2006 北タイドライブ (Nasu 4歳)
9 「メーホンソンでひと休み」
連日の強行軍で家族全員少し疲れ気味のようだ。
隣の部屋の長女たちに 「朝ご飯を食べに行こう」 と声をかけるが成人2名は 「もう少し寝る」 とのことで、次女だけが 「ごっはん〜♪、ごっはん〜♪」 と元気に出てくる。子どもは元気だ。体の中に元気汁が流れているに違いない。ちなみに私の体の中には、黒〜い疲れ汁がたまっている。
チャーリーハウスの前には何軒か屋台が出ている。長男、次女と3人でカオトム(お粥)の朝食。豚ミンチ、卵のお粥それぞれ15バーツ。
このお粥がおいしい。タイ風のカオトムではなく、米を砕いてスープで炊いた完璧な中華粥だ。タイの屋台でここまでちゃんとした中華粥を食べたのは初めてかもしれない。考えてみれば、このエリアは国民党軍の村があちこちにある。このおじさんも、そういった人たちと何か関係があるのかもしれない。
前日がんばってパーイまでたどり着いたおかげで、メーホンソンにはあっという間に着いた。道も昨日とはかなり様子が違い、ギアをローに入れるようなカーブはあまりない。どうやら昨日は、一番辛いところを乗り越えた時点でギブアップしてしまったのだな。
メーホンソンは一応空港のある街だが、それでもやっぱり片田舎だ。大型のスーパーはなく、街に1軒あるセブンイレブンだけが値札付きの商品を売っている。そんな街だ。
とりあえず日々の強行軍と手痛い敗北を癒すため、ここではそこそこのホテルを取ることにする。
"Rooks Holiday Hotel & Resort"
http://www.sawadee.com/hotel/thai/rooksholiday/pictures.html
ホテルの入り口にタクシン首相の記念植樹があったりもする、ここではまずまずのホテル。
レセプションで部屋の値段と聞くと2800バーツとのことだったが、「プロモーションとかやってないの?」と尋ねるとあっという間に40%割引きになった。この場合最初の2800バーツには税とサービス料17%が加算されるが、プロモーションなどの価格は大抵 "NET" つまり税・サービス料込みなので40%以上の割引きということになる。全員の朝食もついているのでまずまずだ。コネクティングルームもあり、 家族連れにはありがたい。
部屋も水準は低くない。窓からの眺めも「いかにもメーホンソン」という感じで良い。今日は1日このホテルで休養することにする。
荷物を部屋に置き、プールに行く。我が家以外誰もいない。金正日一家が第72招待所で水遊びをしているような気分で大変くつろぐ。次女と長男は結構プールではしゃぎ、大人はデッキチェアでだれる。山岳僻地リゾートだな。
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夕食は、メーホンソンに来たらここと言われる (というより他にあまり選択肢はない) "Bai Fern Restaurant"。
http://www.travel-phuket.com/phuket-restaurants/baifern.htm
ホテルのスタッフも推薦するこのお店、値段もローカル価格でサービスも良い。長女が名物のハーブで包み揚げたフライドチキンをたいそう気に入っていた。タイでは安くはないビールや料理数品を取り700B程。まずますのお勧めかも。