キャンピングカーに関心はあっても、購入をためらう方は多いと思います。

「値段が高い」、「駐める場所あるの？」、「あんな大きな車、普段は使えない」、「結局宿に泊まった方が安上がりでは？」、などなど…。　果たしてそうなのでしょうか？

　 実際は違います。中には高価なものも巨大なものもありますが、キャンピングカーには様々な種類や
車種があり、想像以上に使い勝手が良いものも多くあるのです。ここでは、一般的なキャンピングカー
への疑問についてお答えします。

大きくて使いにくい

　確かに1000ccクラスの小型車のようには扱えません。しかし、バンコンや国産キャブコンの多くは5m x 2m以内の大きさを意識していて、２３区内のコインパーキングにも全く問題なく駐車できるのです。
しかも、その回転半径は、実は５ナンバーのワゴン車より小さいことはほとんどです。事実、私の選んだ国産キャブコン（アウトドアジュニア）は、それまで乗っていた５ナンバーのワゴン車より、最小回転半径が小さいのです。これには、実は私も驚きました。さすが商用車、ですね。もっともそうでなければ、宅配便の車は仕事にならないわけですが。私の乗ってるアウトドアジュニアは国産最小クラスなので、まずます切り回しは楽です。アウトドアジュニアのみならず、他の５ｘ２キャブコンを選んだ方も、口を揃えて同じことをおっしゃいます。

値段が高い

　確かに安価ではありません。普通車なら１００万円少々出せば普及タイプの新車が買えるのですから。
しかし３列シートのワゴン車だと２００万から、ちょっとグレード上がると３００〜４００万円程度です。
４００万円を越えるものも少なくありません。

　 ではキャンピングカーはいくらくらいするのでしょう？｝
専門誌AUTO CAMPER (オートキャンパー)(の価格リストを見ると、最も安いものは１８９万円。
キャンピングトレーラーではありません。ちゃんとエンジンもタイヤもあるキャンピングカーです。
キャンピングカーと聞いて多くの人が考えるキャブコンタイプですら３００万台前半から多くあり、
軽自動車のキャブコンに至っては１５３万円です。これでもキャンピングカーは高いと思いますか？
私には上級グレードのワゴン車の方が「豪華で高価」だと思えます。

ちなみに、私のアウトドアジュニアは、発電機などのオプションを後付けすれば３００万円以下です。

燃費が悪い

　後述するバンコンを選べば、それほど燃費は悪くなりません。キャブコンはシェルを乗せた分重くなり
当然車体だけの時より燃費は悪くなります。では実際にはどの程度なのでしょう？

　 私のアウトドアジュニアの燃費は、通勤や街乗りで７ｋｍ前後です。ディーゼルエンジンではありません。ガソリンエンジンでこの数字です。新型のジュニアでは１０ｋｍ近い燃費だったこともあるそうです。
これは以前乗っていたワゴン車とほとんど変わらない燃費です。車種により違いがあるので一概には言えませんが、「必ずしも燃費が悪い」ということはありません。

宿の方が安上がり

　よほどの高級車でない限り、キャンピングカーはキャンピングカーです。１２畳の温泉旅館とは居住性は雲泥の差です。キャンピングカーでの宿泊は「動くコテージ」での宿泊と考えるべきでしょう。
比較すること自体が間違いなのです。特にアウトドアジュニアのダイネットは狭めなので、くらべる気持ちも起きません。^^;

　 それでも敢えて考えるなら、それは使い方次第と言えます。有名なお祭りを見たい時、人気の花火大会を見たい時、その場所の宿泊費は高騰します。旅館に泊まればおいしいごちそうがいただけるとしても、
一人２〜３万円、家族全員で１０〜１５万円かかることになります。
そういう機会が５回あったらどうでしょう？１０回なら？３０回なら？
　
キャンピングカーなら宿泊費はかかりませんし、渋滞の時、子どもたちを寝かせることもできます。それぞれのキャンピングカーには個性や特徴があり、どれも魅力的ですが、アウトドアジュニアに関して言えば、電気、水（なんと１５８リットル！）、トイレなどライフラインが確保されているので、多少の渋滞など問題ではありません。

自分の車と言うことで、ちょっとアウトドアジュニアをひいき目に書いてしまいましたが、温水シャワーが不要な方、発電機がむしろ嫌いな方など、それぞれキャンピングカーに求める物は違うと思います。このサイトは、可能な限り、ゼロからのキャンピングカー選びをお手伝いするつもりで作りました。アウトドアジュニア以外にも目を向けて読んでいただけると幸いです。