世界、大人の社会科見学!

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韓国

2019務安/木浦/珍島② 海割れしない珍島で、まずは珍島犬テーマパークに行き微妙な展示とショーを見学した件

#務安チャレンジと言っても、それは到着時の空港脱出に多少のリスクがあるだけで、空港バスに乗れてしまえば後は何の問題もない。更には23:00の最終バスは、「最終日の入国が完了するまで待っていてくれ、チケットを買わなくとも飛び乗れば現金払いで乗れる」という噂もないではない。極端なディレイでもない限り、結構なんとかなるんじゃないか、というのが個人的な印象だ。

そんな #務安チャレンジ で全羅南道にやってきたのは良いけれど中2日をどこで過ごすか、これは事実上2択だ。長期ならゲートウェイがどこだろうと韓国をぐるぐる回れば良いのだけれど、3連休(前日夜発)の中2日では空港からバスのある光州か木浦のどちらか1都市に滞在することになる。私はまだ来たことのない木浦を選んでみた。

しかし、木浦の市内観光は欲張らなければ1日でもなんとかなりそうだったので、1日は郊外にと考え、浮かび上がったのが珍島、フランス大使が紹介して有名になった海割れや、天童よしみが歌った「珍島物語」の、珍島だった。

珍島と言えと年がら年中海が割れている訳ではなく、毎年4月か5月の数日間だけ、珍島から2.8km程離れた茅島への干潟が現れる。海割れの様子を記録した動画もいろいろあるので、どんな感じはよく分かるのだが、

この日は島のあちこちでイベントが行われ、かなりの人混みになるらしい。車社会で社会の韓国、きっと島の細い道は渋滞も酷そうな気がする。私は人混みが苦手だ。この時期の珍島には,正直あまり来たいと思わない。

しかし他の時期の珍島は「観光要素もないではない、韓国南西端の島」で観光客もそう多くはないようだ。そのため現地では他の時期にも観光客を呼び込もうと無料の民俗芸能ショーを毎週土曜日に実施している。せっかくだからこれを見てやろうと、今回は土曜日を珍島観光にあててみた。

珍島行きのバスは、宿のお隣にあるバスターミナルから出発する。バスの横から宿が見えるという至近距離、Wa-Motelエリアに宿泊したのは珍島行きにも便利で正解だったと思う。



木浦から珍島行きのバスは,曜日にもよるのかもしれないけれど、おおよそ30-50分に1本程度と少なくはないけれど多くもない。私は珍島で行われる二つの無料アトラクションに間に合うように、10:30のバスに乗った。チケットは、自動販売機でも窓口でも買えるけれど、務安国際空港のバスチケット販売機とは違って、日本のクレジットカードは使えなかった。



珍島までは約70分、運賃は7300ウォン。

バスは珍島と半島本土の鳴梁海峡を渡る唯一の橋、珍島大橋を渡って島内中心部にある珍島共用バスターミナルに向かう。絶景とまでは言わないけれど、気持ちの良いドライブだ。


共用バスターミナルというのは、市外バスも高速バスもここから出る、という意味だろう。珍島共用バスターミナルは、2階建てなのが申し訳ないほど人が少なく静かだ。週末の土曜日なのに、と思うほど閑散としている。自家用車でやってくる人の方が多いだろうとは思うけれど、それにしてもバス車内にもターミナルにも人が少ない。


いい感じの場末感がある。橋でとは言え韓国の最南西端、人口3万5000人の島に相応しい、とも言えなくもない。



帰りのバスの時間をチェック。木浦までは1日18本、光州行きもありこちらは1日12本、ソウルや東ソウル、仁川や釜山にも1日2-4本の高速バスが走っているようだ。木浦行きの終バスは夜8:20、光州行きは7:25。よほどのことがない限りそんなに遅くまでこの島にいることはない。

時刻は11時40分過ぎ、最初の目的地は珍島犬テーマパークだ。バスターミナルからローカルバスもあるけれど、歩いても30分はかからない距離にある。

珍島犬とは韓国原産の犬種の一つであり、1938年に「朝鮮宝物古蹟名勝天然記念物第53号」に指定、その後も1952年の珍島犬保護法、韓国政府の文化財保護法による1962年の天然記念物第53号指定(番号は同じなのだな)、そして1967年の韓国珍島犬保護育成法で保護されている。2000年の南北首脳会談では北への贈り物にもされており、それなりの地位を持つ犬種らしい。そんな珍島犬の飼育や広報活動を行っているのが、珍島犬テーマパークだ。

珍島犬テーマパークの少し手前には、同じ運営なのか別の運営なのか、とにかく珍島犬らしき犬を飼育している建物が見える。




珍島犬の特徴は、三角形の立ち耳、巻き尾、あるいは差し尾、固く長い毛、2重構造の被毛、と言うのだけれど、私にはこの犬が珍島犬なのかそうではないのか全然分からない。やっぱり、テーマパーク内部で見なければ、だな


っと、ここは事務所だった。


広報館は、ここですか…。ま、こどもは喜ぶんだろうなぁ…


館内に珍島犬はいないと思うのだけれど、それでもちゃんと靴底を消毒して入館。





ま、その、なんだ… こどもは喜ぶのかもしれないな。

気を取り直して,園内を散策する。


園内はそれなりに整備されているし、遊具もある。間違いなく子どもは喜ぶだろう。ちなみに珍島犬にはハチ公のような忠犬伝説があるようで、広報館1階の映像スペースでも野外の怪しげなオブジェでも、この話が取り上げられていた。せっかく広報展示するのなら、情緒的ではない事実だけを伝える方が良い気がするのだけれど、こどもは喜ぶのかも(以下略



そして土曜日の午後1時、ここ珍島犬テーマパークではちょっとしたショーが行われる。もちろん珍島犬によるものだ。


飼育係(?)さんと登場すると、


まずは伏せや寝転びなどを披露し、


円を描いての行進なども行い、


更には絵筆を咥えて、紙に絵のような線を描く。


広報施設と言うより、場末の観光地のアトラクションのようだけれど、子どもは喜ぶ…どころか、大人も大喝采だ。


そして、このショーのハイライトが競珍島犬。見学者は1000ウォンで犬券を購入し、その犬が1等になると当選者(の誰か)に景品が当たるという、



こういうアトラクションは日本でもよく見る。内容は好みの問題だけれど、広報活動の手法として通りすがりの旅行者には若干疑問も残る。ここ、お役所がらみの施設なんだよね?更には「テーマパーク」という言い方に若干の違和感もあるけれど、大邱の地下鉄火災を受けて作られた安全教育施設も大邱市民安全テーマパークだったし、この辺は韓国では一般的な呼称なのかもしれない。

しかし、公的な施設のせいか入場料は見学料が全くかからない無料なのは、大変にありがたい。広報展示の手法についての疑問も、無料という事実の前には「まぁいいかー」くらいの気持ちで忘れることができる。ちなみにこのショーは、2019年10月の時点で、土曜日の午後1時に行われることは確認できた。平日や日曜日については,よく分からない。申し訳ない。


ちなみに韓国には「珍島犬警報」という言葉がある。
別に珍島犬が人を襲ったり何かを壊したりする訳ではない。北のスパイや軍が韓国で何事かを行うことが予想される状況の警報で、警報の種類はその状況によって珍島犬1号から珍島犬3号までの3種類となる。

韓国では過去に5回発令されていて、江陵112番のバスで見に行くことが出来る北の潜水艦に戻れなくなった工作員による江陵浸透事件や2010年にソウル線の暴落をもたらした延坪島砲撃事件、更には軍内部のいじめが原因ではないかとも言われる江原道高城郡兵長銃乱射事件でも発令された。

戦争の準備態勢であるデフコンとは別物のようなのだが、なぜ北に対する警報が「珍島犬警報」なのか。これは「珍島犬が忠誠心が強く勇猛果敢だから」くらいの理由らしい。この言葉がなんとなく頭に残っていた私は、その分興味を引かれてここ珍島犬テーマパークにやって来たのだけれど、まぁ、その、なんだ、

こどもは喜ぶのかもしれないなぁ…。

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