世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017ウズベキスタン25 シャーヒズィンダ廟群の裏手にある現代のイスラム墓地がかなり興味深かった件

2020/01/11

シャーヒズィンダ廟群では最北部のクサム・イブン・アッバース廟が最後の廟なのだが、最奥部には西に抜ける細い通路があり、その先にはこんなものが見える。一般のイスラム墓地だ。

シャーヒズィンダ廟群より広い敷地のこの墓地は、公園にように整備されたエリアもあれば、雑然と墓標が並ぶ見えるエリアもある。整備されたエリアには新しいお墓を作る土地はあまりなさそうなので、新しい土地に埋葬、整備中、ということなのか、あるいは経済力の問題なのか、どちらかなのだろうな。

この柵で囲まれた土塁は、もしかしたら埋葬したばかり、ということなのだろうか?? たまたま置いてある訳ではないことは、柵が他の場所にも置かれてあることで分かる。多分動物が遺体を掘り出さないように置かれているのだろう。イスラム教では土葬を行う。

この墓地の北側の荒れ野が、アフラシャブの丘になる。ソグディアナ文化の中心地だったサマルカンドの街は、紀元前6世紀からこの丘の上にあったのだが、1220年のモンゴル帝国来襲によって破壊し尽くされた。航空写真を見ると、アフラシャブの丘からイスラム墓地、そしてシャーヒズィンダ廟群は一つのエリアだったことを思わせる。

公園のように整備されている、中央通路と西側を歩いてみる。

この、墓石に写真を彫り込んだスタイルは、旧ソ連エリアで見かけることが多い。これはいつ頃始まった習慣なのだろう?写真に近い加工であることからして、昔からということはないだろう。埋葬されたのがどんな人物だったのかはとてもよく分かるけれど、ちょっと生々しいな。

ご夫婦で仲良くお墓にならぶ方も多いようだ。

 

あきらかにご夫婦用の墓所に、お一方だけが描かれている墓石もある。「私はここで、待っているよ」と言わんばかりだ。もう、墓石を作るときに写真だけ掘ってしまえばいいじゃん!と言いたくなるけれど、さすがにそれはまずいか。奥さんが再婚する場合だってあるかもしれないし…、あ、もしかして再婚しちゃって空いてるのかな??

ちなみにこの墓地には、ジョブバザールに近いHazrat Khizr Mosque、President's Tombの方からも入ることができる。

ということは、もしかしたらシャーヒズィンダ廟群には墓地から入ればチケットは要らないのか? 私は10000スム支払ったし、重要な遺跡に適切な対価を支払ったことになんの不満もないけれど、ことの善し悪しは別として、そういうことも可能なのか?

そう言えば、レギスタン広場も裏から無料で入れる場所がある、って、誰かが言っていた気もする。私、こっちは27000スム支払ったけなぁ…。

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