世界、大人の社会科見学!

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2019務安/木浦/珍島① 3連休にチェジュ航空の往復6000円チケットで成田から務安に飛び、23:00発の空港バスで木浦に行き、バスターミナル裏の安モーテルに1泊30000ウォンで泊まった件

2022/10/03

日韓関係は過去最悪と言われる状況になっている。

いろいろな経緯があってのことだし一旅行者としてはコメントは避けるが、日韓相互の訪問者が激減して日韓を飛ぶ航空便も減便となり、LCCに至ってはかなりの減収になっているらしい。そんな中韓国のLCCであるチェジュ航空が秋の3連休に成田/務安往復6000円というバーゲンチケットを売り出した。

諸税等を入れると往復約12000円、時間帯はあまり良くないけれど、安いことは間違いないし何より私は務安空港を使ったことがない。使ったことがない空港に到着するのはわくわくするし、何よりよく分からない韓国の片田舎に飛ばされるのも面白い。これは乗らない手はないじゃないか!

Twitterには #務安チャレンジというハッシュタグがあり、これは「飛行機が遅れると到着後空港バスに乗れないかもしれない、しかも24時間運用ではなく、周辺に宿どころかろくにタクシーもない務安空港を利用して、全羅南道を旅行してみるチャレンジ」という意味合いで使われているようだ。

務安(郡)は人口8万人の小さな町で、港湾都市である木浦の隣町、そして光州にも遠くはない、といったロケーションだ。しかし調べてみると実際には早朝から深夜まで木浦や光州にバス便があり、よほどのことがない限り「#務安チャレンジ」はなんとかなりそうな気もする。やっぱりこれは試してみるしかない。

成田発務安行きチェジュ航空7C1117便は、成田を19時に出発する。チェジュ航空のサイトによると搭乗手続きは60分前には締め切るらしい。なんとか午後18時前には第3ターミナルのチェックインカウンターに到着しなければならないので、金曜の夜私は少しだけ早く職場を出て空港に向かった。勤務先が成田に近いのはこういうときかなりありがたい。


実はチェジュ航空を利用するのは、今回が初めてだった。公式サイトによると機材は全てB737-800、古いものは2000年1月、新しいものは2018年10月製造の機材とのこと。



カップ麺などミールの販売もあるけれど、事前予約で多少安くなるとは言えホットミールが15000-20000ウォン、カップ麺が400円とそこはやはり機内価格だ。第3ターミナルで出国前に宮武うどんをいただいた私は、飲み忘れた食後の薬のために水だけをいただいた。唯一カップの水は無料でいただくことができたけれど、これは声をかけないともらえないようだった。2時間のフライトだけれど、売店か自販機でお茶くらい買っておいても良かったかもしれない。

成田を離陸して約2時間、おそらく光州と思われる街の光が見えてくる。光州民主化運動の痕跡を見学に、518自由公園や518民主墓地、更にはいろいろな噂もある505保安部隊跡の廃墟に行ったのは2012年、もう7年前になるのだな。


7C1117便は台風の影響もあり1時間近く遅れて務安国際空港に到着した。2007年に開港したターミナルはボーディングブリッジが3つか4つあるそれなりの規模だけれど、チェジュ航空で到着した私たちは、飛行機を階段で降りて敷地の端を歩くことになる。LCCらしくて大変によろしい。



機内最後部に座っていた上にちょっとトイレに立ち寄った私は入国審査の列の最後尾に並ぶことになり、更には到着の遅れもあり、イミグレを通過したのは夜の22:35分。木浦に向かう最終バスは22:30説もあり、最悪2万ウォンくらい支払って務安の街までタクシーかなとも悲しいことを考えていたら、うれしいことに木浦、光州ともに最終バスは23:00の出発だった。ぎりぎりセーフ、だ。

到着ロビーにいたスタッフに教わり、自販機で木浦行きのバスの切符を買う。韓国ウォンの手持ちやT-Moneyも持ってはいたけれど、日本のクレジットカードも通った。今回はまだ行ったことのない木浦を目指す。


務安国際空港から木浦までのバス代は4700ウォンだけれど、23:00発の最終バスは「深夜バス」と扱いで5200ウォン(≒480円)。50円程度の違いはこの際全く問題ではない。バスに間に合っただけでありがたいではないか。


ちなみに、光州や務安に行く最終バスも23:00発。#務安チャレンジ 等とは言うけれど、とりあえず2-3時間に1本はバスがあり、しかも朝6:30から深夜23:00まで走っているのだから、「チャレンジ」という程ではない気もしないではない。最悪、ホテルやモーテルのある務安バスターミナル周辺までタクシーに乗っても20000ウォン程度らしい。まぁ、空港からのタクシーがメーターで行ってくれれば、いや、タクシーがいれば、だけれど。

実際、入国審査終了が2300を過ぎた場合、空いてるのかどうかは分からないけれどセブンイレブンを頼りに空港の椅子で寝るか(できないとのことでした)、他の旅行者など誰かの助けを借りるか、乗り合いタクシーを利用するしかなくなることも事実で、#務安チャレンジ の本質はここにある。




バスの出発まで少し時間があったので、到着ロビーのセブンイレブンでTマネーのトップアップをしておく。韓国旅行でTマネーカードは必需品と言って良い。これがなければバスの乗り継ぎ割引すら受けられない。


バス乗り場は到着ロビーを出てすぐの場所にあるので迷うことはない。ただ、私が乗った日には、務安行きのバスは木浦行きが立ち寄るスタイルになっていて、務安まで行きたいと行っていた外国人観光客は若干混乱しているようだった。どうせ同じバスか同じ出発時間なのだから、多くの観光客には何もない務安に泊まるメリットはない。木浦まで行っちゃえば良いと思うのだけれど、それでも「務安空港に近い宿」を予約する人もいるんだな。



2300発の木浦行き最終バス。車内はがらがらだ。


バスは途中何もない務安のバスターミナルに立ち寄り、


空港から約40分で木浦のバスターミナルに到着した。


さて、この後は宿にチェックイン、ということになるのだけれど、今回私は宿を予約していなかった。

出発日に確実に木浦に到着できる確信がなかったためでもあり、どの予約サイトを見ても木浦バスターミナル近くに予約できる宿がなかったためでもある。



Booking.com

チェジュ航空の務安→成田便は朝8時発であり、これに間に合うには木浦を朝5時に出るバスに乗る必要がある。そのため、私はどうしてもバスターミナル裏の宿に泊まりたかった。バスターミナル裏がモーテル街になっていることは、google map で確認済みだ。少なく見積もっても荘旅館を含め5-6軒の宿があったし、金曜の夜とは言え空室がないことはないだろう、と考えていたのだ。

今回到着翌日後にも調べてみたところ、窓に張り出されているモーテルのラックレートの相場は4万ウォン、荘旅館の相場は3万ウォンだった。さすが地方都市、しかも競争下にある地方都市の宿はお安目だ。

中には、カードなら20000ウォン、現金なら14900ウォンという価格破壊モーテルもあった程で、このエリアの宿がそれなりに競争にさらされていることが分かる。15000ウォン以下でWifiもIPテレビもあるモーテルの個室というのは普通ではない。私ですら安いを通り越して「どういう事情があるのだろう?」と不安になるレベルでもある。多分何か理由はあるのだろうと、興味はあるけれど、今回はパス。


そんな中、今回はこのエリアで最も派手なWA-Motelに泊まってみた。

この宿を選んだのは、派手にやっているからにはそれなりに経営努力をしているのだろう、と考えたことと、価格交渉が成功したためだ。

1泊40000ウォンと言うのを「安くして下さい」で35000ウォンに、更には「もっと安くしてくれたら3泊します」と言って「じゃぁ現金なら」と1泊30000ウォン(≒2770円)にまでディスカウントしてもらえたのだ。もし上手くいかなければ、隣には現金なら14900ウォンの宿もあるし、多少強気の交渉も出来たという事情もある。

1泊30000ウォンというのは宿としても好ましい価格ではないようで、ディスカウントしてくれたご主人は奥様らしい人に「3泊だからしかたないだろ?」的なことをしきりに言っていたっけなぁ。

ただし、その後見せてもらった部屋は見るからにいかがわしい丸いベッドの部屋で、普通の旅行者も利用する韓国のモーテルとは言えこれは嫌だった。スマホの翻訳機能も使わず「四角いベッドじゃなきゃ泊まらない!」と強くお願いし、手に入れたぼがこの部屋。


バスタブには栓がないし、部屋もまぁ「それなりに掃除はしている」レベルだけれど、バスターミナル裏で3万ウォンならこんなものか、だ。冷蔵庫の中にはペットボトルの水と缶入りのお茶が2本。同じ30,000ウォンだった東大邱のラブウェイモーテルのような広さもカップ麺もないけれど、良しとしよう。wifiもそこそこの速度だったことだし。

韓国では一般旅行者でもモーテルを使うのが安上がりだし、バスターミナル近くには必ずと言って良いほどモーテルがある。今回木浦に3泊するのに、この宿、あるいはこのロケーションを選んだのはそれなりに正解だった思う。

あとは隣の14900ウォンの宿がどんな部屋だったのか、どうして荘旅館より安い値段にしなければならなくなったのか、が、結構気になるかな?1泊だけなら試しても良かったんだけれど、3泊の「#謎の激安宿チャレンジ」は、深夜に到着した私には少しリスクが大きかった、かな?

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