北路でも多少は目にすることができた「山寨」モノ、てっとり早く言えば中国製のパチモンは、国内消費者が安定した製品を求めるようになり、店からネットへ、そしてネットからも姿を消しつつある。MP3や4ならぬMP5プレーヤー、hiPhone等の胡散臭いスマホは、もう見ることはできない。華強北路も、こんなに小ぎれいな街になってしまった。


でもここで食べるのだけは、未だに快餐なのだけれど。

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-香港・深セン
-, , ,

スポンサーリンク