世界、大人の社会科見学!

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2019務安/木浦/珍島④ #務安チャレンジ でやってきた木浦で食べていたものが、のり巻きにチャンチャ麺、そして秀逸なヘジャンクッだった件

2022/10/03

珍島からのバスは、宿であるWA-Motel隣の木浦バスターミナルに到着する。

時間は午後5時半過ぎ、珍島でおやつののり巻きは食べたものの、もう少ししっかりしたものを食べたくなりはじめる時間帯だ。バスターミナル周辺は「繁華街」ではないけれど、食事に困るエリアでもない。コンビニはもちろん500ccのビールが1300ウォンで買えるディスカウント系スーパー、生肉で評判の焼き肉店やうなぎ店、各種食堂などもそれなりにある。


ところで、最近私は「韓国でどうしても食べたい」とまで思うものが、あまりなくなってきた。食べ物がおいしくない、という訳ではない。どれもそれなりにおいしいとは思うのだけれど、年に何回も韓国に行くようになってからは「内容のわりに結構お高いよなぁ」と感じ始めてきたのだ。誤解を恐れずに偏見を書けば、韓国は食べ物が高い。

更には食堂で飲むビールが5000ウォン前後とお高いのに、スーパーやコンビニで象のマークの発泡酒を買えば1000ウォンから。薄味の韓国ビールがあまり好きではない私にはこれで十分なので、最近は韓国の夕飯と言えば、コンビニ弁当と発泡酒、というパターンも増えてきていた。味気ないと言えば味気ないのけれど、最近は韓国のコンビニ弁当も多少は見た目も良くなってきたし、なにより5000ウォンでビールつき弁当をお部屋でいただけるのは、手軽だし楽だ。

そんな中のり巻き(キムパッ)は、外食の中ではもっとも手軽で、しかも日本とは違う韓国らしい味わいでお気に入りなのだが、最近はお値段がやや上がり気味で、3000ウォンとか4000ウォンとか言い出す店も増えてきた。コンビニで買えば2000ウォン前後ののり巻き、4000ウォンはないわぁ、である。

しかし、木浦や珍島では、どこ店でも2000ウォン。まぁ、いろいろあるのり巻きの中で一番安いのが2000ウォン、なのだけれど、食べ物が安くはない韓国にあって2000ウォン(≒186円)で小腹が満たせるのは魅力だ。今回の #務安チャレンジ / 木浦の旅行では、やたらのり巻きを食べていた気がする。どれも2000ウォンで漬物とスープ付き。韓国旅行でのり巻きがまずかったことはない。


これは帰路の機内の朝食用に買った,コンビニののり巻き、だな。2300ウォン也。

しかしそんな貧相な食生活を送る私でも、韓国に来たらこれは食べたい、というものもないわけじゃない。まずは、チャジャンミョン(ジャジャ麺)とチャンポン、だ。

インスタントラーメンが大人気の韓国にあって、街の中華料理店で提供されるこの麺料理は、インスタント麺ではなく、結構な確率で自家製麺だったりもする。そして、どちらも日本では韓国料理店にでも行かなければなかなか食べられない独特の味だ。私は、これを食べることを韓国旅行の楽しみのひとつにしているのだけれど、運が良いとこんなメニューに出会うこともある。

「チャンチャ麺(짬짜면・チャンチャミョン)」6000ウォン。

チャンポンの「チャン」とチャジャンミョンの「チャ」を合わせた名前のこの料理に初めて出会ったのは、2012年、民主化運動関連施設を見て回っていた光州でのことだった。韓国の大衆中華料理店では最もポピュラーな麺料理であるチャジャンミョンとチャンポンを同時に食べられるこのメニューを初めて知ったと時には、かなり感動した。

ここ木浦バスターミナル近くの中華料理店でも、チャンポンやチャジャン麺が5000ウォンであるのに対し両方が味わえるチャンチャ麺は6000ウォン、しかも他の麺同様1000ウォン増しで大盛り(韓国ではコッペギと言う)にもできてしまう。

別に韓国に来たからと言ってお高い焼肉などを食べたいとは思わないけれど、韓国ならではの味であり、かつお安いチャジャン麺とのり巻きだけは食べたい。スープも味わえるチャンポンも一緒に食べられるチャンチャ麺なら、なお言うことはない。

ただ今回の #務安チャレンジ / 木浦の旅、食べていたのはのり巻きやチャチャン麺だけではない。一応木浦名物も食べてみた。お高いわりに意見の分かれるタコではない。酔い止めスープとされる「へジャンクッ」だ。

ここへナム・へジャンクッはKTXの木浦駅から歩いて2-3分の場所にある。二日酔いに効くスープという意味の「ヘジャンクッ」、中身はなんでもいいのか、と思わないでもないし、実際店によってその味はずいぶん違うらしい。私は他の店のヘジャンクッを口にしたことがないので味の違いは分からないのだけれど、この店ではたいそう骨がいっぱい入ったスープが出てくるとのこと。これはちょっと興味が湧く。

ヘナム・ヘジャンクッは、木浦駅の敷地に隣接する南側、ホームの端を左手に見ながらSAMHAK-ROを100m程歩いた場所にあった。


到着したのは午前11時頃だったと思うのだが、店内には地元の人と思われる客でかなり混んでいた。壁には誰のものかよく分からないが、とにかくサイン色紙がいろいろ飾ってある。韓国では結構有名なグルメ番組にも取材されているらしい。


ヘジャンクッは9000ウォン。円高ウォン安の今ですら846円と、決して安くはない。


しかし出てきたスープは、期待を裏切らない外観だった。結構な大きさの器には、大量の骨付き肉…、というべきなのか、肉付き骨、というべきなのか、ともかくそれがたっぷりと入っている。


スープから骨を取り出して、肉の部分を囓り取る。骨の肉は一般的においしいものだけれど、この食べ方だと更に楽しくておいしい。肉を食べ終えた骨は、スープと一緒に出てくる器に入れる。この器がスープの器より大きい理由は未だに謎だ。

骨のせいなのか味付けの妙なのか、スープもなかなかおいしい。今まで韓国でいただいたスープの中でも、個人的にかなり上位で好みの味だ。


ロケーションが駅に近い旧市街なので、旧日本人街や日本家屋を見学する時に行くのがおすすめ、かな?

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