世界、大人の社会科見学!

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2019釜山/対馬/ソウル⑨ ソウル/新村でも洗濯機のある部屋を借りたらちょっとがっかりし、でも近所のドラム缶で肉を焼く延南ソ食堂でちょっと機嫌を直した件

2022/10/03

今回は旅程が長く連れがいたこともあり、釜山からソウルにも行ってみた。

いつもの韓国旅行ではこういう移動はあまりしないのだけれど、韓国は比較的交通費が安いという理由もある。私の日程では往復で6000円程、高速鉄道のKTXを使うより安上がりだった。


もちろんソウルの空港は金浦。仁川と違って1300ウォンの市内バスでソウル中心部に出ることができるのが、金浦の魅力だ。

日本でも首都圏の人口分布的には「成田より羽田の方が便利」な人が多く、成田↔仁川より羽田↔金浦の方が多くの都心の皆さんには手軽ではある。「そりゃデルタも成田から羽田に移るわ」なのだけれど、LCCは基本成田発だし、成田には成田ベースの顧客だっている。私だ。本音を言うと、成田↔金浦でもいいんだけどね。

金浦からは1300ウォンの601市内バスで、今夜の宿がある新村に向かう。

ソウルのお宿、新村・エバー8サービスドレジデンス



Booking.com

今回の韓国では釜山でもソウルでも「洗濯機とキッチンがある部屋」を選んだ。

予約サイトにもよるけれど、少なくとも上のリンクに関して言えば、宿を選ぶとき「エアコン」や「専用バスルーム」の他、「簡易キッチン」やら「洗濯機」やらのオプションがあり、その中でも自分の部屋に洗濯機がありそうな宿として、新村のエバー8サービスドレジデンスを選んでみたのだ。

ただ、検索時、共同バスルームの共同洗濯機を使う場合でも「洗濯機あり」となってしまうことなので、ここはしっかり室内の洗濯機かどうかを確認した方が良い。

このエバー8、最近では珍しい程無愛想で事務的なレセプションが、ネイティブっぽい英語を相手の聞き取り能力を考慮しない早口で話す、この国の若い女性にたまにいるタイプのスタッフだった。(たまに、なんだけどね)

別に困らないけれど、サービス業としてはどうなんだろう。少なくともアメリカのメインランドでこういうタイプの人にはあまり出会わないし、どんな宿だってもう少しホスピタリティを感じるけどね。


部屋は、まぁ普通。1泊のお値段を考えると、殊更良いわけではない。妙に評判の良かった「2面が窓の部屋」リクエストは、当たり前のように通っていなかった。照明の電源を入れたらいきなりブレーカーが落ちたこと、布団をかけ直すと大量の羽毛が飛び出したことなどは、たまたま運が悪かっただけ、と思いたい。

キッチンと洗濯機。

レセプションスタッフの説明によると洗濯機に乾燥機能は「ない」とのことだが、本当はある。このような場合、乾燥機能は「ない」ではなく「お使いになれません」と言うべきだと思うのだけれど、大変流暢な英語での「乾燥機能はない」のお言葉は、「間違い」か何かだったのだろうか。

使わせたくないことは理解できたけれど、私は嘘が嫌いなので使う。

更に、このホテルの部屋の詳細には、未だに「ビデ」があると書いてあるが、これはない。トイレにビデがないので部屋の交換をお願いしたのだが、「館内全ての部屋にビデはない」と断られた。

ビデがないのにトイレットペーパーを流せないので、日本人的には若干の抵抗がないでもない。というか、ないならちゃんと部屋の説明にそう書けよ、だよなぁ。

こんな宿だけれど、場所は国鉄新村近くと、それなりにロケーションは良い。キッチンも一応ちゃんと使える。ここで同行者の希望である韓国で人気の激辛焼きそばであるブルダッグを作ることはできた。

この宿は予約サイトではそれなりに評判は良い。一部の日本人に受けが良いようにも感じるのだけれど、私的には「お値段を考えればそんなに素晴らしい宿って程でもないんじゃないかな?」とも思う。

ソウルには洗濯機が部屋にあるホテルは、まだまだいっぱいあるし、こことはちがって地下鉄の駅から近いホテルだっていっぱいある。そして多分そんなホテルでは洗濯機の機能やビデについて事実と違ったことは言わないだろうし、スタッフももう少し親切なんじゃないかと思う。

正直私は、最後までここと迷ったもっとお安いトップホテルイサンドンにしておけば良かったと思った。ウォシュレットがないならお値段の安いこちらで良かったし、私には愛機シュピューラーがある。

周辺の食環境はというと、まず最も利用したのが、例によってこういう店。安い食事が出来て24時間営業なのは大きい。ディスカウント系スーパーも近くにある。

が、今回はこんな店も行った。あの有名な延南ソ食堂だ。

ドラム缶で立ち食い、というちょっと聞くとかなり魅力的なスタイルのこの店のメニューは牛カルビだけ。

韓国では多くの場合無料でついてくるキムチはもちろん、有料のごはんすら用意されておらず「勝手に持ち込んでね」というスタイルで、私はこういう話に大変に弱い。うれしくなってしまう。

メニューがないため、客が空いているドラム缶コンロにつくと、何のやりとりもなくともカルビが人数分運ばれてくる。ちなみにひとりで行っても2人分出てくるのは、韓国の基本だ。

えっと、ごはん、ごはんが欲しいぞ。隣席だった韓国人のお客さんに、「そのご飯どこで買ったんですか?」と尋ねると、丁寧に売っている店の場所を教えてくれる。

お、ここかここか。てか、レトルトご飯があることを、ハングル、中国語、そして日本語で書いた幟を出している店は、世界広しと言えどもここ以外にそうない。


ごはんは、よくあるレトルトなのだけれど、1パック1500ウォンとその辺の焼き肉屋でご飯を頼むより少し高くつく。焼肉屋では運がいいとご飯にテンジャンをつけてくれたりするのだけれど、ここではそんな期待もできない。

割高かよ!

まぁご飯問題は置いておき、肉だ。

えっとですね、これは大変においしいです。来て良かった。

甘めに味をつかたカルビは、それだけでもおいしいし、店が出してくれるタレも大変においしい。実に見事な韓国のカルビ、だと言って良いと思う。

さてお値段はというと、「国産骨付きカルビに,オーストラリア産ハラミを混合」の一人前150gで16000ウォン。

円高ウォン安の今でも16000ウォンは1500円、個人的には決して安い金額じゃないと思うが、まぁ韓国で牛の焼肉を食べればこんなもんだ。

むしろこの店は、国産肉と輸入品をバランス良く調理し、しかも多分1人前の量も真正直に150gだと思われるので良心的だ。韓国ではどう考えてもメニューに書かれた量に足りない肉を出す店も、ないではない。

でもやっぱり、私には安くはない。韓国の外食は結構割高だけれど、牛焼肉はその中でも特に高いと思う。今回はひとり旅ではなかったのでこの店に来たし、韓国の焼肉店としてはかなり秀逸な店だけれど、やっぱり贅沢品だ。

ちなみにこの延南ソ食堂には、どういう関係なのかは今ひとつ分からないけれど、延南ソ食堂大阪本店、なる店もある。そしてその店のメニューでは、「牛のソソカルビ」は980円だ。正確な量も分からないし単純に比較はできないけれど、とりあえずメニュー価格では韓国の方がお高い。

まぁ私には「韓国で牛のカルビを食べる」なんてことは数年に1回の贅沢だ、ということだ。

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