2017スリランカ9 ダンブッラからシーギリアまでローカルバスに乗った件
2017/09/29
さぁ、いよいよ今回のスリランカ旅行のハイライト、シーギリアに登る日だ。
シーギリアはスリランカ最大の観光スポットでもあるので、文化三角地帯の各都市からの直行バスもあるようなのだが、一番便利なのはやっぱりダンブッラ。地元の人の話によると、朝から夕方まで1時間に2本ローカルバスが走っているとのこと。乗り場はダンブッラの新市街、出入りの頻繁な停車するバス停だ。
ここからシーギリアに行く旅行者は多いようで、「シーギリア行きのバスどれ」と尋ねると、みんなが親切に教えてくれる。ああ、なるほど、バスの前にちゃんと "SIGISIYA" と書いてあるんだな。
ダンブッラからシーギリアまでは約20km、バス代は40Rs。地域の人の大切な生活路線のようだ。外国人観光客と地元の若者を乗せて、バスは行く。
約30分後、窓から「SIGIRIYA」の看板のついたホテルやレストランの集まった集落が見え始めるが、バスの車掌は「シーギリアロックはもう少し先」と、建物ななくなったあたりでバスを止める。ここがシーギリア入口に一番近い場所らしい。
帰りのバスもここから出るということで、後で迷わないように写真を撮っておく。ちなみに上の地図は、かなり正確にバス乗り場と降り場をポイントしているので、このバスを利用するある人はズームで見ておいて欲しい。
ローカルバスを降りても、シーギリアの入口、チケット売り場は少し遠い。(何もないけれど)バス停かあ非舗装路を1km程歩くことになる。堀沿いに何もない道を淡々と歩くことになり、先を知らずここで心が折れた人を狙って有料のシャトルなんかもやってくるけれど、ここはぜひ見通しをもってがんばりたいところだ。この程度でめげていてはシーギリアには登れない。
シーギリアからバスで30分、歩いて15分、やっとチケット売り場にたどり着く。
外国人様4350Rs(≒3170円)。私はむしろこちらで心が折れそうになる。下に何か怪しげなシンハラ語の文字列があるけれど、多分「スリランカ人50ルピー」と書いてある。200ルピーって話も聞いたけれど。
まぁそりゃ俺たち多少物価の高い国から来てるしこの国に税金も払ってないけどし多少のことは受け入れるけどさ-ぁ、でも、あんまり極端なのは印象良くないぞ!!と言ってもただの旅行者にはどうにもできない。せめてドルじゃなくレートの良い現地通貨4350ルピーで支払う。
チケットには博物館の入場料も含まれている、とのことで、まず裏手の博物館に向かう。結果これは正解で、シーギリアを降りると南側の出口に向かうことになり、疲れた足で東側の博物館にちょっと面倒だ。まぁ、普通知識は見学前に仕入れるけれど。
博物館は日本の援助で建てられたらしい。
内部の重要な展示は撮影禁止になっている。まぁ、殊更重要な展示はないけれど、シーギリアの歴史を知るには悪くない施設だ。
外通路には、この地域の昔の暮らしを復元した企画展示(?)も行われていた。パネル主体の地味な常設展示では満足出来ない学芸員の心意気、だな。
そして何より大切なこととして、ここには清潔で使いやすいトイレがある。この先堀の内側に入るとトイレは平地に2カ所しかなく、階段を登り始めたらそこには1カ所もない。「やっと登った場所なのにトイレのために下に降りて一から出直し」などという悲劇を避けるためにも、トイレはここでしっかり済ませておきたい。
シーギリア