16年間50回500日間以上の海外旅行経験を元に、子ども・赤ちゃんと行く海外旅行のノウハウと旅行記をまとめています

タイトルロゴ赤ちゃん・子どもと海外旅行

・1997 北インド(デリー、バラナシ、アグラ、タイ)17日間

 この記録は、書き方も文体も今までと全く違います。
 過去参加してたMLに投稿したものをまとめたです。
 おかしな書き方も目立ちますが、ご容赦ください。

 この旅行記はページ数が多いのでメニューをつけました。

 1."到着"、2."鉄道"3."国内線飛行機"4."バラナシ観光1"
 5."バラナシ観光2"6."バラナシ観光3"7,"その他いろいろ、アグラ"

 



6 「Varanasi 観光3」

バラナシ1 昨夜と同じアシアナ航空のような名前のレストランに出かけ朝食。コーンフレーク、紅茶、卵2個、トースト、ヨーグルトの朝食セットがRs60。これを2人前にロティを数枚追加。Rs150位。結構混んでいて、なかなか料理が運ばれてこない。ウェイターは少し込み入った英語だと分からないようで同じことを何度も言う羽目になる。

  私 「だから、追加じゃないんだよ。メニューを見ろ。朝飯には卵二つがついているだろ?でもまだ来ていないんだ。だから持ってこいよ。」
  男 「はい。追加でよろしいですか?」

 結局朝食に2時間弱かけてしまう。店内には日本で英語を教えている米英アイルランド人グループがいて、こちらに気づく。きれいな日本語で「大変ですね」。少し雑談。実は数10分前、子どもと しりとりをやっていたとき、私は受けを狙って余り"好ましくない言葉"を使っていたのだ。まさかこんな場所に日本語を話す外国人がいるとは…。あの言葉、聞こえていたかな?壁に耳ありだ。違うか。

バラナシガート オートリクシャーでガート方面へ。昨日シルク屋の親父に訊いておいた相場-Rs30-で交渉成立。初めの車は Rs100などどインドらしいことを言って 私たちを喜ばせてくれた。もちろん大喜びして追い返す。目的地はDashashwamedh Ghat。ダシャーシュワメードガートだが、オートリクシャはその数百メートル手前のゴドーリヤ交差点手前までしか入ることができない。人混みの中をゆっくり歩く。例によっていろんな奴が声をかけてくる。黙殺モード。この辺はやばそうで ビデオやカメラなど出せそうにない。

 やがて目の前が開け河が見える。ガンガーだ。娘が「これがお父さんの言っていた神様の河?」と訊ねる。もう少しきれいな水を想像していたようだ。 もう昼近くなので、人は多くない。ゆったり歩くことが出来る。それでも 沐浴している人もいる。洗濯もしている。絵に描いたような光景だ。河添い を散歩。乾期なので川沿いに自由に歩くことが出来る。100Mほど上流に歩き、 カメラとビデオを取り出す。

久美子の家1

 
  妻がどうしても見たい、というので有名な日本人宿「久美子の家」の下まで歩く。懐かしい。あまりの懐かしさに階段を上がり、入口の前でカメラを構えてしまう。 「済みません、ここで写真を撮ってもいいですか?」と中に声をかけると、久美子さん登場。数枚写真を撮ると「中にはいんなさいよ」とのお言葉。 ありがたくおじゃまさせて頂く。中にはシャンティーさんもいる。

私「お久しぶりです。10年ぶりです」
久「そう? 覚えてないわねぇ。それより奥さんは見たように思うけれど」
妻「私インド初めてなんです」
久「どこに泊まってるの?」
私「実は,,Clarksなんです。」
久「あら、金持ちになったんじゃない(^^)」   いや、なってません。^^;

 昔と変わらない冷蔵庫。でも中には瓶詰めの水や缶コーラ。とりあえずコーラと水を取ってお金を払おうとするけれど、久美子さんは受け取らない。 申し訳ないので、水だけ頂く。シャンティーさんが子どもにビスケットを 持ってきてくれる。「おもしろいよ」とテレビをつけたらCNN。うーむ。時代は確実にかわりつつある。

 更に世間話。インドもここ2,3年金持ちが出始めていること。息子さんがバラナシヒンディー大学に入ったこと。(私はこの息子さんの宿題を手伝ってあげたことがある。その成果だな^^).息子にせがまれPCを買ったら 馬鹿高い関税を払わされたこと。バラナシで殺された日本人観光客の話と新聞記事の切り抜き。行方不明者の張り紙について。etc。

 一緒にいた若い日本人が電車で身ぐるみ剥がれた話をする。2等寝台で家族連れと話し、子どもにビスケットをもらって食べたら薬入り。お腹に 巻いていたT/Cやパスポートまで盗まれたとのこと。かわいそうに。家族連れには気を許してしまいそうだからねぇ。運良くパスポートやT/C、航空券は バラナシの警察に届いていたそうだ。電車の中でやられても、バラナシの警察に届いていたなんて、泥棒一家のご配慮か?久美子の家屋上

 久美子さんが「屋上を建て増ししたのよ。見てきたら?」と言うので、階段を昇る。部屋はあまり変わっていないが、それでも寝るところにマットレスがあるぞ。昔はベニヤ板か絨毯しかなかったけれどねぇ。奥に行くと、以前屋上だったシャワーやトイレが室内になっていて、その上が屋上。ひろびろして気持ちいい。眺めも良い。大変くつろぐ。ああ、ここはいいなぁ。 少なくても1週間くらいのんびりしたいぞ。
ちなみに久美子ハウス、ドミトリーでRs60。食事は別料金。

 シャンティーさんにボート屋を呼んでもらい、お別れ。気づかれないようにテーブルの上にRs30程置いておく。なにせ「金持ち」になっていることだし

 

ガンがーのボート

 
 久美子ハウス下のボート屋は、相変わらず一人Rs10。上流の火葬場まで行き下流の火葬場(マニカルニカ)まで下り、久美子ハウス下に戻ってくる。久美子ハウスから歩くのも面倒なので、マニカルニカガートで降して貰う。

 焼いている焼いている。次から次へと運ばれてきては焼いている。ボートのお兄ちゃんが「見ているだけなら全く問題はない。いろいろな奴が来ては嘘を言うが、絶対についていっては行けない。それから(河から見て左側の) 建物に入っては行けない。悪い奴らが観光客を連れ込んで写真を撮らせ、 あとで金を脅し取るぞ。」などのアドバイスをしてくれたので、自信をもって見物する。しかし遠巻きに見ていても「いろいろな奴」がうるさくてしかたない。

  あまりにうるさいので、反対側(上流側)に行き、 焼いている場所のすぐ側(2m位の距離)まで行ったら、誰も声をかけなくなった。ここは周囲の見物人から丸見えだものねぇ。距離も近く風上で、見物にはベストポジション。この辺にもインド人はいるが妙に親切で、足が焼け落ちたり頭蓋骨から湯気が吹き出したりするたびに「ほらほら」と教えてくれる。

 近くで犬が何かを食べている。黒こげの肉のように見える。妻が「あれ,,」と指さす。「まさかね」と言っていた妻も、焼き上がりを河に捨てるところを目撃し確信に至ったようだ。人喰い犬。まだ小さな子犬が人喰い犬の乳を飲んでいる。かわいいけれど、その栄養源は人間なんだよね ^^;

 なんだかんだで2時間弱見学してしまう。一人焼くのに4時間かかるそうだが、焼いている数が多いので、全てのプロセスを見ることができた。子どもたちも良くつきあってくれたものだ。

 マニカルニカガートからゴドーリヤを目指し、迷路のような路地を歩く。途中"Goverment BANGU Shop"を発見 昔見たやつは土壁に穴を開けてその上に汚いペンキの字が書いてあっただけだけれど、これは銀行のような窓口に、立派なプラスチックプレートを下げてある。これならGovermentもうなずける。感心して眺めていたら、汚い服をきた親父がなにやらお札を一枚出して(Rs10かな?)、緑の固まりを受け取り口に放り込む。真似しようと思ったがとりあえず思いとどまり、かわりにカメラを出そうとしたら、近所の子どもが"No,No"と禁止する。やっぱり、公にはできない場所なのだな。

 サイクルリクシャーで駅。Rs20。最初Rs10で交渉したが不可で、Rs15、Rs20と数字を上げていく。親父は迷ったあげく15でOKを出したのだが、迷っている時間が長過ぎて、OKの返事とこちらのRs20の声が同時に出てしまった。とても悔しい。

 子連れで初のサイクルリクシャ。下の息子を抱きかかえ、家族4人で乗る。オートリクシャに比べ、見晴らしが良く気持ちいい。車引きはお年寄り。少し昇り坂になると、自転車を降りて車を押す。妻は少し後ろめたそう。その気持ちはよく分かる。私も昔はそうだった。でもプロがプロの仕事をしているのだから、我々は客として振る舞うしかない。

 少し疲れたので、ツーリストバンガローで紅茶。Small PotでRs20位。4人に十分な量。庭で本を読んでいる日本人に「お子さん連れですか。 大変ですね」と声をかけられる。いや、それが思ったほど大変じゃないのですよ。

  紅茶を飲みながら協議。今日は十分楽しんだとの結論に達し、夕食をとって帰ることにする。バンガロー前にたむろしていたサイクルリクシャが声を かけてくる。

  「Varuna橋。Rs10」
  「Varun橋はとても遠い。Rs30だ」(本当は2km位)
  「じゃいらないよ」
  「分かった。Rs10で行く」

Varuna橋からガートまでオートリクシャでRs30なんだから、Rs10程度が適当でしょ?。

 夕食は歩き方とロンプラ両方に紹介されている Canton Garden Restaurant。Clarks Hotelから近い、Hotel Suryaの中にある。カレー2種、ロティ、 焼きそば、野菜料理、水、お茶、ビールでRs200台だったかな? ここは安くて 味も良く、おまけに一品の量が多い。(同じ様な物ばかり食べているが、 カレーは色々種類を変えているのだ。ただ名前を覚えていないだけで,,)大変に満足。ビールはRs70。インド滞在中最安値。ラベルに「アルコール飲料の 摂り過ぎは貴方の健康に害を与えます」と書いてある。その通りだ

 ホテルに帰り、煙にまみれた身体を洗う。
 

戻る | 次へ | トップ


[PR] 在庫整理!? 資金確保!? 1年365日福袋を買える場所があるんです!

[PR] [楽天カード]年会費・入会金永年無料全員にもれなく楽天市場で使える2,000円分のポイントプレゼント!

ページトップ | サイトマップ | このサイトについて |

このサイトはリンクフリーです。ご自由にどうぞ
©2006 赤ちゃん・子どもと海外旅行 all rights reserved.