世界、大人の社会科見学!

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スリランカ

2017スリランカ14 キャンディの街にはどまんなかに刑務所があった件

2017/10/11

ホワイトブッダでみつけた刑務所らしき建物を探しに街に降りる。上から見る限り、キャンディ湖の南東、スタジアムの北側に隣接しているようだ。

 

おお、BOGAMBARA(ボガンバラ)刑務所と言うのだな。

ボガンバラ刑務所はスリランカ第2の規模だった刑務所で、1876年に作られ2013年まで使われていた。中には教会もあり処刑も行われた。まだ解体されていないのはここがキャンディでも最も古い建造物の一つであり、かつ、その重要性とロケーションから、観光・商業施設として再利用する計画もあるらしい。

入口にはスタッフのようなそうでもないような謎の人がいたので、「ちょっと見てもいいですか?」と愛想を振りまき、「いいよ」的笑顔の返事を頂いてから、可能な限り内部に接近する。

 

正門には鉄格子があって中には入れない。可能な限りズームで撮影を試みるが、別角度からも見たい。と思っていたら、守衛所のような部屋のドアが開いていたので、笑顔でするすると入り込んでみる。

 

おおお!結構入れるではないか!!獄舎はどうだ?

うーむ。3階建ての絵に描いたようなイギリス植民地スタイルだ。中に入りたいなぁ…。


正門側からはこれ以上何も見えないようなので、刑務所に隣接する建物などから内部を見ることを試みる。まずはスタジアム。

何も見えない。次は北側のモスク。異教徒がいきなりやってきて「刑務所の塀の中が見たいから建物の上層階に入れてくれ」と言うなど、かなり無茶なきもしたのだけれど、スタッフは苦笑いしながら案内をしてくれる。イスラムの人は基本的に旅行者にとても親切だ。

 

北側の建物が少し見える。獄舎の北側と何かの作業棟だろうか。

しかし、建物からでは今ひとつ内部がよく見えないので、次は刑務所裏(東)側の丘に登ってみる。

ここで写真を撮ってると、かつて刑務所で働いていたという人がやってきて、いろいろ話を聞かせてくれた。やはり茶色い3階建ての建物が獄舎で、裏の建物は作業棟だったらしい。

私は内部に入ることができなかったけれど、内部はたびたび市民やマスコミに公開されたようで、動画も残されている。こんなところだったんだねぇ。

刑務所とは実に因果な施設だけれど、人の世に犯罪がある限り、犯罪者の自由を剥奪するこの種の施設はなくならない。何をもって「犯罪」とするかは、ある程度恒久的な原則もあれば、時代や地域・政権によっても変わるものもある。

旅行が好きな私にしてみれば、移動の自由を奪われることはかなり辛い。こういう場所では「幽閉は嫌だ。1週間の入院ですら点滴ひきずって院外に逃げ出したものなぁ」と自由のありがたさを再認識する。

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