キャンピングカーのメリットとデメリット
キャンピングカーにはどんなメリットがあるのでしょう。
また、先に述べた値段や大きさ以外にデメリットはないのでしょうか?
ここでは、道具としてのキャンピングカーのメリットとデメリットについて考えます。
|
キャンピングカーにはどんなメリットがあるのでしょう。
オーナーの方は、口を揃えたようにこう言います。
「思い立ったら、好きな時に好きなところに行くことができる」。私も全く同感です。
(もちろん車なので、行ける範囲は限られていますが。)
例えば海や山に行くことを考えます。
車や電車で行く場合には、切符や宿を予約しなければなりません。もちろん、自由席の利用や飛び込み宿泊も出来ない訳ではありませんが、旅先で宿無しになるリスクを負うことは事実上不可能です。週末や夏休み・冬休みなどは論外です。人気の行楽地に行くには、早め早めに予約を入れて日程を調整しなければなりません。しかし、キャンピングカーがあれば話は別です。
金曜日仕事や学校が終わり家族が集合したら、お風呂にでも入りそのまま出発します。
深夜の道路の混雑しない時間帯にできるだけ目的地近くまで走り、深夜サービスエリアやパーキングエリア、あるいは道の駅などで仮眠します。子どもたちは移動中に寝ているかもしれませんね。翌朝目的地近くにいれば、行楽地はまだ混雑していません。移動時間のロスなしで現地で活動することができます。もちろん、予約など何の事前手配もなしに。
|
私がキャンピングカーを選んだのには、もう一つの理由があります。
tg家は3DLKのマンションで暮らしています。こどもが小さかった頃には自分の書斎兼スタジオを一部屋
確保することができたのですが、上の子が小学校に入った時には書斎が狭い部屋になり、中学生になった時にはついに部屋を剥奪されてしまいました。 今の私の「書斎」は、ダイニングテーブル一番奥の僅かなスペースだけです。
一時は本気で別荘の購入も検討しました。もちろん高価なものではなく裁判所の競売物件です。
これなら200万程度からまだまだ使えそうな家が山の中に手に入る、そう思って何年も物件情報をチェックしていましたが、理想的な物件には農地法の規制等があり、なかなかこれだというものには出会えませんでした。
しかしキャンピングカーを手に入れれば、そこを書斎として活用することができます。
休日には家族の遊び道具であり、それ以外は私の書斎。キャンピングカー選びにはそんな思惑もありました。"もう一つの部屋 = 私専用の書斎" であり、動く別荘にもなり得るキャンピングカー。これがワゴン車+αの価格で手にはいるのです。私のキャンピングカー購入の意志はますます堅いものになりました。
|
ではデメリットはないのでしょうか?
当然あります。車種によって違いはありますが、アウトドアジュニアの場合は登り坂に弱く、峠道ではしばしばセカンド、時にはローにギヤを入れることも多くあります。しかしジュニアはまだ良い方で、もっとシェルの重い車では、これ以上に速度が落ちるようです。
また高さに制限があるため、立体式の駐車場やゲートの低い洗車場に入れません。後方の視認性が悪いためバックアイモニターは必需品となりますが、それでも車両後部、左右の上端の様子はあまり良く分からないので、バックの時には注意が必要になります。
自動車保険 (任意保険)で苦労する方もいるようです。
キャンピングカーの場合、新規任意保険への加入を断る会社もあります。私の場合は、今までお世話になっていた保険代理店の方にお願いして加入することができましたが、車検証だけではなく、外観の写真や契約書(作りました)など、ちょっとした追加資料を要求されました。いわゆる「いかさま8ナンバー」対策なのかもしれません。それともFRPなどの修理費が高いせいでしょうか?キャンピングカーの事故率は低いと思うのですが。
しかしそれらのデメリットを差し引いても、キャンピングカーがもたらしてくれる楽しさを考えれば、私には大きな問題ではありません。どうしても高さや燃費が気になるのならバンコンを選ぶという選択肢もあります。馬力だけなら、ベース車両のエンジンが強力なものを選ぶこともできます。
|