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香港・深セン

2019香港/深セン8 粉嶺の稲香で総額38香港ドル(≒525円)の飲茶をいただき、資本主義の自由競争を肌で感じた件

2019/09/17

4日目、帰国の日。3泊お世話になった羅湖国境から徒歩10分の安ホテルに別れを告げる時が来た。

バックパッカー上がりとしてホテルに多くは求めないのだが、今回の宿は極めて微妙な印象が残った。

羅湖の国境から徒歩10分もかからず、ちゃんとエアコンとお湯シャワー、タオルなどもある個室で税別80元(≒1230円)/税等込92元(≒1414円)は破格だったけれど、潔癖な人にまず泊まれない下水の匂いがほのかに漂う天井の穴を出前のメニューで塞いだぼろぼろの部屋は、「あと40元くらい出してでももう少しだけ良い部屋に泊まっても良かったかな」と、私的には珍しい印象が残った。


1年前に同じ深センの燕南で泊まった1泊総額102元の窓なし部屋も、うらぶれた感はなかなかのものだったけれど、この部屋よりはかなりマシだった。私は燕南程度の部屋を心の片隅で期待していたのかもしれない。

まぁ、文句があるなら金を出せ、だよな。香港の最低レベルの個室だってここの2-3倍はするのだから、それを考えれば文句はいいにくい。私は最近増えた重慶マンション等の、足が伸ばせないベッドサイズ180x60の劇狭窓なし宿では安眠ができないが、ここでは少なくとも体を伸ばして眠ることはできていた。「節約したお金は次の旅行の資金」と考える傾向のある私は、また泊まってしまう可能性も否定しきれない。


宿代を節約することが滞在の主目的だった深センに別れを告げ、香港へ。


空港で取得したe道(e-Channel)をさっそく活用できる場面がやってきた。e道は空港のみならず香港のほぼ全て(多分全て)のイミグレで利用できる。行列が短いことも素晴らしいけれどEDカードをいちいち書かなくて良いメリットはかなり大きい。


国境をすいすいと抜け香港へ。ただいまいましいことに、羅湖から香港へは落馬州のような安い路線バス便がなく、未だに国境鉄道としてぼったくり運賃を取り続けるMTRで27香港ドル(≒373円)もの運賃を支払わなければならない。

これは落馬州/福田の国境からなら、バスを乗り継いで空港まで行き、それでも6香港ドルのお釣りが来る高値だ。最近は「福田を使って元朗で食事」というパターンが多かったので目先を変えてみた、という側面もないではない。ともあれぼったくりMTRで、上水、ではなく粉嶺へ。


上水からA43バスで空港に行かなかったのは、A43バスの始発は上水ではなく粉嶺であることと、私が粉嶺にある中華料理店「稲香」に行ったことがなかったことと、が理由だった。ちなみに羅湖から上水までも粉嶺までも運賃は変わらない。

駅の近くにあるのは「フンイン仙館」という、1929年に設置された道教寺院。案内看板には敷地から粉嶺地区の眺望を楽しむことができる、とある。観光客としては「香港手軽に精進料理を味わうことが出来る場所」でもある。食べたことないけれど。


なかなか興味深いけれど、私には優先すべきことがある。まずは稲香でお安い平日飲茶を食べたい。粉嶺の稲香はショッピングモール「碧湖商場」”AVON MALL”の中にある。


稲香は香港で複数のレストランを展開するチェーン店で、沙田に稲郷飲食文化博物館も持っている大企業だ。中国料理の稲香の他、火鍋の稲香超級漁港、客家レストランの客家好機、そしてなぜかリンガーハットなど10種類以上の店舗を持つが、個人的には「平日の飲茶が大変安い店」という認識だ。


まずは店頭の機会で整理券を発券する。人数別にAからDに区分けして受け付けるこのシステムは、なかなかよろしい。ひとりの客はどんどんその辺の隙間に押し込んでくれづので待ち時間が短くなる。

店内には現役を引退したと思われる高齢のお客さんで大変に賑わっている。繁盛の理由はその安さだ。

平日朝の稲香にはサービス品の10HK$以下のご飯ものがあり、更には点心が半額になる、という太っ腹なサービスがある。小点の13HK$から最もお高い尊点のHK$25まで全てが対象で、深センのどこぞの店のように「半額なのは店が決めた特定の点心だけね」と後で言われる心配もない。まぁ、中国語があまりできない自分がいけないんだけどさ。


3日続けて飲茶の朝食、本日のメニューは滑雛飯と腸粉、そして大根餅という個人的定番メニュー。注文式のチェーン店なので老舗のような高級感やワゴンの回る賑やかさはないけれど、私には十分においしいし楽しい。


そしてこれがこの日の会計。腸粉と大根餅と滑雛飯、これにお茶代にサービス料が追加されて、総額HK$38(≒525円)。人民元なら34元。深センの丹桂軒の半額以下だ。これぞ資本主義の競争原理がもたらしたディスカウント、と感じる。

平日も週末も朝から昼間で同じ値段で点心を提供するのんびりした丹桂軒と、曜日や時間帯によって様々な割引を行う稲香の違いは、成熟しきって多少発酵してる感もある香港の資本主義と大陸の社会主義市場経済の微妙な違いにも通じる気がしないでもない。


お安い飲茶をいただいて心の底から満足し、粉嶺駅前でA43バスに乗り込む。





出国の前に、今回はお仕事が2つ。まずは、空港の郵便局からデルタのNIPPON500の申請書を送る。現在ではメールで申請できるけれどこの頃はまだファックスか封書で申請する時代で、家のファックスを廃棄してしおまった私は、最も安上がりな香港国内封書扱いで申請書を送付してみたのだ。節約というより半分遊びだけれど、物価の安くない香港で2HK$はお得なお値段だとも思う。


そしてSIMの購入。このCLUB SIMは88HK$(≒1216円)とお安かった上、いろいろ調べてみたところ「オンオフを切り替え、有効期間内の連続しない7日間、中国や韓国、台湾やタイ、オーストラリアやインドなどで使える」というかなり秀逸なものであることが分かったので、複数回の3日間程度の旅行に備えて買い込んでみたのだ。2-3回の旅行に使える1200円のSIMというのはかなり秀逸だ。

この後の流れは、いつもと変わらない。HKExpressは、スマホでウェブチェックインをしておけば、その画像を提示することでそのまま出国手続きができるので、まずはプライオリティパスの使えるプラザプレミアムラウンジでシャワーを使い、



ラウンジでビールと食事をいただき、



あとは成田までFIRE 7に入れておいた映画やドラマ、あるいはコミックを読みながら過ごす。FIREには3000円高い8インチのFire HD8や15800円の10インチHD10もあるけれど、個人的には5980円のFIRE 7で十分だと思う。機内の暇つぶしなんて片手でも持てる7インチの方がコミックも読みやすいし、なによりFIREは「安くてなんぼ」だとも思うのだ。



ただ、安物でいいから専用のカバースタンドは会った方が良いとは思う。さすがに機内で映画を見るとき手で持ち続ける訳にはいかない。

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