2006 タイ /バンコク・クラビ (Nasu 4歳)
10 クラビでダレる
(2006.8 クラビ 10 natu4歳)
今回の旅行では、前半に精力的に活動しすぎた。
我が家の旅行は1宿1週間を基本理念としている。もちろん旅行自体が1週間にもならないことはあるし観光をたくさんしたい時もあるので、そうではないことの方が多い。だから基本「理念」なのだが、ひとつの街と宿にはある程度長くいないと、なんだか素通りのように感じて寂しく感じてしまうのだ。
上の子どもたちが小さい頃の旅行は「ひとつの宿に2週間、出かけても宿は変えずちょっと遠出」という感じだった。それはそれで結構楽しかったし、毎年同じ宿に行くことで知り合いが増えていくことも楽しかった。我が家は夫婦とも実家が都内なので、帰省がわりに長期滞在をする、という気持ちもあったのかもしれない。
まぁ何が言いたいのかというと、我が家は全員ダレることには傑出している、ということだ。優秀な遺伝子と恵まれた環境により、子どもたちもダレることでは両親にひけを取らない。
全ての荷物をホテルのクローゼットにしまい込めば、そこからはのんびりした日々が始まる。前半の旅の疲れを、ここクラビで癒すのだ。
「何もしなくて良い」というのは大変気分がよい。仕事だけではなく旅行でも同じだ。それなら家にいれば良いではないかと言われそうだが、いつもとちょっと違う、そして多少魅力的な環境でダレることができるのが、旅行の魅力でもある。
次女はとにかくプールに入る。
ひとりっきりにはできないので、誰かがデッキチェアで本などを読みながら見守る。
長男はホテル周辺の海や川を探索に行く。
それほどきれいな海ではないが砂浜も岩場もあり、小川にもマングローブが生えていてそれなりに楽しいようだ。
長女は「部屋で勉強をする」と嘘をついて、だらだら音楽を聴いたり本を読んだりしている。
次女の面倒を見るのが嫌なのかもしれない。嘘を暴くため証拠写真を撮る。
それぞれ自分の好きなように時間を過ごしながら、時が来るのを待つ。その時がやってくるのを待つ。そう、お腹が空いて夕食にでかける時を待っているのだ。だらしないダレ旅行での一番のイベントは夕食だ。
動物と同じ水準だな、これは。