世界、大人の社会科見学!

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2019釜山/対馬/ソウル⑦ 世界最大級だった豊砲台を見学し、あがたの里で対馬そばを食べ、野生生物保護センターで福馬くんに会い損ね、釜山に帰った件

今回で3度目の対馬ドライブ、そして2度目の対馬北部ドライブとなるのだが、たかだか8年の間に対馬の観光資源が大きく変化することはない。若干不愉快な思いをして韓国展望所を見た後には、近くにある前回同様豊砲台を見学に行く。

国境の島である対馬には明治政府が早い時期から要塞を設けた。1887年東京湾に次いで国内で2番目に工事が始まったのは、清やロシアを意識してのことだろう。実際1894年には日清戦争が、そして1903年には日露戦争が勃発しており、明治政府にとって対馬の要塞建設は急務だったはずだ。

実際、対馬では1861年文久3年にロシアの軍艦が芋崎地区を占拠し、兵舎や工場、練兵場などを建設して半年以上滞留した事件がある。このような無法が可能であったのも離島であったからだくん。ちなみにこの事件はポサドニック号事件と呼ばれるが、「藩士」と呼ばれる一部の人間にとって「文久3年」という言葉は特別な意味を持つ。

まぁ、そんなこんなで、対馬には31ヶ所の砲台が作られた。豊砲台は1934年、昭和になってから作られた比較的新しい砲台であり、軍艦土佐(か赤城、あるいは長門)に使われるはずだった40cmカノン砲を設置しており、世界最大級の砲台とも言われる。

豊砲台の魅力は、建設当時世界最大級であったことだけではない。

砲台入口の真ん前まで車でアクセスできることは大きい。対馬の砲台の中には、道なき道を歩いてやっと辿り着けるところや、シーカヤックを借りなければ辿り着けないところもある。かつて私は、車で行けるとばっかり思っていた砲台までの道がかなりの悪路でレンタカーを傷つけることが怖く、飛行機の時間を気にしながらかなりきつい山歩きをしたことがある。地図だけでは分からないことだってあるのだ。

照明が整備されていて内部をじっくり見学できることもありがたい。内部を見学できるだけでもありがたいのに、更にここでは入口のスイッチを押すと内部の照明が30分間点灯する。うれしい配慮じゃないか!

40cmカノン砲動かすための機械室。私は2012年、この側溝に落ちバリュースタジアムのホームセンターで靴と靴下、そしてズボンを買った。せっかくの照明設備も粗忽者の前では無力だが、照明があるからこそ窓のない機械室内部をじっくりと見学できる。

コンクリート壁の通路を行き砲台跡へ。


40cmカノン砲は、旧軍では「砲塔四五口径四〇糎加農砲」と呼ばれた。

1922年のワシントン海軍軍縮条約により、土佐(か赤城、長門)に搭載されるはずだったこの砲は廃棄せざるを得なかったところ、陸軍と海軍の協力により、まだ利用可能な艦砲を海軍から移管することとなったらしい。当時の空母はそんな大きな砲での砲撃戦も想定したいたんだなぁ。

こんなに興味深くアクセスも容易な場所なのに、私は過去2回、ここで大型バスをや韓国人観光客を見たことがない。大型バスには走りにくいのかも、たまたま、なのかもしれないけれど、騒がしくないことと駐車場で移動を強いられないだけでもうれしい。比田勝からの路線バスなら落土バス停から700m歩くことになるようだけれど、バスの頻度や坂を考えると、やっぱり私はレンタカーだなぁ。

昼食は前回同様あがたの里で対馬そば。対馬北部で「対馬ならでは」の昼食と考えると、どうしてもここに来てしまう。

対馬のそばは、縄文時代後期に大陸から伝わってきたそばの原種に近く、対馬でしか食べられないという。この「~でしか」に私は弱い。前回はあたたかいいりやきそばをいただいたのだが、「対馬そば独特の風味」をあまり感じることができなかったため、今回は風味が分かりやすいもりそばにチャレンジ。

味の違いは、やっぱりよく分からない。普通においしいけどね。

そして野生生物保護センターへ。

野生生物保護センターとは言っても、ここで主に保護されているのはツシマヤマネコだ。むしろ「シマヤマネコ保護センター」と言ってしまえば良いとも思うのだけれど、そこは官公庁、いろいろ縛りもあるのだろう。西表島のイリオモテヤマネコ保護施設も「西表野生生物保護センター」だったしなぁ。


平成最後のこの日、公開ツシマヤマネコである福馬くんは体調不良で公開停止中。再会がならず残念だ。正直私は半分くらい福馬くん会いたさに対馬に来ていたので、残念を越えて無念に近い。せっかく地獄のゲロ船に耐えてきたのになぁ。

しかたがないのでジオラマでツシマヤマネコとのご対面とする。福馬くんに会えなくとも、ここは対馬の自然を知る施設としてなかなか興味深い。


ちなみに3代目公開ツシマヤマネコである福馬くんは、体調が回復せずこの後7月27日に亡くなった。現在では4代目公開ツシマヤマネコとして、「かなた」くんが活躍している。

前回はこの後,東洋で最も高かったオメガ塔跡地の見学かいかん食堂でのとんちゃんの夕食などのイベントがあったのだけれど、今回の北対馬ドライブはこれで終了となる。まぁ北対馬最大のイベントが、比田勝という小さな港町での出入国なのだけれど。

最悪の日韓関係で韓国人旅行者は激減、と聞いていたのだけれど、それでもまだ多少の韓国人旅行者はいる。船賃のディスカウントにより2000円で海外旅行ができるのだから、これを面白いと思う人もいるだろう。私だって似たようなモノだけれど。

強い揺れで往路に地獄を見た身としては、日本で買った酔い止めを飲みかなり警戒して乗船したのだが、復路の揺れは往路ほどでななく、嘔吐は避けることができた。

ちなみに今回、対馬、比田勝で地元の方に大変有益な情報を頂いた。

「あら、ニーナでいらしたんですか?ジェットフォイルじゃないと厳しいですよ?」

船に慣れているかどうかは別としても、地元の方には「高速船は酔う」という認識だったと知り、多少ショックを受けた。よそ者はジェットフォイルと高速船の違いがよく分かっていなかった。

もし次回釜山から対馬に来る機会があっても、私は2度と高速船には乗らない。何があってもビートルかコビーのジェットフォイルに乗る。

さようなら、ニーナ。貴重な経験をありがとう。こんな辛い船旅は初めてだったよ。

もう生涯乗るとこはないけれど。

対馬そば

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