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クロアチア モンテネグロ 旧ユーゴスラビア

2019クロアチア③/モンテネグロ① ドブロブニクからコトル湾への日帰りツアーに参加し、まずはペラストの街と岩礁の聖母を見た件

2020/04/16

モンテネグロは旧ユーゴスラビアに属していた国で、2003年から2006年まではセルビア・モンテネグロ、その後はモンテネグロとして独立した。

1999年のコソボ紛争ではセルビアを非難するなど必ずしも一枚岩ではなかったし、現在のモンテネグロはクロアチア離れが進んでいるとも言われるけれど、言語的・文化的にセルビア人とモンテネグロ人の違いはほとんどなく、どちらも最後までユーゴスラビアに残った国でもあり、その関係は浅くはない。

1991年から1995年のクロアチア独立紛争時は、モンテネグロ(旧ユーゴ)とクロアチアは紛争関係にあり、何が言いたいのかというと、まぁ、クロアチアとモンテネグロは「ずっとものすごく仲良し」ではなかった、ということだ。

そんなクロアチアのドブロブニクは、モンテネグロの国境から約40kmと結構近いし、更に50km程行くと世界遺産の古都コトルがある。せっかくドブロブニクまで来たのだから、出来ることならかつての戦線を越えてモンテネグロを、そしてコトルを見たい。

ドブロブニクからモンテネグロのコトルまでのバスは、片道15-18ユーロ(クロアチアクーナだと115ー135クーナ)往復だと230クーナ(≒3600円)ほどだった。しかし、観光案内所のスタッフによると、モンテネグロには日帰りのツアーもあると言う。

この話を聞いた私は、旧市街観光を兼ねて旅行代理店を探し歩いたのだが、クリスマス休暇のこの時期店舗を開いている旅行代理店はなく、部屋で夕食を食べながらネットで検索をしてなんとか翌日発のツアーを発見した。

コトルとブドヴァの両方を効率良く観光できる11時間のツアーは370クーナ(≒5700円)。旧市街からバスターミナルまで往復するバス代30クーナや時間を考えると、ホテルまでピックアップに来てくれて、ブドヴァにも行けて、ついでにガイドもしてくれる。バスの場合、事実上6時にはピレ門から市バスに乗ることになるターミナル7時発の選択肢しかないのに対し、ツアーは8時のピックアップ。

ツアー代理店が軒並み閉店してる中、夜の6時に翌日8時発のツアーに参加できるのは幸運と言って良い。ここはツアー参加が正解だろう。

予約はできたものの私のアパートまでピックアップが来るとは思えない。どこで待ち合わせれば良いのかメールを送り、「ピレ門に8時に来てね」の返事を受け取ったのは、夕食を食べ終わってかなり経ってからだった。コンタクトが取れたときにかなりほっとしたことも、ここで白状しておこう。

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翌朝ピレ門前にやってきたのあ8人乗りのワゴン車。果たしてガイドが私を発見してくれるのかが少し心配だったけれど、この季節朝8時のピレ門前にはほとんど人がおらず、「モンテネグロのお客さん?こっちこっち」と車から声をかけられた。参加者は私を含めて5人。こぢんまりとしていていい感じだ。



郊外のショッピングセンターや空港を眺めながら走る。ガイドさん曰く、ドブロブニクの市民はこのあたりのスーパで買いだめすることが多いとのこと。なるほどなぁ。

車は30分少しでモンテネグロの国境に到着した。フリーパスとは言わないけれど、そんなに厳しいチェックと言うほどでもない。

クロアチアの最南端を走る国道8号線は、モンテネグロに入るとE65号線となり、国境から10km程走ったあたりでコトル湾に出る。ツアーの第1の見所は、「ヨーロッパ最南端のフィヨルド」とも言われるこのコトル湾の光景だ。

地図を見れば分かるのだけれど、このコトル湾はアドリア海沿岸部最大の湾であり87㎢の広さがある。そのくせ一番狭い部分は約300mと、ただ事ではないレベルの天然の良港だ。モンテネグロにとっては重要な観光地になっている。

橋があればあっという間だろうななどと思いながらうねうねとコトル湾沿いのE65を走り、最初の訪問地は ペラスト(Perast)の街だ。


ペラストはコトル湾の奥、2つ目の海峡を過ぎた正面にある村だ。岩礁の聖母(Our Lady of the Rocks)と聖ジョージ島(SvetiĐorđe)という2つの小島に近いことで知られている。

天然の島である聖ジョージ島(SvetiĐorđe)には、12世紀に作られたセントジョージ ベネディクト会修道院と周辺の貴族の墓地があり、

人工島である「岩礁の聖母(Our Lady of the Rocks)」には、ローマカトリック「岩礁の聖母教会」がある。

もともと岩礁があったこの場所では、15世紀漁師のボートが座礁しその時漁師がマリアのイコンを拾ったことから、何かのお告げかもと地元の人たちが岩礁を埋め立て島とし、教会が建った。

毎年7月22日のお祭りでは、地元の人が岩礁の周辺にボートから岩を投げ入れ、まだ地味に島作りを続けているとのこと。島の起源を伝えるためのイベントなのだろうな。

岩礁の聖母教会には土産物店もあるそうなのだけれど、今回のツアーでは島には渡らず村を少し歩くだけになる。小さな村は美しく民宿も多いけれど、そんなに見所が多いわけではない。

村の最大の見所は、聖ニコラス教会(St. Nikola Church)になる。

17世紀に建てられたこの教会の前からは、岩礁の聖母教会に行くボートも出る。ちなみに岩礁の聖母教会も聖ニコラス教会もカトリック教会であり、プリストの街には正教会よりカトリック教会の方が多い。これもコトル湾の長い歴史が背景にあるのだろう。コトル湾沿岸には面積や人口から考えて教会や修道院の数が多く、このエリアはモンテネグロの大観光地であると同時に主要な巡礼地でもあるらしい。

ドブロブニクからコトルにバスで行ったのでは、プリストの街を歩いて見ることはなかっただろう。ツアーを選んで正解だったな、うん。

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