世界、大人の社会科見学!

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オーストリア クロアチア 旧ユーゴスラビア

2019オーストリア① Flixbusでザグレブからウィーンまで移動し、秀逸なアパート "Queen's Apartmet" にチェックインした件

サモボルからザグレブに戻り、日の落ちた街を歩く。冬のヨーロッパは日没が早く博物館なども早く閉まってしまうけれど、早寝の人でも夜景を楽しみやすい、というメリットがある。私は日が暮れて間もない街を歩くのが好きだ。


かつて「魔女が集まった」とされたマンドゥシェヴァッツ噴水も、夜は地味にライトアップされて昼間とは別の顔を見せる。華やかで魔女が集まるにはちょっと賑やかすぎる気もするのだが、もともと魔女というのがいいがかりなのだから、あまり関係ないかもしれないな。

ザグレブ大聖堂も、これまた地味なライトアップがされている。むしろあまり華やかではないのが良い。


ザグレブの旧市街の南側、イェラチッチ広場からザグレブ駅に向かう約1kmの道のりは博物館や劇場がある幅100m程の公園となっており、その近隣、公園から500m程度のエリアには、他にも博物館や劇場、そして大学が点在する。こぢんまりとして歩きやすい旧市街だけではない、観光エリアだ。

この日はバレェの公演があるとのことでクロアチア国立劇場に行ってみるが、当日のチケットは売りきれ、とのこと。「12月のバレェと言えばくるみ割り人形」という超人気公演、やっぱり無理だったか、だ。

ちなみにここの一番安いチケットは80クーナ(≒1336円)、日本では考えられない値段でバレェを見ることができる。これもバカンスシーズンである夏のヨーロッパでは味わえない楽しみだ。って、見られなかったんだけれどね。あまり大きな劇場ではないようなので、見逃したくない人は、予約は絶対のようだ。


今回初めて旧ユーゴスラビアの国々を見に来たのだが、極めて興味深い経験となった。

かつて「モザイク国家」と言われたほどの多様性を持ち、冷戦時代には西側とも東側とも一定の距離を置いた外交で1つの国を守り、やがて民族的対立(等)で悲惨な戦争を経験し、そしてなんとかとりあえずの平和を得た、そんな国々を駆け足とは言え10日程度で見て回るのはもったいないし、時間的にも無理があった。旧ユーゴスラビア、これは再訪するしかない。

翌朝、下見をしておいた中央バスターミナルから、ウィーン行きのバスに乗るー。旧ユーゴも面白かったけれど、今夜はジルベスタ-。私は噂に聞くウィーンのジルベスターを一度経験したかったのだ.せっかく近くまで来てるんだもん、見逃したくないぞ!!

12月末のザグレブの日の出は朝7時半過ぎ、朝7時発のフリックスバスは、まだ暗いターミナルで乗客を待っている。

Flix Bus の設立は2011年、ドイツ/ミュンヘンにその本拠を持つ。バスを持たず運転手も雇用せず、地域のバス会社提携してヨーロッパやアメリカで長距離バスサービスを行っている。

ブランドの提供と予約システムや、マーケッティング、サービス内容の管理などをFlix Busが行い、その手数料がチケット価格の25-30%、残りは全てバス会社の収入、という経営が支持され、2019年にはドイツの長距離バス業界の90%のシェアと、年間9億ユーロの利益を獲得している。

ヨーロッパだけでも29カ国2500都市を1日40万便(ほ、本当なのか?) を走らせてるというのだから、今や欧米長距離バスの覇者的存在だと言っても良い。私がパリからレンヌまで初めて Flix Bus に乗ったのが 2016年、この頃にはもうひとり勝ち的状態だったもんなぁ。

Flix Busの魅力はなんといっても基本最安値の運賃だけれど、他にも魅力がある。

まずはなんといっても車内で wi-fiが使えること。全ての乗客で多分4G1回線をシェアするので、ものすごく速い回線、とはいかないけれど、それでも今まで日本のネットラジオを聞く程度のことはできた。100%トイレがあるのも良い。おかげでパスターミナルの有料トイレを使わないで済む。全席に、とはいかないけれど客席にコンセントもあるし、同社には規格があるのだろう、座席間が極端に狭いこともない。

まぁ「安くて安心な高速バス」なのだ。

今回ザグレブから乗ったバスは、スベロニアのマリボル、オーストリアのウィーンを経由する、ベルリン行きのようだ。確認はしなかったのだけれど、ルート的にチェコのプラハにも停まらないわけがない。夏にはザグレブ⇔ウィーンの直行便も1日6便はあるのだけれど、閑散期の始発は事情が違うのかもしれない。

7時にターミナルを出発したバスは、1時間ほどでクロアチアとスベロニアの国境を越える。


様々な民族は宗教・文化が入り交じる「モザイク国家」旧ユーゴスラビアの中で、スベロニアは人口の89%がスベロニア人と言われる。独立戦争も「十日間戦争」と呼ばれる、旧ユーゴスラビア紛争の中では最も小規模なもので、スベロニアの犠牲者は19人でユーゴスラビア側の犠牲者は44人、もちろん悲しい犠牲ではあるのだけれど、他の地域に比べ犠牲者が少ないことも事実だ。

バスは、そんなスベロニアのマリボルに到着する。

マリボルは人口約11万、スベロニア第2の都市だ。歴史のある街だけれど経済的には重工業を基盤としており、その重工業も一時期はかなり落ち込み、2013年のユニバシアード大会開催を、財政難から返上する、という状況だった。

なるほど、街にもそんな雰囲気が漂っている気がしないでもない。私はこういう「旧社会主義国」という風情は嫌いじゃないけどね。

ザグレブを出て5時間20分、バスはウィーンに到着する。時刻表の直行便と変わらない時間で着くのではないか。

ウィーン市内の公共交通機関は、一度利用する毎に2.4€かかるので、今回は自販機で17.1€の72時間パスを購入する。7回乗ればペイする計算だ。3泊4日のウィーン滞在にはもってこいのチケットじゃないか。

FLIXバスが停車する Vienna Erdberg から今回のウィーンの宿 Queens Apartment までは地下鉄(U-Barn)を乗り継いで約40分。



Booking.com


Queens Apartment で予約しておいた部屋は、スモールスタジオ。ジルベスターのこの時期でも1泊40€程のお値段だった。西欧に比べれば物価は高くはないと言われるウィーンだけれど、外で食事をするとなると、そこはヨーロッパ、それなりのお値段になる。私はどうしてもキッチンのある宿に泊まりたかった。

予約サイトには17平米とあったけれど、玄関やバスルームは室外にあるゆったりとした部屋、実際にはもっと広く感じる。キッチンは簡易的なものでシンクは大きくなくコンロも1口だけれど、電子レンジやコーヒーメーカーもあり、簡単な調理には十分だ。

Wifiはというとこれが若干微妙で、ウェブの閲覧やメールには全く問題はないけれど、動画を見ていると時間帯によっては結構停まってしまうこともある。Flix Bus のように、複数の宿泊客で1回線を使い回してるだろうなぁ。

この宿の秀逸なところは、観光地のどまんなかではなくどちらかと言えば生活エリアにあり、100m程歩いた場所には Villa と言うスーパーもある。これが便利で良い。「今日は大晦日だからVillaは5時に閉まるよ」とのことで、あわてて買い出しに行く。

米に飢えている状態で50%引きのステッカーをみてうっかり購入。これは、やめておいた方がよかったかな…

この Queens Apartment wifiの速度以外は極めて秀逸な宿なのだが、なぜかバスタオルがない。10€のデポジットで無料レンタルが可能なのだけれど、チェックアウト時にスタッフが宿にいないと、その到着を待たなければならない。私は出発の朝、30分程スタッフの到着を待つことになった。

wifiとタオルの件が改善されれば、ここはますますもって秀逸な宿となること間違いない。

クィーンズアパートメント、ウィーン

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